常日頃、ウチの工房では作陶ならびに陶芸教室での講習がメインの活動となっています。よって、日々のスケジュールはたとえば「朝10時からお二人、そして午後1時から三人がお教室」という具合に、朝の時点でおおむね確定しています。
されど、時には千客万来というか珍客万来というか、訳も分からぬままにいろいろな方々がやって来る「不思議な一日」があります。さしずめ、神無月の晦日は「不思議な一日」の特異日? のような…。
まずは10月31日の朝方に把握していた予定の程は‥。午前中の作陶を経て午後からは陶芸教室が夕方まで続きます。お教室のメンバーは午後1時過ぎからお酒に造詣の深い70代の紳士、そして午後3時からチビッ子陶芸家・ケンちゃんといった具合にまことに幅広い年齢層。
そして、この日の千客は…。
まずお一人目は、ウチの奥さんの編集のお仲間・S女史。東京在住のS女史は季節ごとに鶴岡八幡宮にお参りし、その際には時折わが家に立ち寄ってくれます。昨日もウチの奥さんと街中のどこかでランチした後に来廊し、私の作品をお買い上げいただくとともに「この風情がなんともいいですね」とのお言葉。
なんともいい「この風情」とは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/77/3c65d5c5ba1d1a0e39e3069ff4c3ff7f.jpg)
写真手前の4体の粘土の作品は、チビッ子陶芸家・ケンちゃんの力作です。S女史は奥の棚に並ぶ作品生地サンプルを眺めながら「今は亡き女流陶芸家ルーシー・リーの仕事場の写真にちょっと似てる…」とか。
うーん、昨今、特に若い人達の間でルーシー・リーの生き方とその陶芸作品があらためて注目されているようですが、私のこの工房の片隅の風景がルーシー・リーの仕事場を彷彿とさせる? それはちょっと、あまりにも褒め過ぎです…。
ともあれ、久しぶりにルーシー・リーの名前を聞いて彼女の作品の数々を思い出していたところ…。
ルーシー・リーが残した作品の鮮やかな色合いをイメージさせるコスチュームに身を包んだこんなかわいいお客様がやって来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1d/51b72325f6a223fca929aa0f5e69ea14.jpg)
お客さまはご近所の若奥さんと愛嬢・アイちゃん。私たちの顔を見るなり、アイちゃんは「トリク・ォァ・トリ…」とはっきりとつぶやいています。
「はて、これって何事?」とアタマをひねっていたら、若奥さんが「ハロウィンですよ~」と助け船を。なるほど、この時はじめて10月31日はハロウィン、らしいとおぼろげに認知しました。世間の事情にまことに疎い…。
「トリク・ォァ・トリ…」とは「Trick or Treat!」、すなわち「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうよ!」なのだとか。ウチには子供がいないので、ハロウィン事情はまったく知りませんでした。
アイちゃんはお母さんに手を引かれて小躍りしちゃってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/34/67e37e7ef528d8de7daa8456e34cd3e9.jpg)
まだ満2歳にもなっていないのですが、身のまわりの楽しいことははっきりと理解できるのですね。あらためて、子どもってかわいい、そして素晴らしい…。
子どもといえば、このチビッ子。ウチの陶芸教室にかれこれ2年ほどかよって来てくれているケンちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/31/91787104ac0b66fa670c2074f6c237be.jpg)
ハロウィン衣装のアイちゃんを迎えてくれた満面の笑顔を、すかさず激写してみました。私のカメラに撮られた瞬間、ケンちゃんは「しまった!」という表情を。これまた、子どもってかわいい。
振り返ってみると、私の高校時代の友人たちも軒並み「オジイチャン」「オバアチャン」の仲間入りを果たし、「ジジ馬鹿」「ババ馬鹿」しています。うーん、ウチの二人もなんとなく「同類項」の様相を呈しつつあるかも。
「そりゃ、そうだよ。間もなく還暦だもの…」なんて妙な感慨に浸っていたら、あらら、陶芸教室の会員さんで東京在住のユウさんが「センセ…」と言いながらひょっこり訪ねてきてくれました。しかも、とっても若いお母さんとご一緒に。
いわゆる「サプライズ」の来廊、そしてなにより、お母さんをお連れいただいて。陶芸教室を主宰する我が身にとって、会員さんがご家族を伴って来てくれるということは理屈抜きに嬉しいものなのですね、これが。
私の工房を後にしたユウさんとお母さんは近所の銭洗弁財天にお参りした後に帰途へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/10/e56e4b2fcf24d58df9e036a4ebf86ea9.jpg)
左がユウさん、右がお母さん。銭洗弁財天帰りに偶然再会し、慌てて撮ったもののボケボケの図、でした。ステキな親子の雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
これから紅葉もいよいよ本番。この秋はどのような新しい出会いがあるのかな。
私どもの工房が、そして佐助の街が、秋色に染まる杜が、皆様のお越しをお待ちしています。
されど、時には千客万来というか珍客万来というか、訳も分からぬままにいろいろな方々がやって来る「不思議な一日」があります。さしずめ、神無月の晦日は「不思議な一日」の特異日? のような…。
まずは10月31日の朝方に把握していた予定の程は‥。午前中の作陶を経て午後からは陶芸教室が夕方まで続きます。お教室のメンバーは午後1時過ぎからお酒に造詣の深い70代の紳士、そして午後3時からチビッ子陶芸家・ケンちゃんといった具合にまことに幅広い年齢層。
そして、この日の千客は…。
まずお一人目は、ウチの奥さんの編集のお仲間・S女史。東京在住のS女史は季節ごとに鶴岡八幡宮にお参りし、その際には時折わが家に立ち寄ってくれます。昨日もウチの奥さんと街中のどこかでランチした後に来廊し、私の作品をお買い上げいただくとともに「この風情がなんともいいですね」とのお言葉。
なんともいい「この風情」とは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/77/3c65d5c5ba1d1a0e39e3069ff4c3ff7f.jpg)
写真手前の4体の粘土の作品は、チビッ子陶芸家・ケンちゃんの力作です。S女史は奥の棚に並ぶ作品生地サンプルを眺めながら「今は亡き女流陶芸家ルーシー・リーの仕事場の写真にちょっと似てる…」とか。
うーん、昨今、特に若い人達の間でルーシー・リーの生き方とその陶芸作品があらためて注目されているようですが、私のこの工房の片隅の風景がルーシー・リーの仕事場を彷彿とさせる? それはちょっと、あまりにも褒め過ぎです…。
ともあれ、久しぶりにルーシー・リーの名前を聞いて彼女の作品の数々を思い出していたところ…。
ルーシー・リーが残した作品の鮮やかな色合いをイメージさせるコスチュームに身を包んだこんなかわいいお客様がやって来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1d/51b72325f6a223fca929aa0f5e69ea14.jpg)
お客さまはご近所の若奥さんと愛嬢・アイちゃん。私たちの顔を見るなり、アイちゃんは「トリク・ォァ・トリ…」とはっきりとつぶやいています。
「はて、これって何事?」とアタマをひねっていたら、若奥さんが「ハロウィンですよ~」と助け船を。なるほど、この時はじめて10月31日はハロウィン、らしいとおぼろげに認知しました。世間の事情にまことに疎い…。
「トリク・ォァ・トリ…」とは「Trick or Treat!」、すなわち「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうよ!」なのだとか。ウチには子供がいないので、ハロウィン事情はまったく知りませんでした。
アイちゃんはお母さんに手を引かれて小躍りしちゃってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/34/67e37e7ef528d8de7daa8456e34cd3e9.jpg)
まだ満2歳にもなっていないのですが、身のまわりの楽しいことははっきりと理解できるのですね。あらためて、子どもってかわいい、そして素晴らしい…。
子どもといえば、このチビッ子。ウチの陶芸教室にかれこれ2年ほどかよって来てくれているケンちゃん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/31/91787104ac0b66fa670c2074f6c237be.jpg)
ハロウィン衣装のアイちゃんを迎えてくれた満面の笑顔を、すかさず激写してみました。私のカメラに撮られた瞬間、ケンちゃんは「しまった!」という表情を。これまた、子どもってかわいい。
振り返ってみると、私の高校時代の友人たちも軒並み「オジイチャン」「オバアチャン」の仲間入りを果たし、「ジジ馬鹿」「ババ馬鹿」しています。うーん、ウチの二人もなんとなく「同類項」の様相を呈しつつあるかも。
「そりゃ、そうだよ。間もなく還暦だもの…」なんて妙な感慨に浸っていたら、あらら、陶芸教室の会員さんで東京在住のユウさんが「センセ…」と言いながらひょっこり訪ねてきてくれました。しかも、とっても若いお母さんとご一緒に。
いわゆる「サプライズ」の来廊、そしてなにより、お母さんをお連れいただいて。陶芸教室を主宰する我が身にとって、会員さんがご家族を伴って来てくれるということは理屈抜きに嬉しいものなのですね、これが。
私の工房を後にしたユウさんとお母さんは近所の銭洗弁財天にお参りした後に帰途へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/10/e56e4b2fcf24d58df9e036a4ebf86ea9.jpg)
左がユウさん、右がお母さん。銭洗弁財天帰りに偶然再会し、慌てて撮ったもののボケボケの図、でした。ステキな親子の雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
これから紅葉もいよいよ本番。この秋はどのような新しい出会いがあるのかな。
私どもの工房が、そして佐助の街が、秋色に染まる杜が、皆様のお越しをお待ちしています。