二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

尊敬する人物 王 貞治さん

2008年11月26日 | 言葉のちから 心のちから
私は小学校4年生から高校3年生まで、下手くそでしたが、プロ野球選手を夢見て野球を続けてきました。また、今の仕事についたのも野球をやっていたからだと思っています。

その野球を始めるきっかけになったのが、第1回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)で世界一になった王 貞治さんでした。王さんの姿をテレビを観て、本を読んで、そして野球が大好きになりました。そして、今も仕事として、野球に関わりをもってやらせて頂いております。感謝

王さんが、WBCの監督で世界一になった後に書かれた本より。

≪「絆」を作りたいと考えたとき、それは決して感情的に呼びかけてできるものではないと思う。日本の国旗を背負った一体感、というナショナリズムから簡単にできるものでもないと思う。まして、個人個人の都合の優先が存在している中ではありえない。

それは、今ここにいる仲間たちに「声」をかけるところから始まり、悩みを相談し、自分の役割を認識し、その役割に心から納得し、個人個人の成果から仲間たち全体の成果へとイメージを結び付けていく作業だと思う。この作業をあきらめずにしていくと、あるタイミングで「絆」の「輪」ができ、どうやらそこから先は人知を超えた現象になっていくように感じる。つまり、「絆」の「輪」のなかに「絆」の「場」が自然にできあがり、その「場」に居合わせる仲間たちは、その「場」のものすごいパワーを受けることができる。川崎の「神の手」といわれたプレイもそのパワーの賜物だったはずだ。

この「神の手」という言葉は非常に象徴的で、たとえば家族の「絆」がしっかりとできていれば、お母さんがなにげなく学校へ送り出す子供の肩に触れるその手は「神の手」であり、その家族全体の成果、つまり幸福につながっていく。そして、その家族は家族の「絆」の「場」となっていくと思う。ここでも、その土台作りには、相談、役割の認識、役割の納得、成果のイメージという手順が必要だろう。子供の一人ひとりにも、家族としての役割があり、その相談からすべては始まるのではないか。≫

『「絆」 王貞治の勝因とルーツ』 田中千鶴子 著


一つの道を貫き通し、人並み外れた努力で道を切り開いていく。打者としても868本という前人未到のホームランを放ち、監督になっても世界の頂点に立つという王貞治さん。胃ガンに罹られて時はたいへん心配しましたが、野球をやって死ねたら本望と思っておられるんではないかと思います。

王貞治という人物の歴史や人間像のすべては分かりませんが、生き方に関してはすべてが手本になると私は思っています。尊敬できる方です。人を惹きつける人は何かが違います。私も何かを求めて鍼灸の道を歩んでいきたいと思いました。いや~歩んでいきますよ

二葉鍼灸療院 田中良和

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