あらためて今年に入って以来したためてきたワタシの拙いブログを振り返ってみたところ、「底冷え…」「大雪」「氷がガチガチ!」といった感じで、なんともかんとも「お寒い」限りの話題に終始してきているような感があります。そして昨2月2日も朝から「また雪…」。わが家の窓から見える佐助の街もうっすらと雪景色。
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幸いなことに午前中には雪も止み「ああ、良かった」とほっと胸を撫でおろし、午後2時過ぎに「これで安心して、華のお江戸にお出かけだぃ!」と勢いつけて横須賀線で東京に向かいます。
銀座にある煙草の煙モンモンの喫茶店で打合せを済ませ、夕闇に包まれた築地のCOMMUNICATIOI GALLARY「ふげん社」で開催中の「関戸勇写真展 視線の先」の展観へ。
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かねてよりワタシはいろいろな方々のご縁から北鎌倉史跡研究会(北鎌倉緑の洞門を守る会)に所属し、北鎌倉の自然や文化に親しみながら街の象徴でもある緑の洞門の保存運動にも微力ながら関わってきています。同会の中にあって、関戸さんはワタシにとってまさに兄貴分のようなとても頼りになる存在です。
この日は写真展の「クロージング・パーティー」ということで、関戸さんも自らの写真への想いを控えめに、そして次第に熱く語りかけてくれます。
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その挨拶の中でも「どんなカメラでも、人の心に訴える写真を撮ることは出来ます。今回展示した作品の中にはスマホで撮ったのもあります」という言葉が印象に残っています…。
関戸さんの挨拶を経て、写真展クロ―ジング・パーティーは、北鎌倉史跡研究会・共同代表の鈴木一道さんと出口茂さんが、関戸さんへのエールと緑の洞門保存に向けて様々な提言を披瀝。
経営学者でもある鈴木代表は、写真家・関戸さんをなんともイイ感じにこき降ろしつつ持ち上げながら、緑の洞門開削計画が暗躍し始めた頃から現時点までの経緯を時系列的に解説、ならびに問題提起を穏やかな口調で。
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大手進学塾のカリスマ数学講師にして、ワタシの飲み友達でもある出口代表は、五島列島や隠岐、そして房総をはじめ全国に残る洞門への訪問紀行を熱く語りながら、あらためて北鎌倉緑の洞門の価値を穏やかに解説。
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カリスマ数学講師から、洞門オーソリティに転身の予感も!?
この日の関戸さんの写真展クロージング・パーティーには、写真展開催記念特別バージョンとして若手浪曲師・東家一太郎さんの浪曲会が催されました。数年前、関戸さんとそのお仲間の写真展に東家一太郎さんが訪れたことから、一太郎さんが北鎌倉の洞門にまつわる浪曲「浪花節だよ 洞門は」を作り上げ、これまで北鎌倉や鎌倉、そしてこの築地のふげん社等、数次にわたり公演してくれています。そして、このたびも、北鎌倉からの聴衆をはじめ、ふげん社は万来の人で超満員。
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一太郎さんは、自らと北鎌倉を繋いでくれた写真家・関戸さんが撮った洞門の写真やポストカードを紹介しながら
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徐々にムードをたかめつつ、
いよいよ、ともに鎌倉にまつわる「浪花節だよ 洞門は」と古典「恩讐藤戸渡り」を大熱演!。これまでにも「浪花節だよ 洞門は」を観てきた人達からは異口同音に「今回は洞門問題の状況の変化や緑溢れる北鎌倉の街の風情をふんだんに織り込み、とってもバージョンアップしてる!」と驚嘆の声が上がっていました。ワタシもまったく「同感!」。
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蛇足ながら、一太郎さんの傍らで曲師を務める妻の美(みつ)さんの合いの手と三味線のちょっとタメを効かせた響きがこれまたとっても良いのです。その昔、まだ二人が結婚する前、一太郎さんが「別離」を覚悟して「浪曲師を目指す」と打ち明けた時、美さんは「では、私は三味線を習ってアナタの脇で曲師として一緒に舞台に…」と、支える決意を即座に告げてくれたのだとか。このハナシだけでも、一編の浪曲になりそうです…。
今回、大幅にバージョンアップした「浪花節だよ 洞門は」は、来たる3月18日(日)の昼日中、横浜・JR桜木町駅から徒歩数分の横浜にぎわい座でも観ることが出来ます。詳細は以下のとおり。
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お時間のある方はもちろん、お忙しい方も時間をこじ開けて是非ご参集のほどを。けっして損はさせません! と思います…。
まれにみる厳冬のもと、ふと気がつくとお隣の家の梅の古木が花開き始めています
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浪花節の夜を越えて 節分祭の梅の花 白き花弁に透ける春…
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