今は昔、黄金週間ありまして。遥か彼方に消えまして・・。私にとってゴールデンウイークという名にふさわしい楽しい「イベント」とは全く無縁のままに、かの連休はまさに「風と共に去りぬ」な状況となりにけり。そして、ふと気がつけば5月も半ば。まったくもって、
「あゝ おまへはなにをして皐月・・・ 吹き来る風が私に云ふ」 という感じ。
はて、どこかで読んだことのある一節のような気も。中也さん、少々の改ざん、お許しあれ・・。
ともあれ、前月もほぼ同様だったのですが連日お教室と作陶で工房に蟄居したまま、外出といえばご近所のお店をご挨拶がてらポツリポツリと巡る約10分ほどの散歩のみ。ということで、ブログになるような面白い出来事も「五月枯れ」?。
おまけにここ数日は首のあたりを激しく寝違えてしまい、首筋は見事なくらいの「五月腫れ」というありさまです。
「天気もカラダもココロもピーカンになぁれ!」と思っていたところ、昨日午後の陶芸教室に「ただいまー!」の声とともにチビッ子陶芸家・ケンちゃんがさわやかな風の如くやって来ました。
いつも陶芸教室においてとても小学3年とは思えない秀作を生み出し続けるケンちゃんですが、昨日も驚異の集中力でとってもアートな作品2点を熱血制作。そして、「さぁ、行こう」とさっそくお出かけの準備です。ランドセルの中にはとっても大切なチケットが・・。
そのプラチナ・チケットがこれ、です。
今年1月29日にご近所の「甘味処こまめ」さんでの「こまめ寄席」の際にケンちゃんがゲットした超豪華景品です。このチケットを手にした時のケンちゃんの嬉しそうな表情を今でもはっきりと覚えています。チビッ子の笑顔はまさに「宝物」ですね。なんだか、ほとんど孫のような感覚です・・。
ウチから「こまめ」さんまでは徒歩で2分ほど。ケンちゃんとお母さん、ウチの奥さんと友人のM子さん、そして私の総勢5名で初夏を思わせる夕陽を浴びて輝く佐助ケ谷の森を眺めながら、つかの間の散歩気分。
ほどなく「こまめ」さんに到着。
不思議なことにプラチナ・チケットの持ち主であるケンちゃんは最後尾から。主役は「トリ」を務めるということか。小学3年にして、モノの道理をしっかりと踏まえている・・のかな。
店内では「こまめ」のかえさんがケンちゃんを丁重?におもてなし。かえさんとケンちゃんがまとう「かぶりもの」がなんとも粋というか、妙というか・・。
ケンちゃんの黄色い「かぶりもの」は、1月の「こまめ寄席」の際に高座を務めた三遊亭遊吉師匠からいただいた「落語家さんのてぬぐい」。黄色い地に白い龍が描かれており、ケンちゃんは「昇り龍」と言ってえらくお気に入りの様子です。
それにつけても「こまめ」のかえさんはかつてはタカラジェンヌということもあり、このような「かぶりもの」ツーショットはあたかも宝塚舞台袖の娘役二人・・といった風情でもあります。なんともアットホームでいい感じ?
また、このランドセルがかねがねウチの陶芸教室にお越しの大人の間で「ステキ」と大評判。じつは私もひそかに「これ、欲しいかも」と思ったりしています・・。
そしていよいよ「どれにしよぅ・・」ということで、ケンちゃんとお母さん、もちろんみんなもメニューに首っきり。
慎重に吟味し、ケンちゃんと女性陣は「豆腐白玉・クリーム・黒白あんみつ」、そして私はもちろん「美味しいビール」で決まり、です。
白玉はオーダーを受けて一から作るということもあり、約30分ほどの待ち時間を経て待望の「イブニング甘味ショー」タイム。
ケンちゃんは白玉やアイスクリーム、そしてフルーツのひとつひとつに丁寧に黒蜜をポツリと流し落とした後にいとおしそうに愛でて・・。まずは黒蜜のかかった白玉を食して、とっても控えめに、そしてあまりの美味しさ故か、ややあって息を呑むように「おいしい・・」。となれば、声をかけるのは野暮というもの。
ケンちゃんは、白玉やアイスクリームはもとより、黒蜜の最後の一滴まで大事に大事に楽しんでいました。こんなに食べ物を大事にするチビッ子、あまり見たことありません。
お店の帰り際、ケンちゃんから「こまめ」さんと三遊亭遊吉さんへ感謝の意を込めて「扇子メッセージ」?。じつはこの扇子も遊吉師匠からのプレゼント。
しっかりと、扇子を開いてご挨拶するケンちゃん。
そのセンス、かなりイケてるかも・・。
「あゝ おまへはなにをして皐月・・・ 吹き来る風が私に云ふ」 という感じ。
はて、どこかで読んだことのある一節のような気も。中也さん、少々の改ざん、お許しあれ・・。
ともあれ、前月もほぼ同様だったのですが連日お教室と作陶で工房に蟄居したまま、外出といえばご近所のお店をご挨拶がてらポツリポツリと巡る約10分ほどの散歩のみ。ということで、ブログになるような面白い出来事も「五月枯れ」?。
おまけにここ数日は首のあたりを激しく寝違えてしまい、首筋は見事なくらいの「五月腫れ」というありさまです。
「天気もカラダもココロもピーカンになぁれ!」と思っていたところ、昨日午後の陶芸教室に「ただいまー!」の声とともにチビッ子陶芸家・ケンちゃんがさわやかな風の如くやって来ました。
いつも陶芸教室においてとても小学3年とは思えない秀作を生み出し続けるケンちゃんですが、昨日も驚異の集中力でとってもアートな作品2点を熱血制作。そして、「さぁ、行こう」とさっそくお出かけの準備です。ランドセルの中にはとっても大切なチケットが・・。
そのプラチナ・チケットがこれ、です。
今年1月29日にご近所の「甘味処こまめ」さんでの「こまめ寄席」の際にケンちゃんがゲットした超豪華景品です。このチケットを手にした時のケンちゃんの嬉しそうな表情を今でもはっきりと覚えています。チビッ子の笑顔はまさに「宝物」ですね。なんだか、ほとんど孫のような感覚です・・。
ウチから「こまめ」さんまでは徒歩で2分ほど。ケンちゃんとお母さん、ウチの奥さんと友人のM子さん、そして私の総勢5名で初夏を思わせる夕陽を浴びて輝く佐助ケ谷の森を眺めながら、つかの間の散歩気分。
ほどなく「こまめ」さんに到着。
不思議なことにプラチナ・チケットの持ち主であるケンちゃんは最後尾から。主役は「トリ」を務めるということか。小学3年にして、モノの道理をしっかりと踏まえている・・のかな。
店内では「こまめ」のかえさんがケンちゃんを丁重?におもてなし。かえさんとケンちゃんがまとう「かぶりもの」がなんとも粋というか、妙というか・・。
ケンちゃんの黄色い「かぶりもの」は、1月の「こまめ寄席」の際に高座を務めた三遊亭遊吉師匠からいただいた「落語家さんのてぬぐい」。黄色い地に白い龍が描かれており、ケンちゃんは「昇り龍」と言ってえらくお気に入りの様子です。
それにつけても「こまめ」のかえさんはかつてはタカラジェンヌということもあり、このような「かぶりもの」ツーショットはあたかも宝塚舞台袖の娘役二人・・といった風情でもあります。なんともアットホームでいい感じ?
また、このランドセルがかねがねウチの陶芸教室にお越しの大人の間で「ステキ」と大評判。じつは私もひそかに「これ、欲しいかも」と思ったりしています・・。
そしていよいよ「どれにしよぅ・・」ということで、ケンちゃんとお母さん、もちろんみんなもメニューに首っきり。
慎重に吟味し、ケンちゃんと女性陣は「豆腐白玉・クリーム・黒白あんみつ」、そして私はもちろん「美味しいビール」で決まり、です。
白玉はオーダーを受けて一から作るということもあり、約30分ほどの待ち時間を経て待望の「イブニング甘味ショー」タイム。
ケンちゃんは白玉やアイスクリーム、そしてフルーツのひとつひとつに丁寧に黒蜜をポツリと流し落とした後にいとおしそうに愛でて・・。まずは黒蜜のかかった白玉を食して、とっても控えめに、そしてあまりの美味しさ故か、ややあって息を呑むように「おいしい・・」。となれば、声をかけるのは野暮というもの。
ケンちゃんは、白玉やアイスクリームはもとより、黒蜜の最後の一滴まで大事に大事に楽しんでいました。こんなに食べ物を大事にするチビッ子、あまり見たことありません。
お店の帰り際、ケンちゃんから「こまめ」さんと三遊亭遊吉さんへ感謝の意を込めて「扇子メッセージ」?。じつはこの扇子も遊吉師匠からのプレゼント。
しっかりと、扇子を開いてご挨拶するケンちゃん。
そのセンス、かなりイケてるかも・・。
思わずにやにやとしてしまいました。
マキローさんの描写力、さすがです!!
ケンちゃんみたいに大事に大事に味わって、
白玉食べたくなりました。
今度、「こまめ」さんで白玉しましょ。ボクはビールだけど・・。