お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

タルト・オ・モンモランスィ

2010-06-06 23:34:09 | 実験室
アメリカンチェリーが出回ってきました。


ワイン煮にしたり、マラスキーノ酒で風味をプラスしたシロップ煮をしたり、
今年はすでに5キロも煮てしましまいました。

そのまま食べても美味しいので、つい食べすぎますが、
ケーキも作らなくちゃね。

モンモランスィはサクランボの意味です。
マラスキーノはブラックチェリーの一種のマラスカ種のリキュール。
ほんの少量でも何とも言えない大人の風味がします。

パータフォンセ生地(プリゼ生地に近いです)を空焼きして、
シロップ煮のチェリーをたっぷり。
真中は、切りやすいように空けておきましょう。
12cmの型で作りました。



チョコレート生地(アーモンドパウダーも入った濃厚な
ガトーショコラ生地です)を流して、粉糖をたっぷりふります。



焼きあがり。
チョコレートの入った生地なので、焼き過ぎに注意ですね。
ちょっと早いかな~位で出した方が、
チョコの生地がしっとりして、私は好きです。



断面はこのようです。色は地味ですが、味は複雑です。



別の日。今度は、16センチの型で焼いてみようとおもったら、
空焼きしたタルトが余りにもこんがりと焼き過ぎ。
これ以上焼いたら、タルト生地が炭になるかも。。。。
と、言うわけで、急きょ、オリジナルのタルトに。
空焼きした生地に、チョコのガナッシュを流します。
そこに、チェリーのシロップ煮を並べました。
夕方~夜の作業なので、画像が暗くてすみません。



うえからクレームパティシエール(カスタードクリーム)を流します。


上は、クレームシャンティでお化粧。
きれいにおおってしまうより、角をたててアクセントにしました。


切ったところです。
タルトにチョコガナッシュでコーティングしているので、
チェリーやカスタードを入れてもサクサク感が失われずいい感じ。
それに、チョコが入るとやっぱり美味しいですよね。