かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

石取会館(旧四日市銀行桑名支店)

2010-04-21 | 三重の近代建築

桑名の建築散歩~その5

九華公園から桑名駅方面に向かうと、旧東海道沿いの昔ながらの街並みに石取会館があります。
大正14年に四日市銀行桑名支店として建てられ、現在は石取祭車を展示し、桑名の石取祭を紹介する石取会館として再活用されています。
このあたりは大正から昭和にかけて、銀行や役場、警察署などが建ち並ぶ旧東海道筋の古い町並で、桑名の中心地として栄えました。
現在はその頃の面影を残す建物は石取会館だけになってしまいましたが、そのクラッシクな外観は、桑名の在りし日の街角を今に伝えています。


■石取会館(旧四日市銀行桑名支店)/桑名市京町16
 竣工:大正14年(1925)
 構造:RC造2階
 撮影:2010/3/21



■建物正面~角にアールをつけ2階分の縦長の窓を設ける



■建物裏側~いたってシンプルな外観



■外壁の柱と窓上部のデザインに簡略化された古典様式のデザインが見られる