横浜市瀬谷区瀬谷に高野山真言宗寺院「瀬谷山宝蔵寺」(不動院)は鎮座する。当寺は秀恵比丘尼が不動庵を治暦2年(1066)開基、応永3年(1396)空元法印が古義真言宗感応院の末寺として開山と伝えられる。慶安2年(1649)には徳川家光公より領地1丁2反9畝、境内地6反、寺領8石3斗の御朱印状を賜っており菊のご紋章を許さる。本尊は不動明王。相鉄線「瀬谷駅」より18号線「瀬谷4丁目」信号より厚木街道へ左折すぐのところに「山門」が構えられている。境内右手には学問の神菅原道真公を祀る「天満宮」がある。その奥に天保15年(1844)の建造、入り母屋づくりの「本堂」、左に庫裏がある。水子地蔵尊(石仏)、横浜瀬谷八福神の「弁財天」(八福神の中では唯一の女神)奉安の堂がある。(2405)





