お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

魔使いの弟子・鬼ヶ瀬物語

2011-07-27 22:07:22 | おすすめの本

日常の生活が夏休みモードになり、ブログもすっかりお休みしてました。

いいわけですが、私の場合、何かを作るのと片付けるのを並行してするとどうしても、作る方が優先されてしまします。

夏休みに、何人か来仙して、家に宿泊することになっているので、片付けの方にシフトしていました。台風のおかげで、少し涼しくなった日には、やっと家の周りの雑草とりました(ホッ)。

それから、長期の休みは、本も長編を選んで読んでいます。

予想外に面白かったのが、『魔使いの弟子』。未だ観ていないのですが、ニコラス・ケイジ主演の映画になってましたので、先に本を読もうと思って手にとりました。2巻目の上橋菜穂子さんのあとがきを読むまで気付かなかったのですが、『魔法使い』ではなく『魔使い』なんですよね。

どの様な違いがあるかと言えば、魔使いは、霊などの存在を感じて、悪い悪霊などをおいはらったり、魔女を封印したり。。。まあ、一般の人から見れば、魔法使いみたいなものですよね。

作者ジョセフ・ティレイニー、訳はおなじみ金原瑞人。トーマス・ウォードという7番目の息子の7番目の息子が魔使いの弟子になって成長してゆくファンタジーです。この手の不思議な力をもつ物の物語というのは、イギリスの作者に多いですよね。

勝手に言わせていただくと、色でいうとセピア色のイメージ。トルーキン以来、脈々と続くイギリスのファンタジーの世界の一端を感じます。

シリーズで、既に6巻 8冊発刊されてるとのことで、図書館にあったものはとりあえず全部借りてきました。これ以外に、魔使いの戦い、魔使いの犠牲が発刊されています。読みやすいので、夜の読書にぴったり。ブログのアップもせずに読んでおりました。

もうひとつ。明治の船大工、満吉の物語『鬼ヶ瀬物語』。こちらは、民族系。南房総の鬼ヶ瀬ではえなわ漁船(まぐろ漁船)の改良に取り組む話。この時代、氷がないために、マグロは下賤な魚としてあつかわれていたとのこと。

ケーキの方は、暑かったので、冷やし固めるチョコムース。卵黄も入れてリッチにつくりました。

添えてあるのは、抹茶のガトーショコラと小豆いりのレアチーズ。和風のレアチーズですが、意外と違和感なく美味しくいただけます。

おなじみ『モカ』。土台はくるみ入りのダックワーズ。コーヒームースとコーヒーゼリー。甘さ控えめのムースと甘めのダックワーズの組合せが好きです。