Shohei Watanabe's Room

足あと・音楽・気付き などなど

霞沢岳 ③ 徳本峠~P2付近

2022-10-30 20:30:49 | 旅行記

徳本峠からは、まずジャンクションピークまでの距離1.2km 標高差300mの急登です。

これはゴゼンタチバナの実

8:55 徳本峠から約500mほど進んだ場所で、すごいペースで下から登ってくる方がいてビックリ!
絶対に逃げられないと思って、あっさりと先に行ってもらいました。聞けば小梨平(上高地バスセンターそばのキャンプ場)を7:00に出たとの事。自分が6:35出発だったから、1.5倍のペースでした。
山頂までは1本道だから、引き返してくるタイミングで山頂までの距離を測れると思い、この先とても参考になりました。


9:10 登り切ったのか、少し平坦になった場所。ぬかるみで滑らないよう気を付けて進みます。

9:11 8.3km地点 ジャンクションピーク(標高2428m)です。この場所は本当は展望がいいはずですが…ちょっと残念!

ここからは距離約2km・標高差150mの下りです。

9:33 約9.3km地点の小湿地(標高2261m)。ここがジャンクションピークから一番下った場所になります。

9:40 P2と呼ばれる場所辺り。別に標識等はありません。

次のポイントK1(標高2950m)まで距離1.8kmで標高約300mの登り返しです。


この先もガスの中、道幅狭い登りを黙々と登っていきます。
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霞沢岳 ② 徳本口~徳本峠

2022-10-28 20:19:16 | 旅行記


徳本口からの道。それまでは整備されていて賑やかだった道から、一転して本当に静かな道になりました。

すでに撤去された標識を発見。この光景は槍ヶ岳に登った時も同じなので、あまり気にしていませんでした。

これはマイヅルソウの実かな?前回も見ました。

8:15 約6km地点。沢沿いから登りが始まったあたりで、予想していなかった先行者を発見。
この先について聞くと、山頂までは行けるよ との事でしたので、再びスイッチが入りました。

途中滑りやすい木製のハシゴなどを通過しましたが、それほど登りはきつくなかったように感じました。

ちょっとした水場ですが、今思えばここが最初で最後の水場でした。コースタイム的には、ここから山頂まで往復約8時間なので、季節によっては水分補給のタイミングなどかなり重要になりそうでした。

水場を超えて登りが急になってきたあたりが徳本峠まで0.8km地点。ここに次の標識を発見。

8:28 約7km地点の徳本峠小屋分岐点(標高約2140m)です。左に行けば小屋で、右に行けば霞沢岳方面のショートカット道です。

裏に回って書いてある文字を確認。距離的に言えば山頂までここからあと約4.7kmくらいだから、結構はやく着いた方かな?

ショートカット道の途中で、初めて霞沢岳の名がある標識を発見。とりあえず道はあっているという事で一安心です。

霞沢岳まではここ徳本峠を超えてからが急登&登り返し&細尾根という核心部分なので、ちょっと早いですが約5分ほど一休み。ガスってはいましたが、登山道は明瞭で迷う心配はなさそうだったので、オーバーワークにならないようペース配分だけを気を付けて先に進むことにしました。

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霞沢岳 ① 上高地~徳本口

2022-10-26 22:33:27 | 旅行記

10月第3週は北アルプス:霞沢岳でした。
バスや電車の手配をしていましたが、上高地までの距離が関東の時よりも近い事に気付き、久しぶりに自宅から車で現地まで行きました。


10月17日 23:00頃自宅出発→5:45 約270km走って沢渡駐車場に到着。

途中で仮眠で寝坊してしまい、6:00発のバスにギリギリでした。

思ったよりも寒くないなーと思って、当時の気象状況。山頂は午後から晴れそうですが、帰りのバス時間を考えると晴れは見込めなそうだな…

6:35 上高地バスターミナル到着。そういえばここは2020年の奥穂高岳以来だから、昨年は一度も来ていませんでしたね。

霞沢岳までは距離 往復23.4km・標高差約1700m(1100m+登り返し600m)・コースタイム 往路7時間30分・復路6時間です。
距離は23.4kmですが、最初と最後の約10km(片道5km×2)は平坦な道なので、実質13kmという気分でした。
最終の上高地発のバスが16:45頃だったので、最低でも16:00(コースタイム9時間30分)くらいには戻れるでしょくらいの気持ちでした。

6:40 出発。いつも通るこの道を抜けると、

河童橋と奥穂高岳です。こちらもあまり紅葉の色づきは良くないようで。

平坦な道ではできるだけ時間を稼ぎたいと、1km10分ペースで歩きます。

7:10 3.2km地点の明神館(標高1530m)です。ドンピシャ10分/kmでした。
そしてこの途中でまたサルに出会う事ができましたが、今までとは違い目の前を思いっきり走り抜ける感じ。ん~、ちょっと嫌な予感。

7:15 3.6km地点の徳本峠・横尾方面との分岐点。いつも(皆さん)は左ですが、自分は右に向かいます。

そして50mも行かない足元にこんな看板が。1週間前にハシゴを取り外したって書てあるけど、本当に山頂って行けるの?

久しぶりに不安全開になり、急に力が抜けながらトボトボ歩き続け、今日はまた来る為の下調べだ!と気持ちを切り替えて先に進むことにしました。
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雪倉岳 ⑧ 小蓮華岳~下山

2022-10-25 18:56:04 | 旅行記


9:27 11km地点の小蓮華岳(標高2766m)からの白馬岳方面。全容が見えるのはここまでなので、白馬岳にお礼を言って先に進みます。

そしてここまで来ると白馬大池が見えます。あそこまでは距離にして2.7km コースタイムは1時間30分です。
写ってはいませんが、この時中央ちょっと左の船越ノ頭に先行する方がいるのを確認できました。追いつけるかな?と思ってちょっとスピードアップ。

10:00 12.3km地点 船越ノ頭(標高2612m)からの小蓮華岳方面。前回来た時も撮りましたが、季節が変わると山の雰囲気は全く違いますね。

これが2020年の8月。緑がある方が、山が優しく感じられます。

白馬大池山荘が近づいてきました。小屋の営業を2日前に終了しており、ちょうど麓へ荷下ろし作業をしているところでした。

大池から雲が湧いています。


10:20 13.7km地点 白馬大池山荘(標高2380m)です。もうここまで来れば、と思いちょっと一休み。12:00くらいには下りられそうかな?という感じでした。

5分間休んで下山開始。ここで先行していた方に追いついて追い抜きました。


稜線が見えるのはここまで。紅葉と一緒に写真を撮って先を進みます。


10:50 14.6km地点の白馬乗鞍岳(標高2436m)を通過する頃には完全にガスの中でした。

ゴツゴツした岩場を下り、

11:25 15.9km地点の天狗原(標高2203m)を通過。

ゴールが見えてきて、

12:06 17.6km地点の栂池ヒュッテ(標高1860m)に到着。当初の予定から1時間早く着くことができました。

早く着いたのでちょっと寄り道。バスを途中下車して前回もお世話になった温泉に立ち寄り、

14:15 歩いて白馬駅まで移動。

15:16発のあずさで帰宅しました。

松本駅で乗り換えで時間があったので、ここでようやくお昼ご飯。カロリーは控えめに。

お土産はこちら。秋Ver.の草花パンフをGetしました。これが最後の1枚で本当にラッキーでした。
お菓子は白馬駅で切符の買い方がわからない方の代わりに手配したらいただきました。わざわざすみませんでした。

今年の北アルプス縦走はこれでおしまい。最深部の赤牛岳を残していますが、また雲ノ平に行けるチャンスがあるので、来年が楽しみです。
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雪倉岳 ⑦ 山頂

2022-10-23 06:03:45 | 旅行記


雪倉岳までの登りです。荷物が全くないので軽い事&早い事。サクサク進みます。


途中で見つけたのですが、これは凍っているんですよね。初めは花かと思いました。

歩いていて、いきなり何かが飛び出したらと思ったら雷鳥でした。久しぶりに50mくらい先導してくれました。

他の方の山レポでも登場していたので、人に完全に慣れているのかな?

登りきる手前から後ろを振り返って。左側の白馬岳から結構歩いてきたな~。

山頂部までは緩やかな登りです。

ミソガワソウ?

登り切ってさぁ山頂だ!と思ったらもう100mくらいありました。

7:29 5.2km地点 2百名山81座目 雪倉岳(標高2611m)に到着です。白馬山荘からは2時間ちょうどでした。

北西側:朝日岳方面です。この景色からはこの先親不知(海抜0m)まで道が続いているなんて全く思わないですよね。

山頂滞在は約1分。まだまだ先は長いので、早々に今来た道を戻ります。

帰りもまた再会。

避難小屋で荷物を回収して、白馬岳~白馬大池の稜線が近づいてきました。

8:55 9.2km地点 三国境まで戻ってきました。この先は目の前の小蓮華山が最高地点でそこからはほぼ下りです。
予定よりも1時間以上早く到着できたので、この先は急がずリラックスして下りることにしました。
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雪倉岳 ⑥ 白馬岳山頂~避難小屋

2022-10-20 10:19:52 | 旅行記


白馬岳山頂からは急な下り坂。途中で雪倉岳までの行程がはっきりと確認できました。左側の池は長池で、一応ルートもありました。
この地点(約標高2850m程)からは、雪倉岳はまだ標高が低いので「見た目1つ山を超えてその次が山頂だから楽々!」なんて考えていましたが、この後2350m程迄下っての登り返し350mのルートなのでかなりハードでした。

6:10 1.5km地点の三国境(標高2751m)まで下りてきました。ここで左に行けば雪倉岳→朝日岳→遠く日本海:親不知までの栂海新道に続く道で、右側が白馬大池→栂池自然園への道です。今回は一度雪倉岳まで行き、ここに戻ってきて栂池自然園に下りていきます。折り返しの三国境には10:00頃到着目標にしました。

6:30 2.7km地点 蓮華温泉へ向かう鉱山道分岐点(標高約2500m)です。この場所だと雪倉岳の方が標高が高くなったので、最後は登りかぁ~という気分になりました。

6:33 下りきった場所あたりです。上から見た感じだと、左側の鉢ヶ岳に登るのかと思いましたが、斜面に沿ってトラバース道があるようです。標高差もあまりないようなので、このルートを使って雪倉岳に向かう事にしました。

ハイマツ帯のあたりは雲が湧いていて、往復共にガスっていました。

標高を2350mくらいまで下った場所あたり。右側に白馬大池までの稜線が見えていましたが、すでに標高差が400mくらいになっていて、嫌な登り返しだな~とちょっと気が重くなった場所です。

葉っぱからシラタマノキかな

トラバース道から稜線に出て、一番低い鞍部に避難小屋を発見しました。

7:00 4.3km地点の雪倉岳避難小屋(標高2390m)まで来ました。時間を見て、まだ1時間30分も経過していない&山頂まで距離的約1km・標高差300m・コースタイム50分だから、思ったよりも早いんじゃない?と思いつつ、ここで荷物をデポして貴重品のポシェット1つで山頂に行く事にしました。
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雪倉岳(白馬岳) ⑤ 山頂

2022-10-19 22:17:26 | 旅行記

10月12日 AM4:00起床 今回の縦走の目的地である雪倉岳へ行く日が来ました。

5:00朝食 少し症状は残っていましたが、朝はしっかりと頂く事ができました。この2日間ありがとうございました。

5:25 朝食後すぐに外へ。剱岳方面は昨日同様雲海が広がっていました。

これは富山市街側。前日が満月だったので、もし晴天だった場合でも満天の星空は拝めなかったかな?

この日の行程です。
白馬山荘→0.4km先の白馬岳(標高2932m)→三国境→5.2km先の雪倉岳(標高2611m)→三国境→栂池自然園(標高1829m)までの距離 17km・コースタイム10時間45分です。
帰りのバスの時間が14:00なので、一応13:00頃(コースタイム7時間30分)には下山する予定でスタートです。


5:30出発。まずは白馬岳山頂へ。空が明るくなってきたので、ライトは使用しませんでした。

5:39 白馬岳山頂(標高2932m)到着。ここで少し日の出を待ちます。

これから向かう左:雪倉岳と右:栂池までの縦走コース

南西側の立山から槍ヶ岳へ続く稜線です。

5:40 真東からちょっと南側から日の出が始まりました。



5:42 絶好のモルゲンロートです。

5:43 こっち側の写真を撮って振り返ったら、もうモルゲンロートは終わっていました。

5:45 一緒にいた方にご挨拶をして、山頂を後にします。

さぁ、まずは正面の雪倉岳まで。コースタイム3時間40分ですが、一応8:00を目標に出発です。
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雪倉岳(白馬岳) ④ 白馬山荘

2022-10-18 21:41:34 | 旅行記


山荘でチェックイン。10月15日に冬季閉鎖になりますが、この日は10名かな?宿泊の方がいらっしゃいました。

部屋は贅沢にも相部屋ですが1人でした。しかも南側だったので日差しが暖かい事!

当時の気象状況はこちら。体感気温は完全にマイナスでした。

14:30頃 荷物を整理してからお散歩タイム。あいにく正面の剣岳は雲の中。

でも南東側の左から八ヶ岳・富士山・南アルプスの山々ははっきりと確認できました。

いつも撮るアングルですが、やはり雲は秋を感じさせてくれました。

本日登ってきたルート。こう見るとやはりかなり急峻ですね。
30分ほど外にいましたが、あまりにも寒いので部屋に戻ってちょっとだけ仮眠を取った後、

16:45 この日の日没は17:30頃ですが、日が傾きかけて幻想的な時間が始まっていました。

これは携帯で。このままゆっくり見ていたかったのですが、ちょうど17:00から夕食の時間だったので、一度中に戻ります。

高山病症状も出ていたのでなかなか食が進まなかったのですが、頑張って何とか完食して急いで外に出ると、

17:26 グッドタイミングでした!今回も絶景を見せてくれたことに本当に感謝です。


昨日降った雪を入れて。こういうアングルは好きです。(この雪は朝まで雪だるまだったようです)
夜、星空見えるかな?と思って外に出ましたが、完全に雲がかかっていて何も見えず。それならばいつもの漫画タイム という事で、談話室で消灯ギリギリまで漫画を読んでから21:00に就寝しました。
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雪倉岳(白馬岳) ③ 避難小屋~白馬山荘

2022-10-16 07:32:02 | 日記


大雪渓通過後、ようやく登山者に出会います。現在の気象状況など状況を確認します。

少し稜線部が近づいてきたかな?でもルートは右にカーブする形なので、まだ山荘は見えません。

11:28 左側の雪渓に赤いペインティングが残っていました。この辺りまで雪渓歩きではなかったような…

少し斜度が高くなったあたり。この橋付近は昨日激流だったようです。
でも水は冷たくて本当においしかったです。

すっかり雲が無くなってきました。風が強くて寒いですが(気温は5℃くらい)、これなら夕焼けが期待できそうかな?

岩室を左から巻いて登っていくと、

12:37 約6km地点の避難小屋(標高 約2290m付近)まで来ました。

そしてここまで来ると後は一直線なので頂上宿舎が見えます。あそこまでは距離1kmで標高差約450mですが、このあと1時間かかりました。

珍しく野鳥が撮れたので。

夏時期なら一面花畑のこの場所も、完全に冬枯れで何も咲いていませんでした。

凍ってます。気温はさらに下がっている感じでした。

ここまで燃料補給をしていなかったので、完全にガス欠状態になっていた事もあり、ヒーヒー言いながらようやく山頂山荘の足元までたどり着いて、

13:42 7km地点の頂上宿舎(標高2730m)です。予報通り、この時間になって風も収まってきました。

そして本日のゴールまで残り400m

14:05 7.4km地点の白馬山荘(標高2832m)です。ほぼ時間通りだったとはいえ、正直5時間かかるとは思っていませんでした。
正面に白馬岳山頂も見えていますが、この日はあそこまで行きたい気持ちには全くならず、山荘付近でお散歩しながら過ごすことにしました。
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雪倉岳(白馬岳) ② 白馬大雪渓

2022-10-14 09:18:37 | 旅行記


白馬尻小屋を抜けた後は谷沿いに山頂まで登るルートなので、とにかく風が吹き抜けます。時々正面からビュー!!っと強風が来るので、そのたびに足が止まります。

10:04 おおよそ出発から1時間30分で3km地点の標識を通過。距離だけで言えば、じゃあ山頂はあと2時間?と言いたいところですが、結果あと4時間かかってます。

2020年8月に来た時、イメージ的にはこの標識あたりから雪渓歩きが始まった気がしたのですが、当然この時期では雪はありません。

紅葉を眺めながら、そういえば少し空が晴れてきたような…

雪渓を吹き抜ける風により気温が上がらないため、まだ夏の花も少し残っています。
これはキンバイなのかな?

これはツリガネニンジン?でも花弁が長めだからギボウシかな?

雪渓歩き地帯の斜度はこれくらい。雪渓の無い場所はザレ場なので、グリップが効きにくくペースが落ちます。

時々見えるクレバスと雪解け水の激流。落ちたら絶対に助からないよね。

10:45 雪渓末端ポイントから40分&標高にして200m以上登った場所(標高約1900m)に、わずかに残った雪渓歩きポイントがありました。

歩行可能な雪渓には赤いペインティングがされているので安心です。でもこのラインから5mも離れると本当にクレバスがあるので注意です。

10:55 距離200mで標高差60mくらいの雪渓歩きは終了。この時期に残っている雪って、いったい何年前の何だろう。
今回はそんなことを考えながらの雪渓歩きでした。

2つめのポイントを抜けたので、あとはお花畑地帯を抜けると山頂部です。
白馬山荘までは距離2.5kmで標高差は800mくらいです。
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雪倉岳(白馬岳) ① 猿倉荘~白馬尻小屋

2022-10-13 10:41:42 | 旅行記

10月第2週は久しぶりの山小屋泊の縦走でした。
10月の連休を境に冬季閉鎖になる山小屋が多い中で、10月15日まで営業している白馬山荘を拠点にして行く雪倉岳にしました。

10日20:00自宅出発→24:55 名古屋:栄発の長野行きバスに乗車

11日4:20 松本駅到着

気温は15℃でしたが、この時間でも風が強い。これだと山は20m/s以上の暴風だろうな…

5:56発の信濃大町行き→南小谷行きの普通電車で移動

8:03 目的地の白馬駅到着。ここは前回の2020年8月18日-19日の栂池~白馬岳~唐松岳の縦走以来だから約2年振りです。

駅から白馬槍ヶ岳方面が見えるのですが、山頂付近は完全に雲の中。でも2日前に積雪があったようでアイゼンを持ってきましたが、どうやら雪はもうなさそうでした。

8:32 タクシーで猿倉荘へ移動。本当は白馬駅からバスもありますが、すでに期間運行終了でレンタカーorタクシーしか移動手段はありませんでした。

誰もいない猿倉荘前でゆっくりと準備開始。
この日は、ここ猿倉荘(標高1250m)から白馬山荘(標高2832m)までの距離7.5km・コースタイム7時間30分・標高差 約1580mです。
山荘には15:00までに着くように言われていましたが、自分の足ならゆっくり行っても5時間(14:30頃)くらいである事と、山頂付近の天候は14:00過ぎから風も収まって晴予報なので、急いで登って暴風のさらされるのを避ける為14:00到着予定でスタートしました。

9:00 登山開始。今回は冬装備持参なので、とにかく荷物が重い。急ぎたくても急げない感じでした。

これはオオバセンキュウかな
こちらルートで登るのは2017年頃8月15日の雨飾山とのダブルで登って以来。なんだか懐かしい気持ちでした。

9:10 スタートしてすぐに白馬槍温泉方面の分岐点がありました。次はここに行ってみたいな~。

白馬岳までは3パートに分かれていて、①白馬尻小屋まで②大雪渓③お花畑地帯の登りという感じなので、ルートもわかっていたのでペース配分等が気分的に楽でした。

タクシーで、今年の紅葉は赤が色付かなかった と聞いていましたが、本当ですね。

9:32 林道歩き終了ポイント。ここまで来れば白馬尻小屋は20分くらいだったような。

ヤマハハコと

カライトソウ

樹林帯を抜けて見晴らしがよくなってきた後

9:50 おなじみのこの案内があって、

9:51 約2.6km地点の白馬尻小屋付近(標高1560m)です。ここは雪崩ポイントなので、冬季閉鎖中は完全に畳むとは聞いていましたが、本当に形が無くなっていました。(幸いトイレはまだ残っていましたが、多分使えません)
山からの吹きおろしの風が強くて気温も下がってきた中、次の大雪渓ポイントに向けて進んでいきます。
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会津朝日岳 ④ 山頂

2022-10-10 17:15:36 | 旅行記


山頂直下の壁を登っていきます。そんなに急ではないですが、足の置き場がわかりにくいので、間違えると踏み外すので注意です。


登り切って山頂だ!と思ったら、ここではないらしい。標高は今いる地点の方が高いようですが、70m先の山頂へ向かいます。

短距離ですが細い尾根道を進むと、

13:04 2百名山80座目 会津朝日岳(標高1624m)に到着しました。往路はここまで2時間30分でした。

霞んではいますが、一応360度の展望が開けていました。
北側:守門岳・浅草岳方面

北東側:正面一番奥に飯豊連峰。中央左側に御神楽岳です。

東側:磐梯山・安達太良山・那須岳方面。ちょっと見えにくいな~

南東側:正面は高原山で、本当は右側に男体山も見えるのですが、この写真では隠れています。

南西側:中央左は至仏山と平ヶ岳方面
この後13:10頃に下山開始。人見の松から足元が良かったのでランで下りられたこともあり、

14:50下山完了。下りは1時間40分だったから、かなり早く下りられたのかな?
この時間ではさすがにもう誰もいませんでした。

帰りにちょっとだけ寄り道。いつかは来てみたかった只見線の只見駅へ。
11年前の豪雨被害で運休が続いていましたが、10月1日にようやく全線開通して、町はお祝いムードでした。

只見駅の1日のダイヤはこんな感じ。利用客は少ないかもしれないけど、さすがにこれでは地元の方も利用しにくいかな…

電車に逢えず残念でしたが、今後活性化してほしいと思います。

17:15頃越後湯沢駅まで戻り、ちょっと時間が空いたので、ようやくここで本日最初のお食事。カロリーは控えめで。

予定よりも1本遅い17:38発の新幹線で帰宅しました。

今週は連休なので、久しぶり(今年初?)の山小屋泊です。1座の為ですが長距離&日没が早いので、まぁ仕方ないですね。
初日である10月11日は短距離なので、山小屋に早く着いてゆっくりする事にします。
気温はマイナスだろうから、一応冬装備で挑んでいきます。
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会津朝日岳 ③ 叶の高手~バイウチの高手

2022-10-09 07:09:44 | 旅行記


人見の松を超えて稜線に出て、少し雨もポツポツ降ってきました。

手前の小ピークの奥に、ようやく会津朝日岳の山頂が見えました。

12:10 約4km地点の叶の高手(標高 約1430m)です。ここから山頂までは約2kmで標高差200mくらいだから、すぐ着くだろうと思ったんですが…

叶の高手から一度100mほど標高を下げる途中にある朝日岳の大クロベ。

2本目を通過。

12:15 2本目の足元に大クロベの標識がありました。

これも浅草岳方面。展望がいいから撮りましたが、完全に秋ですね。

12:30 下りきった場所にある熊ノ平の標識。残り0.9kmと書いてあります。

12:31 標識からすぐに会津朝日岳避難小屋(標高1382m)がありました。

これも珍しい青い実が!と思って調べたらツバメオモトの実だそうです。

12:45 山頂まであと500mのバイウチの高手を通過して、さぁゴールだ!と思ったら、

山頂直下の壁がいきなり出現。他に道はなさそうなので、これを最後に登る必要があるらしい…。
残り300mで標高差100m。最後の登りに挑みます。
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会津朝日岳 ② 三吉ミチギ~人見の松

2022-10-07 08:13:11 | 旅行記



平坦な道では沢を2~3か所渡ります。

10:58 最後はロープのある岩場を登って、平坦な道はおしまい。ここはとても滑るので注意です、

ツリガネニンジンかな

サラシナショウマ

11:12 約2.2km地点 三吉ミチギの水場(標高 約880m)です。ここの水は大変おいしいとの事だったのですが、まさにその評判通りでしたね。ちょっと水量が少ないのが残念でした。
そしてここが会津朝日岳までの最後の水場です。ここまで全く疲れもなく持参した水も飲んでいなかったので、往路ではパスしました。

あまりみない赤い実だ!と思って調べてみたら、マイヅルソウの実だそうです。少しツヤのある赤が特徴のようで。

11:55 約3.5km地点の人見の松(標高 約1380m)です。三吉ミチギから九十九折の急登が続き、見晴らしがよくなる場所です。

展望が開け、北西側の浅草岳方面かな?

山頂までは残り約2.5km程。少しずつ赤や黄色が出てきた景色を楽しみながら、先を進んで行きます。
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会津朝日岳 ① 赤倉沢登山口~赤倉沢越

2022-10-05 21:26:25 | 旅行記

10月に入り2百名山ツアーも再会。復帰1座目は会津朝日岳でした。
本当は北アルプスで予定していましたが、昨日の山頂付近は強風が吹き荒れていたので、急遽予定を変更してここになりました。

6:08発の新幹線で移動

7:24 越後湯沢到着→レンタカーは8:00受付開始なので、それまでに朝食&買い出しを終わらせます。

116km走って福島県只見町へ。約2時間走って、ようやく登山口に向かう看板を発見。

10:25 会津朝日岳登山口のある いわなの里:赤倉沢登山口に到着。いや~とにかく長かったです。車は4台あって2台は登山者かな?という感じでした。

会津朝日岳へのコースは赤倉沢登山口からの1本のみ。距離 約6km 標高差 約1100m・コースタイム 往路4時間30分・帰路3時間です。
距離&標高差を考えて、だいたい山頂には2時間30分(13:00頃)で下山は15:00頃かな?できれば14:30には戻って来たいけど…という感じで出発です。

10:31 登山口から100mくらいの橋を渡ってスタート。

まだ花も残っていました。ノコンギクかな

そしてキノコも。たぶんひらたけ

約1㎞くらいは平坦な道が続きますが、下草を刈ったばかりの感じが…

これ、あけびではないの?実際に見たのは初めてなのかな?

これは下山時に見つけたもの。実が澄んでいて面白いですね。

湧き水の場所は植生が少し変わっていて、こんな花も。ヨツバシオガマかな

これはダイモンジソウかな?

歩いていてエンジン音が聞こえると思ったら、地元の方が作業されていました。
登山者の為に本当にありがとうございます。

この先も多くの花々や紅葉で、楽しませてくれました。
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