二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第65回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 北海道大会へ参加のため休診します

2016年05月16日 | 予告

初夏の様相そのものの暑い天気となってまいりました

来月6月の10日から12日かけて開催されます、第65回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 北海道大会へ参加させていただきますので、

平成28年6月10日(金) ・ 11日(土)  (≪休診≫です

は休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

鍼灸臨床で感じている悩みや疑問、そして課題・・・日々変化する患者さまの状況に関しては、常に技術の練磨と発想の転換(ヒラメキ)が必要です。上手くいくことばかりでなく、そんな葛藤と歓びの連続の仕事でもあります。

そして、私たち「職人」「医療人」にとって技術や経験と両輪をなすのが知識であり情報を捉えるということです。医学知識や鍼灸の最新知見や研究の情報にアンテナを張り巡らし、知識を吸収する。知識は患者さまの症状や状態と対峙した時に引き出しとなります。

そこに自分が培ってきた経験と技術を活かし、それを技能として自分の脳や身体を含めた身体内部に堆積させ、それを患者さまに還元する。

その繰り返しがプロフェッショナルたる「職人」をつくっていくのだと思います。

そのためには地域社会と、また、同じ医療や介護や福祉の分野の人々と協調して協働する能力も必要になってくるだと思います。

そこには何が必要か・・・そんなことが今回の北海道での学術大会で刺激を受ける、学べる点でもあると思います。

地域の医院で、あるいは総合病院や大学病院では多くの患者さまが、今の自身の病状を改善するため受診、通院されています。

医師の皆様は専門分野を持っており、それを掲げて診療をしています。そして、その専門分野の学会にはほぼ必ず入り知識や情報の習得をされて、患者さまに還元し、そして臨床研究や報告等を学会や医療界へフィードバックし、それを繰り返して、より良い医療を構築すべく臨床をされています。

さて、私もスポーツ障害不妊症(妊活)、ガン予防などを柱として臨床に励んでいますが、専門は、やはり「鍼」であり「灸」であり「あん摩・マッサージ・指圧」です。治療院ではほぼ鍼治療ですが。

私は、鍼灸院は地域で医療の一端を担うと思っております。信じておりますが、では、自分の専門分野である「鍼」「灸」の学会に所属している鍼灸師はどれくらいいるのでしょうか。(全日本鍼灸学会でけではありませんが)

学会に入っているから、ご飯が食べれて、儲かるわけではありません。
認識や意識であったり、心がけであったり、鍼灸マッサージ師をつくるベースをつくることの一つが学会へ所属するということであり、必要なことではないかと感じます。それが広く社会に認知される一つの意識ではないかなと思っております。
そして、そこに経営手腕があれば、それは鬼に金棒なのかもしれません。「経営」や「マネジメント」の分野は鍼灸マッサージ師はこれまで認識して来なかったところかもしれません。ここは確かに重要な点でもあります。

が、やはり治せる技術が根本的に必須であり、患者さまを健康に導きたいという情熱、そして医療の中でもっと鍼灸マッサージを認知して利用していただきたいという思いや理念があるから、そこに経営が生じるのではないでしょうか。
そして、医療や鍼灸マッサージの知識や情報を取り入れる努力を怠ってはいけないのではないかと常に感じます。

自分が治療者として施術者として、患者さまの身体に手を当てて、触れ、医療行為を行うという認識があるなら、やはり学会には所属するべきだと私は思い、毎年学会に参加しております。それは名古屋の修行時代から師匠の黒野保三先生から言葉というより、エキスのように身体の内に沁み込まされたものなのかもしれません。

あとは、全国で活躍している、頑張っている、先を行っている仲間と会話をしたり、出逢ったりできるということでしょうか

すごく刺激になりますね 

ということで、長くなってしまいましたが、上記の日程で休診させていただきますので、よろしくお願いいたします。
下記に学術大会の概要を記します。

第65回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 北海道大会

  会 期 : 平成28年6月10日(金) ~ 12日(日)

  場 所 : 札幌コンベンションセンター  札幌市白石区東札幌6条1-1-1

  テーマ : これからの日本の医療を担う鍼灸
            ~鍼灸治療と医療連携~

  大会役員: 会長 後藤 修治  

           会頭  八重樫 稔

           実行委員長  南雲 三枝子

 

しかし、学会でもないと小旅行はできないので、気持ち良い北海道で気分もリフレッシュしてきたいと思います

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

    二葉鍼灸療院 田中良和


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2 コメント

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こんにちは (おむぅ)
2016-05-19 14:24:49
お返事ありがとうございました。

今日は美術館へ行こうと思って出かけたのですが、電車の中でヘソが苦しくなったので、途中で帰って来てしまいました。
僕のヘソは僕に美術館へ行くことも許してくれません。
何を楽しみに生きていけばいいのかわかりません。
何も楽しむことができません。
もう、こんな人生は嫌です。
今すぐ死にたいです。
死にたくて死にたくてたまらないのに、死ぬことができない小心者の自分に自己嫌悪を感じます。

僕の人生が、こんなに苦しいのは、前世でとても悪いことをしているからかもしれません。
人でも殺しているのかもしれません。
しかも一人や二人じゃない。大量虐殺。
僕の前世はヒトラーか、それと同じくらい悪い人間だったのかもしれません。
でなければ現世が、こんなに苦しいはずがありません。

暗いコメントになってしまいました。すみません。

北海道旅行、楽しんできてください。
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悠久の命の繋がり (二葉院長)
2016-05-20 11:49:10
おむぅさん

コメントありがとうございます。

何かにつけ症状が出現してお辛いことだろうと、私は察することぐらいしかできません。

私たちの命や魂は数百万年の時の流れの中で、悠久な時間の流れの中で受け継がれてきております。
もし生まれ変わり、前世や過去世が存在するなら(私は存在すると思っています)、その過去の人生の中で行ってきたことは確かに受け継がれていくんでしょうね。

過去の人生において全てが悪、すべてが善ということもないのだろうと思います。

だから私たちは八百万の神に感謝し、命を受けついていただいたご先祖様に感謝を示すため、お墓参りへ行き手を合わすのだと思っています。

その前世や過去世については、私たちが誕生する際に記憶としては失われています。そんなん覚えていたらたまったものじゃないでしょうね。
だから人生の中で、いろんな体験や経験を積むことにより、それは時に悲しみ、悔しさ、怒り、痛み、我慢、病気、障害かもしれません。また、喜び、楽しさ、感激、快楽、自由、開放、健康、上に立つ、などかもしれません。

そんな人生の中で、どのようなシーンで何を体験・経験して、どう考え、そして最後に魂が本来あるべき場所に戻った時に、どれだけ成長しているのかなのかと私は感じております。

北海道旅行では、メインは学会ですので患者さんのために勉強して、そして、少し楽しんで帰ってきたいと思っています。ありがとうございます。
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