川崎市麻生区上麻生、小田急線「柿生」駅から徒歩数分のところに「あじさい寺」として知られている「浄慶寺」は鎮座している。西洋アジサイ・ヤマアジサイガクアジサイなど1,000株が見頃となったあじさいに彩られた境内のあちこちに置かれているなんともユニークでユーモラスな「羅漢像」様たちが出迎えてくれる。当寺の羅漢像はお団子を食べていたり、パソコンを操作していたり、携帯電話をかけていたり、御猪口で飲んでいたり、カメラで写真を撮っていたり、トランプをしたり、抹茶をのんでいたり、将棋を指していたり、腕相撲をしていたり、何やら巻物を広げて居たりととても表情豊かでユニークで、とても楽しそうな愉快な羅漢像ばかりである。住職によるとアジサイ観賞と同時に羅漢像をみて心和んでもらいたいと十数年かけて石仏専門の石彫仏師に彫ってもらったとのこと。(2406)
関東地方の梅雨に入りは来週16日頃と発表された。鎌倉市極楽寺に江ノ電の「極楽寺駅」に降り立つと線路を隔ててすぐ傍には東国花の寺百ヶ寺、鎌倉唯一の真言律宗寺院「霊鷲山極楽寺」は鎮座している。当寺には数十本の「アジサイ」が参道、境内、寺務所回りに植栽されている。「本堂」前の生垣に秋の七草の一つで秋を代表する花「ミヤギノハギ」が枝をしならせ、垂れて多数の赤紫色の花を咲かせていた。通常夏期であるが咲く花であるが今年は早いのかもしれない。別名「ナツハギ」とも呼ばれる。よく見れば葉腋から長い花序を出し花を付けている。「ハギ」はハギ属マメ科の落葉低木で 「万葉集」や「古今集」に多く詠まれ、古くから日本人に親しまれ、「豊穣の秋のシンボル」とされてきた。(2406)
鎌倉市極楽寺に江ノ電の「極楽寺駅」を下車すると駅から前の斜面にアジサイが咲き誇っている。寺社、アジサイ巡撮のスタートである。「極楽寺駅」を降り立ち直進すると桜橋、極楽寺トンネルの左手にすぐ線路を隔ててすぐ傍には東国花の寺百ヶ寺、鎌倉唯一の真言律宗寺院「霊鷲山極楽寺」は鎮座している。創建は約760年前の正元元年(1259)。鎌倉時代に忍性が開基、執権北条重時が開山。本尊は釈迦如来。中世には子院49ヶ院を有する鎌倉有数の大寺院で多くの伽藍を有していた。現在の主堂宇は「本堂」のみである。茅葺の「山門」前の数株のピンクの「アジサイ」が満開見ごろとなって出迎えてくれる。「山門」を抜け石畳の参道を進むと正面に「本堂」、「太師堂」、「転法輪殿」、「忍性塔」、「五輪塔」があり、左手に「庫裏」と「寺務所」がある。当寺には「アジサイ」の本数はさほど多くないが「山門」前と太子堂前でのピンクのヒメアジサイ、ガクアジサイが美しく、そして参道左右に青色、白色、紫色、12単などが見頃となっている。(2406)