1月29日(日)、石川県医師会の主催で医療安全全国共同行動石川フォーラムと石川県医療推進協議会が開催されましたので参加しました。
私は、石川県鍼灸マッサージ師会として常盤会長とともに参加させて頂きました。
医療安全全国共同行動石川フォーラム
日 時:平成24年1月29日(日) 午後2時~4時
会 場:石川県医師会館 4階 研修室
内 容:講演会 (演題)「命を守るパートナーズ‐病院と診療所の安全目標を実現しよう‐」
(講師)上原 鳴夫 先生
医療安全全国共同行動企画委員会委員長
東北大学大学院医学系研究科 教授
組織としての医療安全への取り組み
・石川県医師会、石川県歯科医師会、石川県薬剤師会、石川県看護協会
生死にかかわる医療関係者の安全への取り組みは徹底しているなと感じました。また連携を持つことで、より臨床で起こりえるリスクを減らし、より安全な医療を目指すことを目的として多くの医療施設や団体がこの取り組みに参加しているようです。
患者や市民へより安全で安心な医療、より質の高い医療を提供して、信頼を向上させることを目的に今回の講演のような取り組みをされているそうです。
また、石川県看護協会の代表の方のお話では、看護協会としては会員、会員外に関らず、1年間で40~45回の安全に関する研修会を開いて、看護師として徹底して安全に取り組んでいるそうです。職業柄、当然でしょう~なんて思うかもしれませんが、このような普段の努力があって私たちも安心して入院したり、外来で通院した時に、看護師さんに身をあずけることができるのです。
翻って、私たち鍼灸師はどうでしょうか どれだけ安全に限らず勉強しているのでしょうか 患者さまが来院した時に「鍼灸治療はやりたいのだけど、どの治療院を選んでいいかわからない」と言われます。口コミの患者さまは別として、この辺りは今後、ハッキリと区別がなされてくるんではないかな~と思います。やっている人と、やってない人がです。
最終的には患者さまのためなのですからね~。私の周囲の勉強熱心な鍼灸師の皆さんは大丈夫だと思いますけども。
平成23年度 石川県医療推進協議会
日 時:同上 午後4時~
会 場:同上
内 容:決議案の採択
小森 貴 石川県医師会 会長からの御挨拶があり、協議会が開幕しました。
この協議会は、石川県医師会を中心に、石川県歯科医師会、石川県看護協会、石川県柔道整復師会、石川県栄養士会、石川県針灸師会、石川県鍼灸マッサージ師会、石川県臨床衛生検査技師会、石川県理学療法士会、石川県病院協会、石川県保険医協会、石川県歯科衛生士会などの石川県の医療に携わる団体が、現在のわが国の医療政策について話し合う会です。今回は、意見発表はなく、事前に意見を医師会へ送り皆の意見を集約して、決議文を採択するという流れでした。
他の団体の意見を読んでいるとよく出てくるののが「チーム医療」「医療連携」です。
他の団体はいいとして、私たちがどうチーム医療として関っていけるのかということですが、チームを組む時、まず大切なのは共通認識、共通言語です。私たちの業界は他の医療団体と比較すると、ほんとうにバリエーション豊かだと思います。というのは鍼灸の方法にしても、考え方にしてもバラバラだということです。
鍼灸の治療方法がバラバラなのは、西洋医学に比べて数千年の長い歴史があり、また、そんな昔のデータなどは残っているはずもなく、文章ではなく口伝で言い伝えられたものも多く存在します。数千年前に記された古典を解釈して、それを重視し身体を診て治療する古典派。その古典派も長い歴史の中で、様々に分かれていきます。文化大革命や多くの戦争で失われた書物が日本にあり、日本の著名な鍼灸師の書籍ももっていき中国で再編纂して形成された現代中医学を行っている中医学派。解剖学や生理学を元に反応を診て治療部位を選択する現代派。またその折衷派。と様々な形が存在します。
これを一つに括ったり、一つにするのは無理ですね。それぞれが効果があるから今も続いているわけです。決してまやかしでも、幻でもなく、伝承されてきた経験医学が鍼灸医学、鍼灸医療なのですから、それはそれで大きな意味のエビデンスとも言えるとも解釈できるそうです。
それではチーム医療に加わっていくにはどうでしょうか。身体観や、診断方法が全く違うからと言って鍼灸治療ができないかというとそうではありません。その治療方法が100%かというとそうでもありません。鍼灸師だけ医療に入らず、自分らだけでやってくわ…そんなことで鍼灸師の未来はどうなのでしょうか。鍼灸医学、鍼灸医療に関しては、統合医療という分野で様々な研究が行われ、多くの先進国、新興国、途上国で鍼灸医療が行われているのが現状です。その流れの中で、日本の鍼灸師だけが「私たちだけで…」でいいのかな~といつも思います。
1000年後に評価されればいいわなんて言っていてもいいんでしょうかね。自分が生きているうちに多くの市民の皆さまに正しく鍼灸医学、医療を理解して欲しいと思います。
危機感があるのであれば、医療者と共通言語で話せる、様々な医療者と付き合い、情報交換をし、鍼灸医療の活かせる道を開いていく必要があるとも思うのです。鍼灸師にしてもそれぞれの役割がありますが、大きな流れに乗りつつ、自分の芯を忘れないことも大切かと思います。
えーっと何の話ししてたっけ
そうそうチーム医療の一翼を担っていくためには、広い視野と懐の深い探求心を持ち、勉強し、行動することが大切だということだと思うのです。私が思うに鍼灸の保険診療も区別化すればいいと思うのですね。方法はいろいろあると思いますが、要は患者のため努力した人が報いられる業界にしないといけないのではと思います。
あら~っ、長くなってしまった
いろんなことを感じ、いい勉強になりました。
さて、さて、この日はこれで終わりではなく、次なる目的地、都ホテルに向かったでごじゃった~
二葉鍼灸療院 田中良和
私は、石川県鍼灸マッサージ師会として常盤会長とともに参加させて頂きました。
医療安全全国共同行動石川フォーラム
日 時:平成24年1月29日(日) 午後2時~4時
会 場:石川県医師会館 4階 研修室
内 容:講演会 (演題)「命を守るパートナーズ‐病院と診療所の安全目標を実現しよう‐」
(講師)上原 鳴夫 先生
医療安全全国共同行動企画委員会委員長
東北大学大学院医学系研究科 教授
組織としての医療安全への取り組み
・石川県医師会、石川県歯科医師会、石川県薬剤師会、石川県看護協会
生死にかかわる医療関係者の安全への取り組みは徹底しているなと感じました。また連携を持つことで、より臨床で起こりえるリスクを減らし、より安全な医療を目指すことを目的として多くの医療施設や団体がこの取り組みに参加しているようです。
患者や市民へより安全で安心な医療、より質の高い医療を提供して、信頼を向上させることを目的に今回の講演のような取り組みをされているそうです。
また、石川県看護協会の代表の方のお話では、看護協会としては会員、会員外に関らず、1年間で40~45回の安全に関する研修会を開いて、看護師として徹底して安全に取り組んでいるそうです。職業柄、当然でしょう~なんて思うかもしれませんが、このような普段の努力があって私たちも安心して入院したり、外来で通院した時に、看護師さんに身をあずけることができるのです。
翻って、私たち鍼灸師はどうでしょうか どれだけ安全に限らず勉強しているのでしょうか 患者さまが来院した時に「鍼灸治療はやりたいのだけど、どの治療院を選んでいいかわからない」と言われます。口コミの患者さまは別として、この辺りは今後、ハッキリと区別がなされてくるんではないかな~と思います。やっている人と、やってない人がです。
最終的には患者さまのためなのですからね~。私の周囲の勉強熱心な鍼灸師の皆さんは大丈夫だと思いますけども。
平成23年度 石川県医療推進協議会
日 時:同上 午後4時~
会 場:同上
内 容:決議案の採択
小森 貴 石川県医師会 会長からの御挨拶があり、協議会が開幕しました。
この協議会は、石川県医師会を中心に、石川県歯科医師会、石川県看護協会、石川県柔道整復師会、石川県栄養士会、石川県針灸師会、石川県鍼灸マッサージ師会、石川県臨床衛生検査技師会、石川県理学療法士会、石川県病院協会、石川県保険医協会、石川県歯科衛生士会などの石川県の医療に携わる団体が、現在のわが国の医療政策について話し合う会です。今回は、意見発表はなく、事前に意見を医師会へ送り皆の意見を集約して、決議文を採択するという流れでした。
他の団体の意見を読んでいるとよく出てくるののが「チーム医療」「医療連携」です。
他の団体はいいとして、私たちがどうチーム医療として関っていけるのかということですが、チームを組む時、まず大切なのは共通認識、共通言語です。私たちの業界は他の医療団体と比較すると、ほんとうにバリエーション豊かだと思います。というのは鍼灸の方法にしても、考え方にしてもバラバラだということです。
鍼灸の治療方法がバラバラなのは、西洋医学に比べて数千年の長い歴史があり、また、そんな昔のデータなどは残っているはずもなく、文章ではなく口伝で言い伝えられたものも多く存在します。数千年前に記された古典を解釈して、それを重視し身体を診て治療する古典派。その古典派も長い歴史の中で、様々に分かれていきます。文化大革命や多くの戦争で失われた書物が日本にあり、日本の著名な鍼灸師の書籍ももっていき中国で再編纂して形成された現代中医学を行っている中医学派。解剖学や生理学を元に反応を診て治療部位を選択する現代派。またその折衷派。と様々な形が存在します。
これを一つに括ったり、一つにするのは無理ですね。それぞれが効果があるから今も続いているわけです。決してまやかしでも、幻でもなく、伝承されてきた経験医学が鍼灸医学、鍼灸医療なのですから、それはそれで大きな意味のエビデンスとも言えるとも解釈できるそうです。
それではチーム医療に加わっていくにはどうでしょうか。身体観や、診断方法が全く違うからと言って鍼灸治療ができないかというとそうではありません。その治療方法が100%かというとそうでもありません。鍼灸師だけ医療に入らず、自分らだけでやってくわ…そんなことで鍼灸師の未来はどうなのでしょうか。鍼灸医学、鍼灸医療に関しては、統合医療という分野で様々な研究が行われ、多くの先進国、新興国、途上国で鍼灸医療が行われているのが現状です。その流れの中で、日本の鍼灸師だけが「私たちだけで…」でいいのかな~といつも思います。
1000年後に評価されればいいわなんて言っていてもいいんでしょうかね。自分が生きているうちに多くの市民の皆さまに正しく鍼灸医学、医療を理解して欲しいと思います。
危機感があるのであれば、医療者と共通言語で話せる、様々な医療者と付き合い、情報交換をし、鍼灸医療の活かせる道を開いていく必要があるとも思うのです。鍼灸師にしてもそれぞれの役割がありますが、大きな流れに乗りつつ、自分の芯を忘れないことも大切かと思います。
えーっと何の話ししてたっけ
そうそうチーム医療の一翼を担っていくためには、広い視野と懐の深い探求心を持ち、勉強し、行動することが大切だということだと思うのです。私が思うに鍼灸の保険診療も区別化すればいいと思うのですね。方法はいろいろあると思いますが、要は患者のため努力した人が報いられる業界にしないといけないのではと思います。
あら~っ、長くなってしまった
いろんなことを感じ、いい勉強になりました。
さて、さて、この日はこれで終わりではなく、次なる目的地、都ホテルに向かったでごじゃった~
二葉鍼灸療院 田中良和
コメントありがとうございます。
そうですかヘソが苦しいですか。この辛さは、おむぅさん自身しか分からない辛さですね。
周りの私がとやかく言っても、辛いものは辛いと思います。
人間の心も体も、なかなか巧妙に出来ている反面、なかなか難しいところもあります。長か半かで割り切れるものでもないですしね。
ただ、どんな人生もでも、その人の人生です。現在のところ、私がその辛さを代わってあげることもできませんので、応援だけはさせてもらってます。そして形だけかもしれませんが、おむぅさん辛さの少しの部分は理解しているつもりです。
今はこうとしか言えませんが、私のエールです。
相変わらず毎日毎日ヘソが苦しくて苦しくて死にたくて死にたくて堪りません。
小さなことや当たり前のことに感謝することはできません。
ヘソが苦しいので、そんな心の余裕はありません。
生き方や考え方や気持ちの持ちようで、どうにかなるものでもありません。
私にとって生きるということは、ヘソが苦しくても我慢するということです。
私には自殺をする勇気はないので、これから先何十年も寿命がくるまで苦しみ続けるだけの人生です。
まさに生き地獄です。
何のために生きているのか分かりません。
ヘソが苦しいので何をする気力もありません。
もう絵は描けないと思います。