画像は広州市内の盛賢撮影器材城の内部で、写っている人は私と一緒に行った金属加工屋の銭ちゃん。
上海のカメラ城も深センも広州も同じで、カメラ販売の店は閑散としている。理由の一つにネット販売が普通になってきた事。上海のカメラ城の中には、一日の売り上げがゼロだった店も結構多いと聞いている。
今回6社の工場の老板(社長)に会ったのだが、全員から愚痴を聞くはめに。その内容は、会社が大きくなり過ぎた事による従業員の賃金問題と物が売れなくなってきた事などなど。
中国のカメラアクセサリー製造関係の老板の年齢は50歳代がもっとも多いのだが、最近30歳代の若い老板達が力をつけて来ていて、古くからある会社を抜き去る会社も結構多い。理由は、何でも大きい事は良い事だと思い込んでいた古いタイプの人達は、新しい時代の波に乗れてない人達が多く、昔のやり方を今も続けている人達。しかも、製品のほとんどが他社のコピーばかりで、発想しようという気構えがまったく無い人達。
そしてもう一つ、物を安く作るという枠から出る事が出来ず素材をケチるのですぐに壊れたり、オモチャのようなデザインや質感から抜け出せてない事。
今回の収穫は、日本で初めて会ったある会社の若い老板に会い、実りある話が出来た事。ただし、私が企画したモノはすでに他社が特許を取得している為に、その会社では実現不可能になってしまった。