海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

1930年代の建物を改装中2

2014-03-06 | 遠い記憶 現代のレンズ

各階段にあるトイレも工事

この建物は平涼路と大連路の交差点から歩いて1分の場所で、下は婦人服のメーカーのショーウィンドウになっている。2階から上は小さな工場や倉庫や撮影スタジオが入居していいる6階建。荷物搬入用エレベーターしかないので人は階段を使うしか無いのだが、天井が高いので通常のビルの2倍の階段を上がる事になりとても良い運動になる。

女性用トイレの表示がレトロでとてもよい。日本の昭和時代にもこんな表示があったと記憶している。たしか男用はパイプをくわえた紳士風のオヤジだったような。

同じ位置から上を見上げると、こんな感じ。

 

上海の昔の窓は観音開きタイプが普通だった。鉄製の枠に歪みのあるガラスをはめ込みパテで止めてあるのが普通だった時代。以前所属していたオフィスも元縫製工場を改装して使っていたのだが、5メートルの天井の高さに慣れると最近のビルの天井の高さは息苦しく感じてしまう。

X-T1 XF35mm f1.4

 

 

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居委会が身元確認に来た。

2014-03-05 | 写真日記

久しぶりの青空だった3月3日 田子坊付近で

友人の倉庫へ行った帰りにカメラ城へ行き支払いを済ませた後、丸亀製麺のうどんを食いに行く。場所は、田子坊の横にある日月光中心広場なのだが、一時の客の勢いはないのでゆっくりと出来た。

自宅に帰った一時間後、とつぜんドアをノックする音が。ドアを開けると居委会から来たという二人組が立っていて、身元確認と携帯番号を記録されパスポートも提示させられた。おそらく例の雲南での出来事があったので、その地区担当の委員が担当エリアの住人全員の身元調査をやっているようだ。

大気の状態はあまり良くないが、やっぱり青空を見ると気持ちよい。でも、フジのカメラで青空を撮ると青がきれい過ぎる。

 こちらで外国人が居住する場合、居委会に登録した後に地域の公安にも出頭し登録しなければならない。その登録を終えてやっと就労証やビザなどの手続きをやる事が出来るので、最終的にビザが下りるまで一ヶ月ほど時間がかかると思っておいた方がよい。なので約3週間は、出国も出来ない事になる。ただ、国内のみで使用できる証明書を発行してくれるので、これを使えば飛行機や列車やホテルに宿泊する事は出来る。

最近はビザが取りにくくなって来ているようで、就労ビザが下りず諦めて帰国した人達も結構多い。また、60歳を越えるとさらに厳しくなるようなので、私も三年後はこの地に居ないかも知れない。でも今の世の中は三年後なんて何がどうなっているかわからないので、臨機応変に対応するつもり。

X-T1 丸亀製麺のうどんを食った後、田子坊付近で日没寸前に撮影。

 

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1930年代の建物を改装中

2014-03-04 | 遠い記憶 現代のレンズ

 画面真ん中の細い柱は梁の支え。

1930年代に建てられた元工場を倉庫として借りている上海人が、現在スタジオに改装中。ここの倉庫は、上海の郊外に移転。

 この奥を事務所に改装中

約600平米のスタジオに改装した後は、白人の画家のアトリエになるそうだ。なんとも羨ましい話。

X-T1 XF35mm f1.4

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FotgaとKernelのデジカメ用Xマウント接写リング

2014-03-01 | 使える中国製カメラ機材

FotgaとKernelの接写リングは瓜二つ フジXマウント用

Fotgaの接写リングは日本のamazonでも売っているようだが、元々のオリジナルはRJ製ブランドのKernelが本家だと知ったのは最近の話。つまりFotgaがそっくりそのままRJをパクったと思ってよい。ただ、問題なのは両方とも品質管理が悪く不良個体が多いのが難点。それと、両方とも10mmと16mmがセットだが、5mmと10mmのセットだともっと使いやすい。Fotgaはデジカメの事を知らない会社なので、サイズまでそっくりパクってしまったようだ。

これらの接写リングは、あるととても重宝する。理由は、AFもそのまま使えるしズームレンズに内蔵されているスタビライザーも働いてくれるので、デジカメのマクロモードを使って、もう一息寄りたい場合にはとても便利。

ただし、ともに電気接点を持っているリングなので、カメラボディの相性やレンズの相性もあり機能しない個体が異常に多いのが難点。つまり個体の精度不足と組み立て後の品質管理が出来てないという、中国の会社の伝統をそのまま受け継いでいる製品といえる。

ユーザー側の気持ちとして不良品を買わされた場合、二度とそこの会社の製品を買いたく無いというのが本音だと思うのだが、この国ではまだそれがわかってない会社が異常に多い。中国人はメンツを重んじると言われているが、これらの事例は自分で自分のメンツを潰しているのと同じと私は思うのだが、どうもそれが未だに理解出来て無い会社がとても多い。

物事のツボをしっかりと押さえて品質管理をちゃんとやれば、古くからある会社と競争しても二年もあれば一気に逆転出来るチャンスはその辺にいくらでも転がっているのが今の中国。

来月は、品質管理がしっかりと出来ている深センの工場数社へ行き新しい機材について打ち合わせ予定。

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