鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

佐助に「アルファ・ミラノ」がやって来た!

2011-10-20 19:17:22 | クルマ
昨夕、陶芸のお仕事を終えて工房の窓から秋の夕空をボーッと眺めていたところ、ウチの奥さんから「ブンブンの小木曽さんから電話ですよー!」との声が。

ブンブン紅茶店のオーナーマスター・小木曽さんからお声がかかるということは、これすなわち「クルマ」のお話しに違いありません。

急いで受話器に耳をあてると、「あっ、倉田さん。今、ウチのお店にSさんがアルファに乗ってきましたよ。見にきませんか」と、小木曽さんのまるで少年のように弾んだ声が・・。

もちろん「よろこんで!」、いざブンブンさんへ。驚いたことにウチの奥さんも「私も行く」と言ってついてきました。というか、ブンブンさんまでの早足にて1分ほどの道中、終始、私を先導するかのように前を歩いていました。

夕闇迫るブンブン紅茶店さんの駐車場にたたずむビンテージ・アルファ・・。

1934年製 6気筒2300ccエンジン搭載、とのことです。 

今から約80年前弱、ちょうどドイツでヒトラーが独裁政治を始めていた頃にイタリアではこのような美しいクルマが生み出されていた・・。まさに西欧社会の歴史と文化、そして「底力」が偲ばれます。

このクルマのオーナー・Sさんは鎌倉在住で、小木曽さんと私(二人は同年齢)よりも若く、おまけにとてもスキッとした男性です。さきに小木曽さんに連れていってもらった大磯での「La Festa」のイベント会場にて、小木曽さんに紹介してもらったばかりでした。

お互い挨拶もそこそこに、小木曽さんの「暗くなる前に写真に収めたらどうですか」とのお言葉に甘えて、ヴィンテージ・アルファのプチ撮影会。

丸いお馴染みのフロントエンブレムの下部には「MILANO」の文字が。この「MILANO」はアルファ発祥の地に由来するのか、はたまた、ミラノを政治基盤としアルファを愛用していたムッソリーニに敬意を表したのか・・、自分勝手に思いは尽きません。

Sさんはこのアルファを普段の「足」として、コンビニへでもどこへでも鎌倉の街中をドライブしているとか。素敵過ぎます・・。

秋の夕闇の中、控えめな照明に照らされたブンブンさんのお店と、アルファのシルエットにしばしうっとり。


撮影終了後、小木曽さんとSさんのクラシックカー談義にそっと仲間入りさせてもらいました。私がクラシックカーの分野においは門外漢ということを踏まえながら、お二人はクラシックカーの歴史やメカニカルシステム、はたまたそのドライビングテクニックの特殊性その他、やさしく、深く解説してくれました。

「クルマ」としての構造やドライビングの話を聞くにつけ、「へぇー、そうなんですか」という驚きと、「まったく同感」という共感を得た1時間余。至極のひと時でした。

小木曽さん、Sさん、ありがとうございました。

ちなみに、本日のブログをアップするにあたって撮影した写真を整理していたらこんな写真を見つけました。ビンテージ・アルファのコックピットがくっきり。メーター周りのソリッドな質感、シートのヤレ具合、いい味出ています。


はて、撮影者は?。 うーん、どう考えてもウチの奥さん以外にはいません。どうやら、こっそり、しっかり、激写していたみたいです。

この調子でいけば、ウチの奥さんもささやかな「クルマ馬鹿」の仲間に巻き込めるかも。

どなたか、ウチの奥さんの「クルマ馬鹿化計画」へ向けてお知恵拝借!、願います・・。







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