本日、麻溝公園競技場で開催された関東２部リーグ第２戦・ＳＣ相模原 VS 海上自衛隊厚木基地マーカス（厚木マーカス）との試合は、スコアレスドローの０－０で引き分けでした。昨日のブログのタイトルの通りこの試合のポイントは「厚木マーカスの固い守備網を突破せよ！」でしたが、ＳＣ相模原は９０分間突破することはできませんでした。
試合終了後、長年ＳＣ相模原を支えてきてくれたサポーターの皆さんから、
「今年の試合の中で今日は最悪」「昨年の今頃も六浦ＦＣとこういう試合をした」「２００８年、県リーグ３部の時には６－１で厚木マーカスに圧勝したのに何で２０１１年の今日は０－０なの？攻撃が弱くなっているんじゃない？」と厳しい指摘が飛びかっていました。私も同感です。攻撃陣の早期成長と奮起に期待したいところです。
今日の先発は以下の通りです。
FW:齊藤・森谷 MF:吉岡・村野・坂井・クリスティアーノ DF:八田・中川・大将・天野 GK:佐藤
厚木マーカスのメンバーや戦い方から「前半は０－０で終える」ゲームプランは明らかでした。厚木マーカスは全員がよく走りＳＣ相模原にプレスをかけ続け、相模原の選手たちのプレーの精度を落としていきます。
・８分 齊藤がポストで落としたボールを森谷がバイタルエリアに持ち出し、大将にパス。大将シュート。しかしゴール枠上。
・１４分森谷がＤＦとの１対１に勝ちペナルティエリア（以下ＰＡ）に侵入。走りこんで来た村野にマイナスのパス。村野シュート。しかしＤＦに当たる。
・１６分右サイドから坂井が大きく天野のいる左にサイドチェンジ。天野ドリブルで相手陣内深く切り込むとクロス。これを齊藤がシュート。しかし決まらず。
ＳＣ相模原は攻め続けますが、上の画像の通りがっちり厚木が守備陣形を引いていますので、得点に至りません。吉岡のシュートシーンですがシュートコースには赤矢印のＤＦが構え、齊藤へのパスコースには青矢印のＤＦが構えています。また黄色矢印の通り、吉岡・齊藤にＤＦが体を寄せてきています。仕方なく吉岡は「難しいシュート」を打たざるを得ません。前半はこの繰り返しです。２１分・２４分この日前への意識の強かった村野が連続でシュートを放ちますが決まりません。２５分村野シュート！決まった、かに見えましたがオフサイド。ＳＣ相模原じりじりした展開が続きます。
齊藤にはフィジカルの強いＣＢ小牟禮（４番）が、マーク。齊藤にはシュートを打たせません。シュートを打つのは森谷・村野・吉岡・大将といったメンバーですが、相手のプレスでどうしても精度の高いシュートに至りません。厚木マーカスの思惑通り、前半を０－０で終了します。
後半、厚木は２人の交代。大将と村野についていけなかった左ＳＢをレギュラーの井坂に戻し、前線にスピードのある須田を投入します。後半は、カウンターでチャンスを狙い１点を取り逃げ切るプランです。どうしても先取点が欲しいＳＣ相模原。上画像の通り、天野に代わり公式戦に元気な姿を見せてくれた井上も果敢に上がり攻撃参加しますが、赤いユニフォームの壁を崩すことができません。こうした中後半１５分、まずこう着した攻撃を打開しようとまず戸塚監督が鈴木健太を呼びます。戸塚監督は下の画像の通り、入念に健太に作戦を授けピッチに送り出します。
するとその直後でした。八田が不用意にも２枚目のイエローカードで退場（下の画像）。攻撃を活性化させようとした戸塚采配は、この八田の軽率なプレーで全て御破算。クリスティアーノをボランチからＣＢに下げ、健太と坂井がポジションを変えながらボランチ＋ＳＨを務めるだけで、局面の打開はできないまま。時間だけが刻々と過ぎていきます。
しかし１５分～３０分の間は、森谷・坂井・健太・齊藤らがうまく前線でボールを動かし、攻撃陣が１人少ない事など感じさせません。攻めるＳＣ相模原。３０分、齊藤がドリブルでゴールに迫るところを厚木マーカスＤＦ押し倒し。ＳＣ相模原ＰＫを獲得します（下の画像）。これを決めれば守備は安定しているだけに１－０で逃げ切ることができます。キッカーは齊藤。しかしＰＫはゴールポストに当たって跳ね返る！齊藤もう一度シュート！今度はゴール枠上にホームラン。言葉も出ないＳＣ相模原サポーター。
ＰＫ失敗で選手のモチベーションも落ちたか、このあと厚木マーカスにＤＦライン裏を取られてＧＫと１対１になる場面がありましたがＧＫ佐藤の好セーブで相手に点をやりません。森谷に代わって投入された松本も、攻撃を立て直すには至らずこのまま試合終了。喜ぶ厚木マーカスベンチ。うなだれるＳＣ相模原の選手たち。引き分けですが、厚木マーカスにとっては狙い通りの引き分け、ＳＣ相模原にとっては不本意な引き分けに終りました。
関東リーグ２部の優勝争いの中で今日の「１引き分け」は、まだ開幕２戦目ということもあり今後さえしっかり勝っていけば全く問題ありません。しかし、今日の試合は内容が悪すぎ。リトリートした相手に攻めあぐね、ＤＦリーダーの八田がレッドで退場し、オフェンスリーダーの齊藤がＰＫを外す、というどうにも収まらない内容でした。大事なのはこの試合の後です。特に次は「横浜猛蹴」戦。今日のようなプレーが続けば今度は引き分けでは済まないでしょう。イエローカードをもらわなくても零封できるもっと安定した守備力をつけ、またゴールにつながる攻撃のために、ＭＦ・ＦＷの選手たちは、プレーの精度とスピードをもっと上げていく必要があります。是非、次の試合でＳＣ相模原の進化を見せてください！頑張れＳＣ相模原。
↓ブログ応援のために下のボタンをクリックしていただけると嬉しいです！↓
サッカーブログ JFL
↑携帯電話からはこちらをクリック。ありがとうございます。励みになります。↑
試合終了後、長年ＳＣ相模原を支えてきてくれたサポーターの皆さんから、
「今年の試合の中で今日は最悪」「昨年の今頃も六浦ＦＣとこういう試合をした」「２００８年、県リーグ３部の時には６－１で厚木マーカスに圧勝したのに何で２０１１年の今日は０－０なの？攻撃が弱くなっているんじゃない？」と厳しい指摘が飛びかっていました。私も同感です。攻撃陣の早期成長と奮起に期待したいところです。
今日の先発は以下の通りです。
FW:齊藤・森谷 MF:吉岡・村野・坂井・クリスティアーノ DF:八田・中川・大将・天野 GK:佐藤
厚木マーカスのメンバーや戦い方から「前半は０－０で終える」ゲームプランは明らかでした。厚木マーカスは全員がよく走りＳＣ相模原にプレスをかけ続け、相模原の選手たちのプレーの精度を落としていきます。
・８分 齊藤がポストで落としたボールを森谷がバイタルエリアに持ち出し、大将にパス。大将シュート。しかしゴール枠上。
・１４分森谷がＤＦとの１対１に勝ちペナルティエリア（以下ＰＡ）に侵入。走りこんで来た村野にマイナスのパス。村野シュート。しかしＤＦに当たる。
・１６分右サイドから坂井が大きく天野のいる左にサイドチェンジ。天野ドリブルで相手陣内深く切り込むとクロス。これを齊藤がシュート。しかし決まらず。
ＳＣ相模原は攻め続けますが、上の画像の通りがっちり厚木が守備陣形を引いていますので、得点に至りません。吉岡のシュートシーンですがシュートコースには赤矢印のＤＦが構え、齊藤へのパスコースには青矢印のＤＦが構えています。また黄色矢印の通り、吉岡・齊藤にＤＦが体を寄せてきています。仕方なく吉岡は「難しいシュート」を打たざるを得ません。前半はこの繰り返しです。２１分・２４分この日前への意識の強かった村野が連続でシュートを放ちますが決まりません。２５分村野シュート！決まった、かに見えましたがオフサイド。ＳＣ相模原じりじりした展開が続きます。
齊藤にはフィジカルの強いＣＢ小牟禮（４番）が、マーク。齊藤にはシュートを打たせません。シュートを打つのは森谷・村野・吉岡・大将といったメンバーですが、相手のプレスでどうしても精度の高いシュートに至りません。厚木マーカスの思惑通り、前半を０－０で終了します。
後半、厚木は２人の交代。大将と村野についていけなかった左ＳＢをレギュラーの井坂に戻し、前線にスピードのある須田を投入します。後半は、カウンターでチャンスを狙い１点を取り逃げ切るプランです。どうしても先取点が欲しいＳＣ相模原。上画像の通り、天野に代わり公式戦に元気な姿を見せてくれた井上も果敢に上がり攻撃参加しますが、赤いユニフォームの壁を崩すことができません。こうした中後半１５分、まずこう着した攻撃を打開しようとまず戸塚監督が鈴木健太を呼びます。戸塚監督は下の画像の通り、入念に健太に作戦を授けピッチに送り出します。
するとその直後でした。八田が不用意にも２枚目のイエローカードで退場（下の画像）。攻撃を活性化させようとした戸塚采配は、この八田の軽率なプレーで全て御破算。クリスティアーノをボランチからＣＢに下げ、健太と坂井がポジションを変えながらボランチ＋ＳＨを務めるだけで、局面の打開はできないまま。時間だけが刻々と過ぎていきます。
しかし１５分～３０分の間は、森谷・坂井・健太・齊藤らがうまく前線でボールを動かし、攻撃陣が１人少ない事など感じさせません。攻めるＳＣ相模原。３０分、齊藤がドリブルでゴールに迫るところを厚木マーカスＤＦ押し倒し。ＳＣ相模原ＰＫを獲得します（下の画像）。これを決めれば守備は安定しているだけに１－０で逃げ切ることができます。キッカーは齊藤。しかしＰＫはゴールポストに当たって跳ね返る！齊藤もう一度シュート！今度はゴール枠上にホームラン。言葉も出ないＳＣ相模原サポーター。
ＰＫ失敗で選手のモチベーションも落ちたか、このあと厚木マーカスにＤＦライン裏を取られてＧＫと１対１になる場面がありましたがＧＫ佐藤の好セーブで相手に点をやりません。森谷に代わって投入された松本も、攻撃を立て直すには至らずこのまま試合終了。喜ぶ厚木マーカスベンチ。うなだれるＳＣ相模原の選手たち。引き分けですが、厚木マーカスにとっては狙い通りの引き分け、ＳＣ相模原にとっては不本意な引き分けに終りました。
関東リーグ２部の優勝争いの中で今日の「１引き分け」は、まだ開幕２戦目ということもあり今後さえしっかり勝っていけば全く問題ありません。しかし、今日の試合は内容が悪すぎ。リトリートした相手に攻めあぐね、ＤＦリーダーの八田がレッドで退場し、オフェンスリーダーの齊藤がＰＫを外す、というどうにも収まらない内容でした。大事なのはこの試合の後です。特に次は「横浜猛蹴」戦。今日のようなプレーが続けば今度は引き分けでは済まないでしょう。イエローカードをもらわなくても零封できるもっと安定した守備力をつけ、またゴールにつながる攻撃のために、ＭＦ・ＦＷの選手たちは、プレーの精度とスピードをもっと上げていく必要があります。是非、次の試合でＳＣ相模原の進化を見せてください！頑張れＳＣ相模原。
↓ブログ応援のために下のボタンをクリックしていただけると嬉しいです！↓
サッカーブログ JFL
↑携帯電話からはこちらをクリック。ありがとうございます。励みになります。↑
