地下鉄4号線に乗り目的地の二つ手前で下車し、久しぶりに長治路を歩く。この近辺をくまなく歩き撮影したのは2005年から2006年頃。ここは虹口区で共同租界時代は日本人も多く住んでいた場所なので、何となく建物の作りが日本風だなと思えるような建築も存在した。
2005年だったと思うが、「写真家が案内する江戸・東京下町ガイド」の特別編で、大名路から長治路と魯迅公園付近を5ページほど掲載したが、今歩くと当時の面影の3/4は失われ近代建築が立ち並ぶビル街に変わろうとしている。
上海に住んでいる日本人のほとんどは市内の中心地から西の古北付近やビル群の浦東に住んでいるので、おそらくこの地域の事を知らないと思うが、昔の租界時代の名残が残っているこの付近を今見ておく事をお勧めする。
X-T1 XF56mm f1.2