海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

OSダウンロード中に停電

2014-03-18 | 写真日記

私のアパートの配電盤

一昨日MACのOSを10.9に入れ替える為に約2時間かけてダウンロード。そして、ダウンロード終了後OS読み込み中に突然アパートの3階全部が停電に。外の配電盤を見ると3階4件に供給している太いメインコードが焼け落ちて断線。当日はさほど寒くもなく各部屋の電気の使用量は少ないはずなのだが。

以前にも書いたが、上海も含め中国の電気の質はそうとう悪い。時々家電が爆発するのはよくある話で、10年も住んでいれば驚きもしないが、一番恐いのは電気関係のトラブルでの火事。

今まで私が経験した電気関係のトラブル

  • 電球が破裂しガラスが飛び散る。
  • 新品のMAC PRO二台が電源を入れたとたんにトランスが焼けこげる。
  • 外付けHDが突然火を吹き炎上。
  • 日本から持って来た240V対応の大型ストロボ全8台が、半年で全部トランス交換。
  • ある5星ホテルで大型ストロボを使っていると、ストロボが充電しなくなる。(電圧低下)
  • 天井裏の電気コードが突然爆発し断線。
  • コンセントから火が出る。

上海の電信柱にある大きなトランスはかなり旧式なので、今の電力事情にまったく適合してない。例えば、真冬や真夏の夕方6時過ぎは魔の時間帯だと思ってよい。それは、市民が会社から出て家に着く頃に一斉にエアコンなどを入れる時間帯だからだ。この時間帯の電圧は相当不安定になっていて、下は180V上は280Vまで上がる事がよくある。(過去の記録だと最高300V)

対策方法としては、PCなどは電圧安定器を通す事(ノートPCは、電圧不安定に強いと言われている)と、外出時はなるべく家電の電源を落としACコードも抜いておく事。

新築のマンションだから安心というこは、この国で通用しないと思っておいた方が安全。一言で言えば、何が起きるかわからないのが中国。

☆ニコンのカメラD600が中国でやり玉に上げられていて、ニコンは「大気汚染が原因」と弁解していたらしいが、それは絶対にありえない幼稚な弁明だ。もし大気汚染が原因なら他のデジカメでも影響が出るはず。このカメラ、アメリカでも訴訟問題になっている問題の機種。

しかし、中国政府は国内の偽物問題や多過ぎる不良品や食品など、もっと国内の取り締まりをきっちりやって欲しいな。大国なのに器は小さい。

 

 

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租界時代の建物内で自分撮り

2014-03-17 | 写真日記

 階段横の捨てられた鏡前で

1930年代に建てられた縫製工場を倉庫として使用し、今はスタジオと画家のアトリエに改装中。それをアトリエとして借りるベルギー人の作家に 会った。当日は彼の通訳の面接の日だったのだが、来るはずだった一人が時間を過ぎても来ないので彼とカメラの話と写真談義。

彼が今使っているカメラはSONYα7。でもメインレンズは、ミノルタの古いROKKORレンズで、彼はロッコールを数本持っているそうだ。最新のデジタルレンズは好きになれないという話で意気投合。

本日の画像とはまったく関係ない話になってしまったが、久しぶりに自分撮り。倉庫内の薄暗い中で、簡単に写真が撮れるようになったのはデジタルカメラのおかげ。

X-T1 XF35mm f1.4  ISO5000

 

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上海のこの信号機の気持ちが、私には良くわかる

2014-03-16 | 写真日記

 歩行者用信号が

上海の交通マナーは世界の都市の中でも最低の部類に入ると私は思っているが、前世紀よりほんの少しマシになってきた気がする。

大連路付近で偶然遭遇した歩行者用信号機を見るとご覧の通り。でも、これはある意味信号機が正しいと私は思う。理由は、歩行者やバイクや自転車なども含め、上海では信号なんて守らない人が多く無秩序に交差点に突っ込んで来るからだ。真面目な信号機君も、オレの存在と仕事の意味は何なんだろうと思っているのかも知れない。あんたの気持ちはイタイほど良くわかるぞ。

つまり、信号機が人格を持ち始めて仕事を放棄し始めた、という見方を私はした。

 

 

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国歌記念広場

2014-03-15 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

地下鉄大連駅の近くに、国歌展示館と国歌記念広場が出来ていたのは知らなかった。この広場は上海万博前に落成したようなので、何となく想像がつく。

X-T1 XF56mm  f1.2

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長治路から長陽路へ

2014-03-14 | 遠い記憶 現代のレンズ

ユダヤ難民記念館 長陽路62号

長治路から長陽路へ入るとユダヤ難民記念館があり舟山路を越えると、ユダヤ難民隔離区が今でも当時のままの面影を残している。先の大戦中当時、ビザ無しで受け入れてくれる場所は上海しかなかったので、数万のユダヤ人が難を逃れた場所としても知られている。難民隔離区とはいえ、当時はかなり自由に生活出来たようで、これに関わったのが日本海軍の犬塚惟重大佐だった。

この記念館には二度ほど入った事があるが、以前は入場券でなく寄付という形でお金を支払ったと記憶しているが、今はチケット制になっているようだ。

この建物をよく見ると上の方に十字架が白く彫られているので、当時教会だったかも

この長陽路付近から歩いて楽しめる場所として、このすぐ横のユダヤ難民居留区や海員病院の建物や堤籃橋監獄、さらに昔上海から船で海外に出る時に必ず安全祈願した下海廟などがある。

☆「下海」とは、上海の上が下となり上海を出るという意味。ちなみに私のブログタイトルにもある「海上」とは、新しい上海という意味なので、かいじょうとは読まないでhaishangと読む。

X-T1 XF56mm f1.2

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