二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

金澤翔子 書展 ~ダウン症とともに~ 

2012年02月10日 | 日常
今年は日本海側の各地で大雪です。それも記録的な大雪です。地球温暖化んん~って感じですね。金沢はそんなに雪は多くありませんが、久しぶりに底冷えする寒さがやってきております。



 今年は70~80cm級のツララがよく見られます。

  

1月29日(日)、患者さまのおススメもあり、金澤翔子さんの書展を見に行ってきました。

この日は…も、忙しい一日でしたので、スタートくらいはゆっくりと心を落ち着けてスタートしたいな~という思いもあり、午前中、金沢市の加賀料理 金沢石亭さん横にある国際交流サロンで開催している彼女の書展を見に行ったわけです。

いや~でも開催の最終日だったのでついてましたね。





  
 
上は、国際交流サロンです。日本の昔のお家ですね。廊下などを歩いているとなんだか心地良く、懐かしい感じがします。国際交流にはもってこいの日本家屋です。いいな~と素直に感じました。ここで書展をやることで何やら書がさらにひき立っていたように感じられました。


最近はあまりテレビも観る時間もないので、ダウン症の女流書道家 金澤翔子さんのことは全く知りませんでした。ここ数年、いろんなテレビなどに出ているそうです。(彼女の詳しいプロフィールはこちら…ちょっと拝借させて頂きました)YOU TUBEで動画などを見せて頂きましたが、本当に素直に真剣に、そして精魂込めて書に向かっている姿は感動しましたし、私もハッと感じたところがありました。

彼女はダウン症に生まれ、5歳から書を習い始めました。お母様が金澤蘭鳳さんと言って書道の先生であり、何か翔子さんに身につくものをと始められたそうです。翔子さん含め5名から始めた書道教室も現在では150名を教える教室になっているとか。

彼女の作品は、鎌倉にある建長寺京都の風神雷神図屏風のある建仁寺などでも書展を開催されたそうです。
また、NHK大河ドラマ「平 清盛」の題字も彼女の作品だそうですね

ハンディキャップを持って生まれてくる皆さんに仕事をさせたり、芸術をさせると、びっくりするくらい集中して、きっちりと仕事や作品をこなし、作っていくと聞きます。多くのことはできませんが、一つのことに対しては、本当に素晴らしい才能を発揮するようです。

翔子さんの書を見ると、「絵みたいやな」「動き出しそう」「立体感がある」という感覚を私は受けました。特に書や絵が分かるわけではないですが、その作者の気持ちと言うか、心から発する波動のようなものは感じることができる…んじゃないかな~なんて思ってます。

いくつかの作品の中で、私が「素晴らしい」と感じたのは、奥の部屋に展示してあった「夢」という作品と、「一期一会」という屏風になった作品でした。そして小さい作品でしたが「根」でしたね。とくに「夢」は、純粋に、そして、思い続ければ「夢」は叶うんだよという声が聞こえてきそうな作品でした。

外は寒く冷たい空気に満たされていましたが、心と体のあちこちに温かい炎が点火された感じで、心の中からホワ~ッと温めてくれる、そんな感覚に浸った時間を過ごさせて頂きました。

人の純粋な思いから生まれたものは、こうも人を感動させるんだな~と、心の奥の方から感動させて頂きました。

これからも、金澤翔子さんには頑張って頂きたいですね。そして、彼女の書展が開催されるなら再び行ってみたいです。

いい時間を過ごさせて頂きました。情報を教えて頂いた患者さまに感謝です。


二葉鍼灸療院 田中良和

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