かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

主税町カトリック教会礼拝堂・司祭館(東区主税町)

2010-02-13 | 名古屋の近代建築

■主税町カトリック教会礼拝堂/名古屋市東区主税町3
 竣工:明治37年頃(1904)
 構造:木造1階


現存する市内最古の教会で、礼拝堂は白漆喰塗、瓦屋根で明治期のカソリック教会の特徴を残しています。
隣の鐘楼は平成2年創建時の姿に復元されたもので、明治23年当時マルセーユで製造された鐘の音が現在も鳴り響いています。
(カトリック主税町教会案内パンフレットより)




礼拝堂内部はゴシック様式の教会のような重厚さはありませんが、簡素で明るい雰囲気。
町の教会として長年人々に親しまれてきた様子がうかがえます。
明治期のカソリック教会堂によく見られる当初は畳敷きでしたが、現在は椅子が置かれています。


 
礼拝堂内部の色ガラス



■主税町カトリック教会司祭館(現信徒会館)
 竣工:1890(M23)頃
 構造:木造2階

昭和40年頃、国道の拡張に伴い建物西側が削られ同時に鐘楼も撤去されました。
下見板貼りのコロニアルスタイルの建築で、米国産チーク材が使われています。




■主税町カトリック教会司教館(現司祭館)
 竣工:昭和5年(1930)
 構造:木造2階

司祭館の東隣に昭和5年増築され、現在は司祭館として使われています。