第95回全国高等学校野球選手権 記念大会 石川大会の決勝、星稜遊学館のブログの続きです
先発は、星稜エース岩下君 ☞ 室木君 ☞ 畑中君 ☞最後はエース岩下君という継投でした。6回までは岩下君が9安打を打たれながら遊学館打線を失点1で抑えました。7回からは室木君が投げ、球自体は悪くなかったのですが、あっさりと1点を取られました。この辺りは甲子園に向けて改善していかないといけません。8回途中からは畑中君が投げましたが、1安打1三振をとったところで、再びライトの守備についていた岩下君にスイッチしました。畑中君は少し緊張感が伝わってきて、自分の力が出せなかったように感じます。甲子園ではぜひいいピッチングをしてもらいたいですね。
また、岩下君は140球以上を投げました。ちょっと多い このあたり甲子園では調整していかなければ・・・
守備ではエラーなし。1個だけ、室木君が投げている時、3塁にランナーをおいてワイルドピッチで1点を与えたのみでした。捕手の鹿屋君はセカンドへの送球、ワンバウンドの捕球ともに、本当のよく練習したと思います。ワンバウンドの難しいボールがいくつもありましたが、ワイルドピッチ(ワンバウンド)以外は全てとめていました。彼はこの一球を反省していましたけど・・・
守備でシビレた場面
1.ファースト佐藤君のイレギュラーバウンドキャッチ ; ゲームは序盤で流れがどちらに傾いてもおかしくない場面で、何回か忘れましたが、左打者の強い、そして少しイレギュラーしたバウンドを瞬時にミットを動かしキャッチ抜けていれば二塁打だったでしょう。観客からは「ミットに入った」というけれど、これも練習の賜物。キャッチした瞬間にシビレました。
2.八回裏、投手に交代劇があり、ツーアウト満塁。これをショートゴロ、セカンドホースアウトの打ち取る。ショート北村君は打撃では調子がイマイチでしたが、守備では魅せてくれました。難しい打球も難しくなようにさばくところが彼の非凡なところです。この回を抑えたところでシビレました。
3.九回裏、ここもヒットや四球でツーアウト満塁。一打同点、そして逆転のピンチ。カウントも3ボール2ストライクのフルカウント。岩下君が最後に投じたのは、インコースのストレート・・・が、試合後、話を聞くと逆球だったらしい。アウトコースをつこうとしたが・・・ということ。しか~し、この球は、身体には力が入らず、気持ちと魂がこもっていた最高に勢いのあるボールでした。この球が投じられた時シビレました。そして、優勝が決まりさらにシビレました
今まで監督はじめスタッフがやってきたことが間違ってなかったことを「この1球」は証明してくれた、そんな素晴らしいウイニングショットでした イメージトレーニングとおりの結末でした
この試合、決勝戦にふさわしい競り合いの中、幕が閉じました。こちらとしては終盤は、ハラハラドキドキの試合展開でしたが、この素晴らしい試合を演出したのは相手の遊学館でもあります。今年のチームは、これまでのような迫力こそありませんでしたが、投手は自分の仕事を理解し、自分の役割を理解し投げていました。打撃も大振りすることなく、鋭くボールにミートしていました。ジワジワと圧迫されるあの感じは、彼らもまた厳しい練習を重ねてきている証拠だと思いました。
ほんの少しの差が勝敗を分け、勝利の女神を呼び込むのだと感じました。そのギリギリのせめぎ合いの中、ゲームができたのは遊学館というチームがあったからでしょう。彼らの健闘に拍手を贈りたいと思います
6年ぶり16回目の夏の大会の優勝です。感激し、熱いものが込み上げてきました 厳しいトレーニングに耐えた結果、選手たちは成長しました。このチームは昨秋の北信越大会石川県大会、春の北信越大会石川県大会と今回の3つの大会で全て優勝しました。石川県では完勝と言ってもいいでしょう
林監督、コーチがすすめてきたプロセスがいい結果として、今年しっかりと結果が出ました。新生、星稜はこれから始まるのかもしれません。監督が就任してからの夏は、一昨年がベスト4、昨年が準優勝、そして今年が優勝です。
試合後は球場付きの理学療法士さんがアイシング。この先生は、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)の会員でもある狩山先生。私もここの会員なのです(総務部長もやってます)。
試合後、ベンチを訪れると感動はしているのですが泣いている選手はいません。私も泣きそうなのを我慢しました。選手たちには石川県の優勝は通過点であり甲子園で勝つことこそ目的という意識が心の中にある証拠かなと思いました。試合後、何人かの選手に「田中さんの鍼治療のおかげです」ということを言われ、また泣きそうになりました。我慢我慢が、そんな言葉に感動すると同時に、甲子園ではさらに活躍できるようにケアしなければと、いい緊張感をもらいました。
甲子園へはトレーナーとして帯同するつもりですので、全力でサポートしてきたいと思います
今年は、星稜野球部の星である松井秀喜選手が現役を引退し、長嶋茂雄さんとともに国民栄誉賞を受賞しました。彼もまた原点の一つである高校野球の聖地に8月8日戻ってきます。そして、星稜高校と死闘を繰り広げた箕島高校が和歌山県代表として29年ぶりに出場します。
また、昨日(8月1日)は2年前、星稜野球部から中日ドラゴンズに入団した西川健太郎投手が、甲子園の地でプロ初勝利をもぎ取りました。7回までノーヒットノーランという素晴らしいピッチングで、後輩たちに道筋をつけてくれました
星稜野球部としては、機を得た出場と言っても過言ではないのではと感じます。そして、この機に出場できることに感謝したいですね。選手たちには、全国の人の記憶に残る星稜野球、星稜旋風を、あの素晴らしい球場で展開していってほしいと感じます。
私もこの仕事につけて感謝です 彼らが全力でプレーできるように縁の下から支えてきたいと思います
皆様、長々とお読みいただきありがとうございます。応援のほうもうよろしくお願いします
選手諸君 石川県50校の代表として、甲子園では堂々とプレーしよう
メンタル面が強化されているのは
本当に頼もしいです。
みんなで、その壁と闘い、乗り越えて来たんだなあと嬉しくなりました。
また、林カラーがじわじわと形になって表れてきて
新生星稜野球部は、これから始まっていくのですね。
もっともっと強くなります。
もっともっと上に行きます。
私も全力で応援します。
先生も選手と一緒に宿舎にお泊まり出来るのですか。
やっぱり、いつもそばにケアしてくれる専門家がいると
選手も安心して思い切ってプレー出来ると思うので
出来ることなら密着ケアで。笑
コメントありがとうございます。
ブログ読んでいただき感謝です。そーです、選手たちはよくやりましたよ。頑張りました。頼もしいです。
林監督のカラーが少しずつ出てきていると感じます。そして、今回も甲子園出場で終わるのではなく、石川県の代表として、おそらく高い志をもって臨むだろうと思います。
応援よろしくお願いします。
私も開院して15周年を迎え、スポーツ障害以外の患者さんも多数来院されています。こちらをほったらかしというわけにもいきませんので、試合前後はしっかり密着してケアさせていただきたいと思ってます。
なんせ、組み合わせが決まらなければ予定が立ちません~ん。
特に決勝9回はハラハラドキドキでした。
チーム一丸となって戦っている星稜野球で甲子園でも悔いの残さない試合してほしいですね~
大阪桐蔭や浦学、明徳や箕島と戦ってほしいな~と思う高校もたくさん出場しているので甲子園が楽しみに感じます。
コメントありがとうございます。
テレビでの応援まことにありがとうございました!!
そーですね、強豪校が多く出場しています。済美なども出場しています。相手校がどうであれ、自分たちの野球をやってほしいですね。
1回戦箕島、2回戦明徳義塾、3回戦浦学、準々決勝横浜、準決勝仙台育英、決勝福井商なんてのはいかがでしょうか。 笑
これは冗談として、応援よろしくお願いします!!
チーム星稜、頑張って下さい。
謙虚に、一戦必勝。そして感謝と喜びを胸に、頑張れ星稜。
コメントありがとうございます。
暑さ対策大事ですね。大阪の暑さは金沢と違い都会特有ですからね。気をつけないといけませんね。その点はご心配いりませんよ。
星稜は確かに注目されます。いろんな意味で。それをよく分かっているのはスタッフです。いい伝統は保ちつつ、選手はプレーに集中してます。立ち位置は「甲子園でプレーできることの喜び」です。御心配いただきありがとうございます。
鳴門高校との1回戦に向け、明日、大阪へ旅立ちます!!