二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

文化の日は早朝から清掃

2011年11月14日 | ボランティア活動
11月3日(木祝 文化の日)、故奥村三策先生頌徳碑の清掃がありましたので行ってきました。

金沢市の鍼灸マッサージ師の先達の皆さまの法要と、故奥村三策先生頌徳碑の参拝を控え、頌徳碑周囲の清掃をやりましょうということで、金沢市鍼灸マッサージ師会の理事5名で行いました。

奥村三策 先生は、金沢生まれの鍼灸マッサージ師の大先輩で、視覚障害者でありながら、西洋医学の必要性と東洋医学の臨床から生まれる研究を多数され現在でも、頌徳碑が建立されるほど鍼灸マッサージ界への業績が多大な先生です。

その奥村先生のお孫さん、曾孫さん御家族も、6日に行われる参拝にご来沢されるとのことで、少し気合を入れて清掃させて頂きました。


 卯辰山にあり、通り沿いに頌徳碑はあるのですが、よそ見していると通り過ぎてしまうのです
 金沢市鍼灸マッサージ師会として、金沢市に案内板の設置を願い出る予定…

 
 掃除の模様


 清掃前



 
 清掃後


清掃をしながら「ふと」思う。

自分の家を掃除するわけでもなく、どうして自分の得になるわけでもない場所を清掃するのかな~なんて。

それは、そこを訪れた人が気持ちよく、あるいは通りかかった人が爽やかにそこを訪れ、喜んでもらうことにあるのだと思いますね。そして、掃き清めるということは、そのこと自体、御先祖や神さん、仏さんへの感謝の気持ちになるんでしょうね。得ではなく徳、すなわち陰徳を積むということなんでしょうね。利益を考えず、ひたすら行うことも大切なのでしょう。

~ 鍵山 秀三郎 ~

誰でも、「こうすれば、こうなりますよ」という約束されたことや保証されたことに対しては取り組みやすい。では、約束されていたり、保証されていることをやって、はたして人間は夢や希望が湧いてくるかというと、決してそうではないと思うんです。

むしろ何の約束もない、保証もないことに対して何かをするというところにこそ、夢や希望が生まれてくると、私は信じています。もちろん、何にも成果を得られないくらいたいへんなことはありません。しかし、そこにこそ喜びが生まれてくるのです。

今の時代、何にもならないことをやろうとする人がいません。まったくゼロではないけれど、ごく少なくなってきています。そして、みんな保証されたこと、約束されたことのみをやろうとしています。そこに人間のエネルギーを喪失させてしまう大きな要因があると、私は思っています。

『人生を掃除する人 しない人』  桜井章一・鍵山秀三郎 著


世の中、何にもならないことなどはないと思いますが、利害関係で動いている人が多いのも事実です。
利を考えるとしたら、その何にもならいと思われることが、誰かの笑顔や喜びに繋がれば言うことはありません。私の場合は、そこまで深く考えているわけではなく、必要とされるところにホイホイと行く…そんな感じですかね



 ちょっと珍しい昆虫に遭遇したので撮影 昆虫の苦手な方、ごめんなさい
 ナナフシは世界で2500種類ほどいるらしい。これは、その中のトゲナナフシという種類かな
 ナナフシとは違うのか


心も清められた、文化の日の朝でした。


二葉鍼灸療院 田中良和

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