鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

『竹取れ物語』の終幕はクロネコ

2011-10-04 20:25:37 | 日記
先月9月7日から静岡県掛川市の「茶果きみくら」さまにて開催されていた「よりそう、器と食と。展」が昨日終了しました。会期中、会場にお越しいただいた皆さま方に御礼申し上げます。また、今回の企画展をお知り合いの方々にお知らせしていただいた私の友人、知人の皆さま方にも感謝の意を表させていただきます。

今回の展観を企画してくれたスタジオカルティベイトさま、ならびに会場を提供していただいた丸山製茶さまにもあらためて御礼申し上げます。


本日は陶芸教室の予定も入っていなかったので、思い切ってこの夏以来の縣案だった「庭仕事」を挙行しました。

主たるフィールドは我が家の東側にアイガー北壁の如く険しくそびえる急斜面!。幽玄、はたまた有限でもなく、とにかく無限に崖の奥まで生い茂った竹をバッタバッタと駆逐しまくりました・・。


と言うのは大うそで、ものの5分もすると息も絶え絶え。崖の中腹に立ちて天空を見上げると、青空をバックに竹、竹、そしてまた竹の峰々。ふと、市内・浄明寺の通称「竹寺」報国寺のあの見事な竹林を思い出し「あの美しい竹林を維持管理し続けるお寺のお坊さんこそ、名僧と言わずして何という・・。偉大だ」などと、独り言をブツブツ。

崖の竹を切っては表に運び、あっという間に竹の山が・・。

竹の枝を細かく切ってはビニール袋に収める作業が果てしなく続きます。

こんな時、竹の中からかぐや姫が現れて「お疲れさまです」と笑顔とともにささやいてくれれば疲れも吹き飛ぶのですが、残念ながらそんな気配はみじんもありません。

時折、一緒に「庭仕事」していたウチの奥さんが庭の奥からヨレヨレとした足取りで現れて「もうだめだ。今夜は『竹取れ物語』の夢を見そうだ・・。」とポツリ。あー、ウチの奥さん、もう限界近し。でも、私もまったく同感でした。

朝9時から始めた「佐助竹細工」は夕方6時に何とかフィニッシュ。作業している時にずーッと履いていた長靴を脱ぎ捨てて土間にへたり込んでいると、ウチのクロネコ・チー坊が本日の『竹取れ物語』のエンドマークよろしく、「ヒャーっ」とひと鳴きしながらお出迎えしてくれました。

あー、鋏の使いすぎで指に力が入りません。手ぶれしまくりの写真です。お恥ずかしい。

ン、「竹取物語」にネコ出てきたっけ? たしか、龍や燕は出てきたような記憶はあるんだけど・・。

いえいえ、本日のお話は「竹取物語」ではなく、私とウチの奥さんがしたためた『竹取れ物語』ということでした。ゆえに、ネコの「登場」もお許しあれ・・。
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