前世紀末の上海の水道水は、シャワーを浴びている最中も鼻に付くほど臭かったし、やや黄色みを帯びていた。当時は、旧城内にまだ「お湯屋」が存在した。つまり、水道水を沸騰させて売る店だ。今世紀に入ってもその状態が続いたので、白いTシャツを何度も洗うと何となく黄ばんでくるので、時々漂白剤で漂白しなければならない。
こちらでは、飲料水タンクを配達してくれるのだが、あの大きなタンクを逆さにしてサーバーに置くのが嫌いなので、5リットル入りの水をコンビニで買い、昔懐かしい蛇口付き水瓶に備長炭を入れて飲水用としている。トップの画像の水タンク(5ℓ)約130円。真鍮製蛇口付き水瓶は確か1000円くらい。(最近見かけなくなった)
日本に帰ると日本の水道水の美味しさにびっくりする。といっても、そんな国は日本しかない。日本以外では、飲料用水を買うのが常識で、ビールと飲料水とコーラは、ほとんど同じ値段の国が多い。
Canon FL58mm f1.2