佐藤小屋はラララ無人くん。過疎化廃村状態。あの変ちくりんの鸚鵡はいずこへ?
雲海の上であります。今日も地球の一日がスタートしてます。
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・・・!そう言えば誰にも会っていない事に気づく。
ハイシーズンだったら真夜中に(人間の)登山大渋滞が出来る富士山。
何でも今年は震災の影響で減少したがそれでも山梨側から23万人が上がったそうです。
だから静岡側も合わせたらえらいコッちゃの人数でしょう。そして今日は誰も居ないwww
ザクザクヨロヨロと歩を進める。やっぱり登山競争の時とは比べものにならないチキンな足取り。
とにかく身体に軽さがない。装備やリュックに水やパンを背負っているのは仕方がないとは言え
それを引いても問題外のパワー不足。おかしいなぁ~毎日練習してるのに?
んーつまりこれが本番と遊びの気合の差か?
後光射す宇宙怪獣
地球もなかなか良いモンじゃのう・・・(オッ、喋ったwww)
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えーと書き忘れたが大前提があった。
山梨県では7、8月の夏山登山シーズンに対し安全確保の為に指導センターを六合目に
24時間開設しトラブルに対応しています。そして山腹にある各山小屋も宿泊や休憩場所と
して機能していますがシーズンオフにはそれらの施設は閉鎖になっております。
つまりオフ時期の登山は全て自己責任の範囲で登って下さい。たまたま今回は気温が高く暖かい
ですが通常なら山頂は9月日中でも氷点下になり突然の降雪も十分考えられます。夏の格好で
登り怪我や寒さで動けなくなって地元警察等に救援を依頼してもスグには誰も来ません。
万が一捜索隊要請やへりでも飛ばせば超高額なご請求が届く事となります。
そうゆう覚悟や装備の上、挑戦してみて下さい。でも雪山は絶対止めた方が良いかと思います。
なぜなら極簡単に死にますので。それでも良ければドーゾお好きに
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各山小屋は閉鎖は勿論、入り口をトタンで打ち付けてあるので名前がわからないなぁ。
ここが何合目かも不明だがどんどん通り抜けて行くこのセクションはやたら楽しいね。
自力で行けゼットン君よ!っうか羽あるのに飛べんのかぁ?
七合目あたりの砂礫と岩場を繰り返しクリアーしてようやく白雲荘とやらで休憩中の単独オジサマに
出会う。既に足腰が崩壊しているのか座ったが最後立ち上がれないご様子www 頑張れ!
鎖場もある。手袋しないと怪我するよ
こちらもここで一服。パンをほおばり少ない気合をボタン連打で立ち上がり再スタートを切る。
見える頂が一向に近寄ってこないのに絶望しながらそれでも前に前にと牛歩の如し。
命の水分ポカリスエット900ml
オヤツも分け合おうな(やっと馴染んできたwww)
思い出したが白い3つの鳥居がありそれを目視できれば結構良い位置まで来たことになる。
だが一つ目の希望の鳥居はなぜか赤?あれそうだったっけ??
実はフェイクの赤鳥居だったが知る由も無くこれを一つ目とカウント。
しばらくすると次の白鳥居が遠くに見えてきた。あれが二つ目・・・あと一つ。
愛と希望の鳥居。心から渇望
ふう~まだまだだが一段落
少し気合注入され気持ちに余裕が出る。
眼下に広がる雲海。誰も味わえない空気感に感動しながらまた少しづつ上に進んで行く。
神の視点。八百万の神の住む世界か?
三つ目の鳥居が見えた!がなんかおかしい?頂上というには余りにも手前に見える?
半信半疑でデジカメを最大ズームしてみれば案の定更に奥にもういっこ。
ムムぬか喜びに騙されたwww
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!??? アレ?
ガーン!フェイントぉ!
でももう肉眼でもハッキリと捕らえる距離まで来た!あと少し!
ラストの岩場に入ると今年の登山競争の焦燥感(制限時間まで残り5分)を思い出し下半身が
ウズウズするwwwあの時は絶望と希望と不可能と可能が脳内大戦争してたっけ?
よく間に合ったよなぁ~と我ながら感心ッス。
ラストや小僧!頑張れ!
ワーイ雪~♪ っかそっちが楽しいんかい!
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そんなメモリーを辿る旅もようやく終焉を迎える。
最終ゲートには狛犬にガードされた白鳥居が到着を待っていてくれました。
日本古来何千年前からそこに居る・・・筈もない。あうんの嘘ですね
御犬様のお足元にお邪魔するッス
あぁお疲れさま!どーぞごゆるりとお休み下さい♪
と誰もマジで誰も居ない山頂。こんな事ってありえるの?!
お約束の石碑。写真待ち時間0秒
いつもは銀座より酷い過密度なのにね
疲れた。でも来てよかった
つまり日本で一番高い場所に私一人と言う事実。文字通り日本の頂点www
なんて事を思いながら記念撮影パチリ。富士山火口を覗いてパチリパチリ・・・飽きた。
馬返しから4時間50分。登山競争は市役所から4時間半(馬返しまで1時間!)だから・・・遅っ
ボンヤリ記念撮影はゼットンが
実は本当に一番高いところ、つまりご存知剣が峰3776mは富士山レーダードーム跡地にあり
火口を周るお鉢巡りをしないと行けないのだが(約1時間必要)でももう面倒なのでここでおしまい。
ここが一番高い認定OK?ウンウン
怖くて近寄れません
あれが観測所跡地。剣が峰はあそこッス
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20分位の頂上滞在で下山開始。
この斜面の角度!!ありえません
雲が襲って来たよー
脚が痛いヨーと泣きながら馬返しまで下り終わったのが14時だったか?
待っていてくれたブリッツに乗り込みアパートに着いたのが14時半。
まぁ長くて楽しいミニトリップだったこと
お茶を点てて一口啜れば体調も睡眠不足も大丈夫そうだし、
それでは筋トレとバイトでも行こうかのぅ(貧乏暇なしトホホ)
落ちが弱いがお後が宜しいようで~オシマイ♪
んじゃまぁエキストラコールドでも呑むか~
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