相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

小山田有重の居城跡に建つ~町田の大寺「補陀山大泉寺」

2017-09-25 12:25:34 | 寺院
町田市下小山田にかつて町田地方の大寺であった曹洞宗の寺院「補陀山大泉寺」はある。永亨年間(1429~40)無極慧徹により開山。本尊は聖観世音菩薩。この地はかつて「鎌倉武士・小山田有重」の居城跡で標門(寺号標)より100mは有にあろうかと思われる長い桜並木の参道を進むと至る所に「天上の花」といわれる赤い「彼岸花」が咲いている先に「総門(惣門)」がある。更に進むと階上に「十六羅漢像」を安置する重厚などっしりとした造りの「山門(仁王門)」が構えられている。境内一帯は樹齢数百年の杉木立ち、深い林に包まれた風情ある寺域は古寺の歴史を物語っている。「山門」を抜け石段を上ると正面に鉄筋コンクリート造り、屋根は入母屋千鳥破風付銅葺の「本堂」がありその前には寺域を見守るように「羅漢像」が置かれている。その他「開山堂」、「禅堂」、「経堂」、「神楽堂」等の建造物が建ち並ぶ。その他三基の「宝篋院塔」、「妙典千部塔」、「常夜燈」、「敷石供養塔」、「五基の古石」と古の興亡の歴史が窺える。参道右の小高い丘には木造入母屋造りの「観音堂秋葉社」がある。江戸時代に寺領8石の御朱印状を拝領、武相卯歳観音霊場四十八ヶ所11番札所である。小山田氏の領内だった一部は今「小山田緑地」として市民の憩いの場、オアシスとなっている。(1709)












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« J3リーグ「SC相模原」vs... | トップ | 「多摩モノレール」に久しぶ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

寺院」カテゴリの最新記事