第99回全国高校野球選手権石川県大会も明日開幕を控えた本日、星稜高校野球部の6月に行われた北信越地区高校野球大会を振り返っています
【第1弾】 ~1回戦~ vs 新潟明訓(新潟3位) ←クリック
【第2弾】 ~準々決勝~ vs 高岡商業(富山1位) ←クリック
さて、日本文理とは久しぶりの北信越地区高校野球大会での対決となります。選手はモチベーション高く、そして、非常に良い雰囲気で試合に臨んでいるように私は感じました。
本日は平日であり、学校の都合で金沢に残っている部員は学校へ登校しなくてはいけないので、試合の応援には来れないということでした。
日本文理の大応援団にのまれないように・・・と思ってましたが10数名の部員は相手に負けないくらいの声を出して応援していました。人数少なくとも素晴らしい応援でした
第136回北信越地区高校野球大会 ~準決勝~ 天気;
6月5日(月) HARD OFF ECOスタジアム(新潟県新潟市)
星 稜(石川2位) 日本文理(新潟1位)
星 稜 0 0 0 1 1 1 2 0 0 5 14安打
文 理 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 12安打
この試合も星稜は、集中力を切らさずに、ミスのない試合を展開しました。
日本文理は、名監督である大井道夫監督が今年の夏で勇退されることが決まっており、新潟県開催での北信越地区高校野球大会に優勝して、夏に弾みをつけ大井監督を胴上げしたいという思いも強かったのではないかと思います。
日本文理は打撃、投手力ともに素晴らしいものを持っており、少しのミスや気の緩みから試合をひっくり返されると思わせる個々の力はありました。この試合を体験できたことは、星稜としては選手として、チームとして大きな糧となったと思います。
バックネット裏から観ていると甲子園でゲーム観ているような雰囲気でした。それくらいピリピリとした緊張感が漂ういい試合でした。
安打数をみると乱打戦かなと思うくらいの安打数ですが、チャンスで一本出た、ピンチに守り切った、選手の交代のタイミングなど、少しの差が勝敗を分けたかなと思います。
投手は、竹谷君が先発し7安打を打たれながら、なんとか失点はホームラン1本に抑えました。本調子ではなかったですが、要所、要所をうまく川岸君とともに乗り切り、攻撃のリズムをつくりました。その後、小倉君が2回と3分の1、福田君が3分の2、河村君が失点はありましたが2回、最後は落ち着いたピッチングで締めました。
守備では大きなミスはなく安定していました。竹谷君がピッチャー交代してライトに回ったわけですが、ランナー2塁の得点チャンスにライトへヒットした打球を竹谷君がホームベースのキャッチャーへストライクのレーザービーム送球 でOUTシビレました そして大きく星稜に流れを引き寄せました。
打撃では2年生の活躍が光りました。
竹谷君は投打の活躍で3打数2安打、レフトの南保君は4打数2安打1打点、ラストバッターのセンター鯰田君は4打数3安打2打点の活躍。上位から下位までどこからでも繋げる打線になってきたなと思いました。
また、大振りせずに、自分のスイングができていた星稜打線であったので、相手先発の左投手 新谷君を4回途中で交代させ、西村君、稲垣君という右の本格派と対戦し、そこから打って点数をとったことは大きな自信になったのではないかと感じました。
今回はデッドボールを二つ相手から受けたわけですが、その対処方法や判断などは勉強になりました。やはり常にアクシデントは起こるし、それに対応するべく常に勉強することが大事であるし、かつ、それを現場にフィードバックしつつ、自分の足らないところを補い、チームに貢献する、選手のコンディショニングにあたることが必要だと再認識させていただきました。
一生勉強 一生青春です(by 相田みつを)
試合は勝利し、2年連続での春の北信越地区大会の決勝進出が決まりました
スタンドにて、お弁当を食べながら第2試合目の、金沢小諸商業(長野1位)の試合を少し観戦することになったのですが、そこで珍事が
おそらく監督間で話し合ったのだと思いますが、金沢高校も学校の関係で金沢にいる控えの選手が応援に来ることができず、星稜よりさらに人数が少ない5名ほどの人数でした。ちょっと応援にはなりませんよね。
そこで、星稜高校野球部の応援していた選手たちが急遽、同じ地元ということで金沢高校への友情応援という形で合同応援団を組みました
いや~私にしてみれば何か複雑な感覚でした。
自分たちの時代には考えられなかったな~という感覚と、何と微笑ましく感動的なんだ~という感覚が入り混じったような感じでした。でも良かったと思います。
星稜の応援団の選手たち、こちらも全力で応援していました
いい経験になったと思います
試合は、金沢高校が、こちらも5-2で勝利しました。
試合後、小諸商業はエールの交換で、金沢高校にも、星稜高校にもエールを贈っていたところが動画でありましたが、感動的でした。素敵な高校生たちです
デッドボール治療中
さて、さて、宿舎へ帰りまして、選手をサポート施術いたしました。
私もそう休んでばかりいると、当院へ来院いただいている患者さんにも叱られますので、選手の施術が終了し、少しだけ休憩をとって金沢へ帰りました。
明日の勝利を信じて
北信越地区大会での石川県同士の決勝戦は、第118回大会(平成20年春)以来、星稜-金沢の決勝戦は、第100回大会(平成11年春)以来のカードだそうです。
日本文理との試合の集中力と経験から、決勝戦はいいゲームをしてくれるだろうと確信的な気持ちはありました。
金沢到着は朝の5時(途中のSA 仮眠から覚めて金沢へ向かう途中で激写)
最後までお読みいただき、ありがとうございます