二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

菅 直人 内閣に望むこと・・・

2010年06月17日 | 社会
鳩山総理が辞任し、小沢幹事長も一緒に辞任され、今までの政治や社会構造を刷新すべく政権をとった民主党の本丸が崩れ落ちました。

民主党内部も一枚岩ではありません。旧自民党を中心とした多くの政党の寄せ集めと言えばそうなのかもしれません。しかし、国民のため、日本のため、同じ意志をもってチーム(党)を組んだのなら、その理想と目的に向かって一丸となって進んでいって欲しかったと思います。

いわんや、今までの自民党や官僚が行う、一部の人たちに富が集中するような政治、経済システム、外国の一部の勢力に国民の資産が知らないうちに流れるようなシステムを打破しようと努力してきた仲間を批判し、それを現内閣の国民支持に使うのは、本当に情けなくなるのでやめて欲しいですね。人間性が問われます。

普天間基地移設の問題は、アメリカと日本で自民党政権の時に決定されていた事項を一度覆そうとしたのですから、最終的には問題解決にはならなかったわけですが、これを解消すべく努力されたことは一定の評価はあっていいのだと感じます。

また、記者クラブというものを廃止し、インターネット関連のテレビや新聞、すべての報道関係者に政府の情報をオープンにしたことは鳩山さんが行った大きなことだと思います。今までは、まず、官僚や政府の情報は記者クラブを通じて報道されていたわけです。記者クラブは、大手新聞、テレビ各局の記者しか入ることができません。これは、国民へ流す情報を操作しやすいシステムということになりますね。そんなシステムが日本には長らくあり、国民は大手メディアを通じて画一的な情報を受け取っていたわけです。これを打破されたのは鳩山さんです。

民主党と連立を組んでいる国民新党の元代表の亀井さんは、小泉氏が残した郵政民営化法案を修正し、国民の資産が外国へ流れないように尽力されました。民営化すれば、郵貯、簡保という国民が地道に蓄えてきた資産が知らないうちに外国(米)に流れることになります。そして、郵便事業の資産である不動産までも買いあさられる危険があります。それをなんとか水際で食い止めようとしていていたのが亀井さんでした。

小沢さんは、献金や秘書の問題でたたかれていましたが、さて、その問題はどこへ消えてしまったのか…その報道は今はほとんど見られません。なぜなんでしょうね小沢さんが第一線を退けば、それでこの問題は終りなんでしょうかもともとが政治献金や陸山会、帳簿の問題などはでっち上げであり、検察も裁判所も小沢さんを裁くことができないのが真実のようです。間違ったことをしていないのだから当たり前でしょう。政治にはお金がつきものです。お金のつくり方に問題があるなら、自民党や民主党すべての議員に関して調査すべきでしょうね。

小沢さんは中国を重視してきました。日本人との間には、近代においてはいろいろな問題が中国との間にありました。しかし、現在の世界は国と国、人と人の協力なくして維持できなようになっています。アジアで経済的にも急速に力をつけてきた中国と親密にしていくことは重要だと感じます。私の浅はかな考えですがね。これからアメリカ発の金融恐慌が襲ってくるのではないかという局面にあります。ただでさえアメリカ国債や各州の地方債などを多くを持ち、それを売ることができない日本が、このままいくとアメリカと一蓮托生、国家のデフォールトへと突き進んでいくことになるのではないかと心配です。

アメリカでは、景気は先行き不安、メキシコ湾でに原油流出事故は過去最大になるような勢いで広がり、オバマ大統領は窮地に追い込まれているようです。また、イスラエルがパレスチナへの救援物資を積んだ民間船に奇襲攻撃し9人の一般人が命を落としました。イスラエルとパレスチナ、イスラエルとイラン、イランの核問題がクローズアップされています。アジアから中東、アフリカにかけての紛争が多発しています。

先日、韓国の「天安」という哨戒艦沈没事件で、北朝鮮の魚雷がその原因であると断定されましたが、いろいろな憶測が飛び交っています。第一報を報じた映像と、それから後の報道が全く違っていることや、米韓軍事演習の最中、どのようにして北朝鮮が魚雷を放つのか? 最新鋭のレーダーを兼ねそろえた米韓軍がいるのに、どうして北朝鮮の潜水艦からの魚雷で撃沈されたのか? 哨戒艦を撃沈するには、そうとう大きな魚雷打ち込まないといけないようですが、そのクラスの潜水艦が近くにいるのに、なぜレーダーで発見できないのか? など北朝鮮の仕業にするには矛盾点がたくさんあるようです。

不況下、恐慌下で必ず起こり、その商売で大もうけをする人たちがいます。戦争です。アジアから中東にかけて非常にいやな空気が充満しています。何か戦争を起こそうと画策でもしているかのような流れで、事件や紛争が起きています。

こんな戦争だけは避けなければいけません。連動して起これば第3次世界大戦になりうる可能性も秘めているような気さえします。日本にも必ず影響があります。人類は二度の大戦で学んだはずです。「命」ほど大切で貴いものはないということを。不況や恐慌を脱却するために戦争が必要である世の中なら、そんな世の中は一度、無に帰す必要があるのかもしれません。厳しい見方をするとです。

あの9・11事件(自作自演の可能性が強い)から始まるテロ(イスラム過激派)との戦いから続く、アフガン戦争、イラク戦争(大量破壊兵器でっちあげ)という、地下資源の利権争い、基軸通貨維持のためにアメリカは戦争を始めました。当時から現在、今もなお、多くの罪もない人々が戦争の犠牲になっています。
日本は、イラク戦争期間中、戦費を賄うに等しいアメリカ国債を購入し、日本の予算で買った石油を戦争のためにペルシャ湾で補給していました。両者とも明らかに戦争に参加しています。日本国民は知らないうちに戦争に参加していることを自覚しなければいけません。

人間は愚かであるとともに、賢い生物でもあります。皆が早く大切なものに気づく時期に来ていると感じます。現在、自分だけよければいい、隠れて悪いことすれば大丈夫といった考えで行動すれば、その真実は白日のもとにさらされる世の中になってきています。真実を知ろうとするのも、しないも、一人一人の気づきに任されています。知ろうとすれば知ることのできる世の中です。

何か話が迷走していますが、菅直人内閣は、鳩山さん・小沢さんが日本のため、国民のため行った、あるいは行おうとしたことを継続して、外国の犬にならぬよう頑張って頂きたいと思います(外国のというより、一部のエリートのと言ったほうがいいかもしれません)。

これから、環境の激変、経済の大恐慌、天変地異など、大きな変化が起こっても、日本として自立して進んでいけるような、食糧、エネルギー、教育などの政策を行って頂きたいと感じます。

鳩山さんは、COP15において、日本の温室効果ガス25%削減をうたいました。環境を考えることは非常に大事なことですが、二酸化炭素などが本当の温室効果ガスかどうかというところに問題があります。
先日、スペインで開催されたビルダーバーグ会議では、世界のこれからの経済の流れについて様々な分野のことが話しあわれているのですが、その議題の一つが「地球寒冷化」です。地球寒冷化わけが分からなくなりますよね。温暖化自体ビジネスをつくりだすためだけに創設されたフィクションであると私は感じます。

結局は、真実しか残っていかない世の中になるんではないでしょうか。

菅内閣のブレーンは、何か腹に一物のある人物が多いようですが、自分がなぜ政治を行っているのか、誰のために政治を行っているのかを、熟考し行動して頂きたいと思います。

最後に、佐藤一斎 著 『言志四録』より

~政治に必要な諸条件~
「政治を執り行うにあたって知っておくべきことが五つある。第一に財政上の軽重を計ること、第二に時代の趨勢を考えること、第三に心広く情に厚く人に接すること、第四に争乱を鎮めて人心を安定させること、第五におだやかな気持ちでよく我慢すること、以上の五つである。
そのほかに、賢人を登用し、腹に一物ある人物を遠ざけ、農業を奨励し、税金を軽くし、贅沢を禁じ、倹約を尊び、老人を大切にし、幼児をかわいがるなども、みんながよく知っているように大切なことである」

~公務員の守るべき心得~
「敬忠(君主を敬い忠義を尽くすこと)、寛厚(心が広く穏やかなこと)、信義(誠実で正しいこと)、公平(公明正大であること)、廉清(欲心がなく心が清らかなこと)、謙抑(へりくだり自らを抑えること)という六事項十二字は、官職にある者がよく守るべき心得である」


また熱く書いてしまった 長くなってスイマセ~ン
さて、日本丸の行く先はどこなのでしょう。乗組員の意思次第ということですかね。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (4)
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