続いて、「ちんわんぶしおさなすころく」(万延元年・1860、歌川芳幾画、
版元:辻岡屋文助)で、ちんわん節の普及を示す双六。この双六はサイの目
目がでた数だけ順に進む廻り双六で、幼い文字が読めない子供にも対応で
きた。
次は、「しんはん子供手遊ちんわんぶし」(天保年間・1830~44頃、歌
川豊年画、版元:江崎屋辰蔵)で、ちんわん節の絵としては年代の早い時
期に出版されている。豊年は豊国の息子。
そして、右側「ちうハんぶし」(嘉永年間・1848~54頃、歌川芳艶画、
版元未詳)、左側「新板ちんハむぶし」(安政4年・1857、二代歌川国久画、
版元:辻岡屋文助)で、どちらも別版であるもののよく似ている。芳艶の絵
を国久が真似て描いたと思われる。そんな真似をしたおもちゃ絵の特徴
が現れている。
tabashio-museum(墨田区横川1-16-3)
版元:辻岡屋文助)で、ちんわん節の普及を示す双六。この双六はサイの目
目がでた数だけ順に進む廻り双六で、幼い文字が読めない子供にも対応で
きた。
次は、「しんはん子供手遊ちんわんぶし」(天保年間・1830~44頃、歌
川豊年画、版元:江崎屋辰蔵)で、ちんわん節の絵としては年代の早い時
期に出版されている。豊年は豊国の息子。
そして、右側「ちうハんぶし」(嘉永年間・1848~54頃、歌川芳艶画、
版元未詳)、左側「新板ちんハむぶし」(安政4年・1857、二代歌川国久画、
版元:辻岡屋文助)で、どちらも別版であるもののよく似ている。芳艶の絵
を国久が真似て描いたと思われる。そんな真似をしたおもちゃ絵の特徴
が現れている。
tabashio-museum(墨田区横川1-16-3)