やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

NO!NO!NO!どこかの反戦パンクスとまるっと刈取られた反骨魂とは如何に?

2021-05-17 09:51:03 | 釣部
野球界におけるノーノーと言えばノーヒットノーラン(無安打無得点試合)である。


ウィキによると日本でのその1号はかの沢村賞の沢村栄治氏であり以降90年近いプロ野球の中で93回達成されたとある。
ちな雑学だがその元祖沢村氏が3回達成しておりいまだに塗り替えられてはいない。ヘー


だが釣り界におけるノーノーの事情は少し(かなり)違う


いわゆる「やってもうた!」でありノーバイトノーフィッシュはもはや日常の風景まで下がっている話だ。
だがそんな日常を積み重ねた世界記録レベルの偉業(異形)を達成した漢ありけり。



・・・


***


ここ秩父リザーバーには随分通ったが今年から入漁料800円(現地だと1200円)を徴収する事となった。
まぁそれはいい。確かに数多のバサーが好き勝手にやりすぎたきらいはある。


しかしお金を取るという事は責任を負う事と同意義で暗にバス害魚論(再リリース禁止とかネ)を看板等で示しながら
バサーから徴収したお金で愛しのバスちゃんを駆除をするようではマヂで本末転倒である。


その辺の態度を明確にしていただかないと気持ちよく払えないのも本音である。さぁどっちなんだい?
※入漁券は国道からのダム入り口にあるローソンで買えます


それはともかくある意味パブリック化したという事で今まで伏字だった秩父リザーバー名ですがここで明かそうかと。
その名も合角と書いてカッカクと読むこのダム。秩父市と隣接する小鹿野町を跨ぐようなリザーバーでアクセスはそう悪くないトコ。
富士吉田市からだと雁坂トンネルをつかって120km強とまぁそんなもの。山奥っちゃ山奥。


静かに佇む


そこには小さいながらもコンクリスロープが1~2箇所ありトレーラーボートもランチング可能だが
エンジンは使用不可なのでアルミ+エレキが主流で大きさはエレキで1日あれば2周出来るくらいの規模であります。


2本のバックウォーターで形成されておりショアラインは赤土バンクや土嚢
岩盤やブッシュ、レイダウンが主で立ち木は少ないかな。


とにかく今やフリーでボートを降ろせる珍しいリザーバーなので割と人気みたいです。
今回は平日ですが夜明けから私達含む3艇が入っておりました。土日は入った事ないけどそれなりに盛況かと予想する。


さてそんな合角ダムですが今回はびっくりする程満水の様子。見た事ないショアラインになっておりますがさてどうなる事やら?


でも水はキレイ


***


まずはランチングして右バックウォーターを目指す。


水は妙にクリアアップされていてボトムが見え過ぎる感あり。だが見えるって事は見られるって事。
バスはおろかベイトっけもなく時折見つけるそれっぽい魚影は100%コイである。うーん。


まだ浮きフェンスには着いてない様子


さて時期的にバスはスポーニングシーズンであり表水温18℃は丁度良いんじゃないかと思うのだが意に反してネストは見えない。
いや別にネスト撃ちはせんけどウロウロと見えるはずのペアリングとか皆無でつまりそうゆうステージにまだ達していないのだろうか?
水に手を突っ込んでも温かいのだがの?


察するにこの水位のせいか?


上でびっくりする程の満水と書いたが実は本当の弩満水から2m減。壁にそんな冠水マークがある。


それがいつの事かは知らないがやはりここはリザーバー。水位変動が人間の都合一つでいとも簡単に行われる。
実際この日の朝と夕では20cm程減水させていた。


こうゆうのに対応するべくバスはやや深いトコにネストを張っている・・・
もしくは1回目のネストが干上がってしまい待機中かもしれない。


生命の一大イベントである産卵行動だ。慎重&用心深くせざるを得ないだろう。


いずれにせよスポーニングシーズンは難しい時期。せめてネスト絡みではなく食性でルアーを喰う奴のみを追いたい。


***


タックルはスピニング3本ベイト2本の計5セット。


チャター、ライトテキサス、ノーシンカー、ワーミングリグ用そしてプラッキング用である。珍しく張り切ってのセッティング。
西湖とは全く違うワクワク感で手替え品替えでアプローチを続ける。


だがノー感じ。


フロントのガイスー君はホバストなるリグで勝負中。漂うような小魚をイミテートした流行りのテクニカルだそうだ。
ワームの浮力が強いのだろうか?ネイルシンカーを入れてフックを掛けてもそれほど沈まなくてイイ感じ。
飛距離は止む無しだが届かなければボートが近づけば良いだけ。イガイガしたショアラインには割と適していそう。


対してワラクシはノーシンカーが中心でそれらをスキップさせながら隙間や奥へアプローチしてゆくのだがチェイス一つない。


そう言えば見えバスもゼムゼムいない。チビバスでスクールしてても良い季節なのにだ。


でも楽しい。


釣れたらもっと楽しいのは当たり前だが釣れなくてもこうやってフィールドに身を置くだけでも良いのだ。
キャスト毎に期待値があり案外気持ちが切れないのであります。


!!


っと反射的にロッドを立てたのはガイスー君。


オッ!ナイスそうだが・・・

ジリリリとドラグ音が響く


ブッシュ前でホバストを漂わせたらバイトが出た。っか結構良さそうですよ・・・




キター!


ファーストフィッシュは見事な40UP!やったネガイスー君!


***


オイルフェンスを超えてそのまま右のバックウォーターを上がってゆく。あいかわらずバスはシャローに見えない。


何にもない沖でボイルらしき波紋が広がっているがバスかどうかは怪しい。
この時期ヘラもそうゆうハタキ行動するからね。と言いつつも射程距離で波紋があればキャストしちゃうのはバスマンの性だけど。


しっかし合角ダムには何度も来ているけどここまでバックウォーターの奥まで行けるのは初めて。当然見た事ない景色。
だが最奥まで行ってもバスは見当たらない。そしておそらく更に奥にあろう川から新しい水が供給されてない感じでどよんとしてる。
うーむUターンUターン。


初めて見る景色

まだ行けるぞ

ついに行き止まり


今度は逆壁を撃ちながら下るのだが全くのノー感じ。どこいった合角バスは?


捕食者であるバスは当然ワカサギの様な小魚を喰うがこのイーターとベイトのキャパバランスが崩れた時、バスはより小さいバスをエサとして喰う。
バスが過渡期に入るとそうゆう傾向が顕著になりあれだけいた20cmくらいの2年魚スクールが見えなくなったりする。
もちろん全部食べられた訳じゃないんだろうがそうやって次世代が淘汰されて湖全体のバランスが取られる(と思う)


実釣的には小バスが全く釣れなくて釣れれば40UPばっかりとか・・・そうゆうトコありますよねぇ。


当然釣り易いのはいたいけな小バスなんだがこの湖では数年前から簡単じゃなくなったと感じている。
あの懐深い琵琶湖でさえそうゆう傾向がある。だからと言ってどうにも出来ないけど。


う~ん


***


反時計回りのショアライン一筆書きでスロープからバックウォーターそこから下って本湖に入る。


散々過去にお世話になった大きな岩盤も今や水中で良く解らないが多分この辺だと検討をつけて探ってゆく。
だが依然ノーバイト。しかし本湖に入って少しだけバスの姿が見えた。はぐれメタル的に本当にポツポツと。
えーバスってそんなレアな魚か?!


だがピューって逃げてゆくだけで喰うとか喰わないもない瞬間移動で消滅。オイオイ。


でもこうゆう感じってあのデスレイク丹沢湖に似ている。凄く良い(に見える)エリアだがの。


MMZなるワーム


左のバックウォーターも同様。


こちらは奥の奥までは行けないが行けるトコまでは懇切丁寧に打った。主にガイスー君が。
ホバストは極めてスローな釣りなのでテンポは上がらないがだからこそ。だが無視。


言うまでもないがバックシートのワラクシは既に意気消沈でお昼寝してますw


***


昼寝もソコソコにほぼほぼ一周回った感想は「バスいなくね?」程度のもの。


黒いのはオタマジャクシ

どこ行ったの


ホンのちょっとだけ見えバスが多かったエリアはあるが全体的に不調過ぎる。表層には出てこない。
ブッシュにいるかもしれないがホバストの限界を超えたロングキャスト必至。曇天だが変化である風雨はない。





でも楽しい割と楽しい


そう、ある意味それでよいのだ。


確かに全く釣れないけどスキッピングしているだけで超楽しくてたまらんw


それらのほぼほぼポジティブな材料もないデータを元に二周目に突入。


だが夕方にただ一度だけ我がルアーを小バスちゃんが追って来たが華麗にUターンして消えてきました。
それが今回唯一無二のチャンスでつまりバイトではなくチェイスのみでありました。チャンスの神様はいけずだねぇ。


んでガイスー君も朝の一本以降は怪しいバイトは2~3度あったようだがキャッチには至らずつまり一本のみで終了。


もう薄暗くなってきた

気が付くと真っ暗に


でもでもやり切った感はありそれは満足すべきものですが逆に「リベンジしてやる!」というマンイドまでボキボキに折られた一日でしたw
あれー?そう言えば前にもこんな事があったっけか?


二度と近づけねぇ!チョー恐ろしいデスレイクだ!!ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル


と今は怯えているけど釣り人は基本大馬鹿なのでそんなの3日で忘れて同じ事を繰り返すんでしょうよw
そうゆう人をワラクシは結構身近に知っている。ん?誰の事や?
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