二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

大きな努力で小さな成果

2010年01月14日 | 言葉のちから 心のちから
社会では、世界を席巻しきた今までの資本主義経済の終焉へ向けての流れや民主主義の名のものと隠されて続けてきた真実が明るみに出て、変化の時代が到来しています。

今まで以上に、「こころの豊かさ」や「愛」などの相手を思いやる気持ちが大切な時期にきているのでしょう。自分の心の内側に焦点をあて、そこから、広い視野で世界を、地球を、宇宙を、時代を、みつめていくことが必要なのかもしれませんね。

でも背伸びする必要はありませんよね。自分のできることを、自分の日常生活の中で、その時々で自分の心の内側をみつめていくことが肝心です。

≪与えられた境遇を受け入れて、少しでもよくしていく努力をする。大切な人生の意義だと思います。
たとえ紙一枚の厚さのためであっても、どんな努力も惜しまない。ときには、何の成果が得られなくても諦めない。

「大きな努力で小さな成果を」「微差」「僅差」を大切にする。私の基本的な考え方です。≫

『鍵山秀三郎 一日一話』 鍵山秀三郎 著


≪真に大志を抱く者は、小さな事柄でも一所懸命に勤め、また真に遠大なる考えを抱いている者は、些細な事柄もゆるがせにしない。
 ○人間の本当の正しさは、礼節と同様、小事における行いに表れるもので、言葉ではない。≫

『佐藤一斎 一日一話 ~言志四録を読む~』 渡邉五郎三郎 監修


欲というのは生きている限りなくなるものではありません。欲は人間が生きていく上で必要なことだと思います。「健康になりたい」「おいしいものが食べたい」みんな欲なのですから。

しかし、他から奪ってまで、自分さえよければ、相手をだましてまで、相手を犠牲にしてまで、環境を破壊してまで、自分の富になりさえすれば、今まではそんな世の中でした。そんな欲では、自然環境も地球も、人間自身(心や精神)も歪みが出てきて限界がくるのは当然の流れだと思います。「今」はその流れに変化が起きている時期です。

人として正しい欲を追求するとでも言いましょうか。他者を思いやり、愛する欲とでも言いましょうか。生活の中で小さなこと、些細なことから実践していくことが大切ですね。一人一人が行えば、×68億人のパワーが生まれますよね

確かにお金を儲けないと生活はできませんが、何のために仕事をするのか、誰のために、何を目的に、どんな理想を持って、どんな信念を持って、そんなことが大切なのだと感じます。お金はその後についてくるのでしょう。原因があり結果があります。他者に喜んでもらえる、その対価として物質的にはお金という形で見返りがくると考えると楽しくなります。

思考が人生そのものだとも言われます。精神的に豊かに思考すれば、そんな人生が実現できるということです。エゴを追求し、自分だけのことを考え思考すれば、そのような人生が実現します。

人生は成長のためにあると思います。仕事しかり、結婚しかり、様々な人生の場面しかり。
「今」を一所懸命、小さいこと、些細なこと、簡単なことにも一所懸命に努力することが大切ですね。そして、自分が納得いくまで努力をするプロセスが大事であり、成果は小さくても、そこに感謝をして、次の成長に繋げていくことが、人生の階段を一歩一歩(時に一歩さがりながら)進んでいくということなんでしょう。

オバマ大統領ではありませんが、change 変化の時期に来ています。何の変化か… それは自分自身に内在する心の変化です。心の窓を開いて自分の可能性を引き出すことが変化なのだと、私は思っています。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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