この写真は私の晩酌に付き合い終えた、愛犬のあんである。
あんは私の晩酌に付き合うお小遣いのようなおやつを食べ終わると、先にこうして寝てしまう。
昨夜は晩酌のあんのお小遣いはマグロの刺身をゆでたもの二切れとほうれん草数本だった。
このお小遣いが美味しければ美味しいほど、あんは「ワァーワァー」と言ったりする。
その「ワァーワァー」は「これ、美味しい!美味しい!早くちょうだい!ちょうだい!」の「ワァーワァー」で飛び跳ねるようにして、私の肩に前足を掛けてきたりもする。
しかし、あんがこの「ワァーワァー」と言った時は、私は知らんふりをしている、主導権は私が持っている、この「ワァーワァー」言わなくなってから、「あん、えらいね!」と言って、あんの頭を撫でながら、お小遣いをあげる。
そんなやり取りがどうにもこうにも私を癒してくれる。
そして、このあんの寝顔を見ることも同じく癒してくれる。
どこかに出かける前に幸せそうに寝ているあんを起こして撫でまわしていると、あっという間に時間が過ぎて行くのである。
これは気を付けなくてはいけないことである。
と言うことで、「いつもありがとう、あん」と私は今日もあんに言う。