海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

久しぶりに長治路を歩く

2014-03-13 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

地下鉄4号線に乗り目的地の二つ手前で下車し、久しぶりに長治路を歩く。この近辺をくまなく歩き撮影したのは2005年から2006年頃。ここは虹口区で共同租界時代は日本人も多く住んでいた場所なので、何となく建物の作りが日本風だなと思えるような建築も存在した。

2005年だったと思うが、「写真家が案内する江戸・東京下町ガイド」の特別編で、大名路から長治路と魯迅公園付近を5ページほど掲載したが、今歩くと当時の面影の3/4は失われ近代建築が立ち並ぶビル街に変わろうとしている。

上海に住んでいる日本人のほとんどは市内の中心地から西の古北付近やビル群の浦東に住んでいるので、おそらくこの地域の事を知らないと思うが、昔の租界時代の名残が残っているこの付近を今見ておく事をお勧めする。

X-T1 XF56mm f1.2

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地下鉄4号線は楽しめる

2014-03-12 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

私が住んでいる家からの最寄り駅は虹橋路駅で、3号線と4号線と10号線が走っているので、何処へ行くにもとても便利。地下鉄4号線は、一部高架を走るのでロケハンによく使った路線だ。

写真は宝山路付近の何でもありそうな電気街。ジャンクのような製品から見た事も無いような製品なども含め何でもありで、昔の秋葉原のような場所。上から眺めてみると前世紀とほとんど変わらない風景がそのまま残っている。

この日の目的は、新しい照明機材を作る為に金属加工屋と打ち合わせ。初めて会った上海人だが、30歳代でとても感が良く質問しても的確な答えが即返ってくる。今企画中の照明機材が出来れば、格段にロケがやりやすくなると私は確信している。テーマは軽く小さくコンパクトに収納出来る便利機材。

X-T1 35mm f1.4

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

X-T1の光漏れテスト

2014-03-10 | 写真日記

↑ ISO400 1/4000  LEDの角度を変えて露光 マウント部はボディキャップ付き

 

↑ ISO400 1/4000 f16 XF35mm f16レンズキャップ付 夕方の太陽光を端子に直接向けテスト

デジカメinfoの記事でX-T1ボディの光線漏れという気になる記事を読み自分が持っているX-T1ボディをテスト。

トップの画像はX-T1ボディにボディキャップを取付て感度をISO400にして、シャッタースピードは1/4000秒。手持ちのLEDライトを近づけてシャッターを切ると画面右側に紫色の被りが発生。ただ、これは光線の角度によって盛大に出たりまったく出なかったり。リモートレリーズとHDMIとUSB端子すべてから光が漏れているようだ。

記事によると、ドイツの富士フイルムの見解は、「ごくわずかなカメラで影響が見られる」と言われているようだが、本当にそうなのかまったく信用出来ない。

ボディからLEDの距離5cm メーターで測るとISO400 1/250 f11の明るさ

私がテストした光源は、ごく普通のLEDライト(懐中電灯タイプ)と夕方の太陽光。これだけ盛大に光線漏れが出るという事は、日中太陽が真上にある場合にカメラを三脚に固定し縦位置に構えてレリーズを使う場合、端子がある方を下にして黒テープを貼って対処するしかないという事になる。

4年ほど前から上海で撮影している都市風景は、カメラを三脚に固定しNDフィルターを使用してスローシャッターを多用している。最近はX-E1からX-T1に変え、YN-603Ⅱというラジオスレーブを無線レリーズとして使用していたので端子カバーは常に開けたまま使用していたが、曇りの日と夕暮れの撮影が多いので幸い光線漏れの経験はなかった。(青空の上海は上海らしくないと思っている)

私が所有している他のX-Pro1とX-E1はどうなのか気になったので同条件でテストすると光線漏れはまったく問題なし。

防滴防塵や耐寒性なども売り文句にしているカメラだけに、光線漏れというカメラに絶対にあってはいけない初歩的な設計ミスは本末転倒。良く出来たカメラだけに残念だ。

来月日本に帰国時に、またあのぬるま湯のような池袋のサービスセンターに行かなければならないと思うとちょっと憂鬱。

私のX-T1は発売と同時に買ったボディでシリアルナンバーは、41002732。新製品のデジカメはしばらく経ってから買えという常識を守らなかった自分も悪かったと反省。

☆3/14 フジからの回答 シリアルナンバー 41002001-41006000が光線漏れの該当品で、無償修理との事。

返事の内容を要約すると「接点カバーを閉じて使えば問題ないが」と言い訳し、「修理希望者は無償で部品交換をやります」という事。無償で部品交換するのは当たり前だと思うが、「修理希望者には」という返事には、何とも歯切れが悪く呆れる。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海の高速道路はブルー

2014-03-08 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

上海万博の少し前に上海市内の高速道路の一部がブルーになったと記憶している。その時は唖然としたのだが、今ではすでに慣れてしまい日常の一部に。

 

昨日大気の状態も普段より良かったので、XF14mm f2.8のテストも兼ねて延安東路と重慶中路の立体交差で数年ぶりに上海ブルーを撮影。

 

 上海ブルーに所々オレンジ色が被っているのは、付近の街灯と車のテールランプやブレーキランプの影響。こんな状況の場合カメラの設定はオートホワイトバランスで無くデイライトの方がブルーがきれいに出る。

この状況ではXF14mmの良さは分かりにくいが、各収差がとてもよく補正されている名レンズと思って良い。

今月中旬にXF10-24mm f4がデビューするようだが、私の場合このXF14mm f2.8だけで超広角レンズは事足りそう。

XF14mm f2.8  16:9にトリミング

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1930年代の建物を改装中 3

2014-03-07 | 遠い記憶 現代のレンズ

窓からの光を遮光するためにペンキで

撮影スタジオとして使っていた為に窓ガラスにペンキを塗り遮光していた。もちろんこれでは遮光にならないので、ブラックカーテンも併用。この中国風ともいえる雑なペンキの塗り方が 、別の見方をするととても面白い。塗った本人に絵心があればまた違った味になったのだろうが、こんな雑な発想は我々日本人には真似が出来ない。

 

すらばしい(上海風日本語)

改装が終わればイギリス人の画家が4階を全部(600平米)使う事になるので、この窓を見て彼がどう改修するかちょっと興味がある。

X-T1  XF35mm f1.4

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする