相模原市中央区上溝にある「造園会社」の敷地内の一画に長さは10m、高さは1.5m程の「藤棚」と高さ5m程、螺旋状の3m程の円柱形の「藤タワー」がある。主役の「藤」の樹齢は40年超えで「相模原市指定木」となっていてその見事さから「上溝の藤の名所」となっている。相模太夫は毎年訪れる所である。「藤」はマメ科 / フジ属のつる性の植物、日本古来の花木で「万葉集」にも詠われ、香りが強く、たおやかにしなやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴となっている。棚もタワーも藤の蔓が伸びる、枝垂れる特性を生かして道路沿いに設置された「螺旋状の円柱形の塔」を蔦って上へ上へ巻き付くように考えられており造園のプロらしい造りとなっている。この藤の花が見頃となって独特のしだれ景色が形を見せ始めるとこの美しい「藤の花」の鑑賞、撮影に訪れる人も多い。「藤棚」はちょうど角地にあり「藤の花房」を間近で見られ、花香の匂いを嗅ぐことができる絶好のポジションである。「藤棚」の下に潜ってローアングル撮りにもトライしてみた。この美しさの演出はさすが造園の会社とあって手入れ、育て方、剪定、咲かせ方はお手の物のようで綺麗に仕上がっている。今週いっぱいが見頃のピークとなりそうである。(2504)








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