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鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

鎌倉の黄金週間は「最後から二番目に来い…」⁉ 我ながらこのタイトル、意味不明です…

2025-05-04 08:16:27 | 日記
日本全国が新緑に萌える今この時、それはまさにゴールデンウィークという名の一週間余の長いお休みの日々が続いています。そのお休みも、早いもので後半を迎えました。この長いお休みの後半の幕開けとなった昨日5月3日の憲法記念日、都心から郊外へ向かう高速道路は大渋滞! と予想していたのですが…。思わぬことに、渋滞のピークとみられていた午前8時過ぎでも、いつもの週末よりも若干渋滞が長めという感じで

ちょっぴり拍子抜け…。

午前中、打ち合わせや買い物で駅周辺へ向かいつつ、愛車メガーヌを駆って緑あふれる鎌倉駅周辺をひと回り。

午前中の若宮大路は、まださほど混んでいない様子です。紅く輝く二の鳥居とソメイヨシノの新緑が初夏の陽射しを浴びてキラキラと輝いています。思い起こせば約一か月ほど前の若宮大路は満開のソメイヨシノのピンク色で染まっていました。あらためて、時の流れの速さを感じます。

時の流れ、人々の気の流れ、さらにはこの世の流れ行く先になんとなく想いを巡らせながらメガーヌで小町通りに向かうと、そこは人、人…。道幅3mほどの通りをクルマで横切るまでに、なんと3分以上かかってしまいました。

交通整理する誘導員の方が歩行を制止しようとしても、ほとんどの人が誘導に従いません…、トホホ…。

今から約800年ほど前に鴨長明が残した「方丈記」になぞらえば、「行く人のながれは絶えずして、しかも本の人にあらず…?」といった感じでしょうか。

ひるがえってウチの工房に併設のカフェに設えた拙作も、5月の明るい陽射しと新緑の息吹が反映されて、いつもよりも輝いて見えます⁉


ゴールデンウィークの陶芸教室での作陶の前、会員さん達がそっとプレゼントしてくれたお菓子を楽しむプチ・ティータイム。

四角い缶のお菓子は、実店舗を持たずに通販で販売展開しているとっても人気で美味しいアイテムなのだとか…。陶芸教室を開講していると、女性がお好みのお菓子やファッションについていろいろ知ることも出来て楽しいかぎりです。

鎌倉の街が大混雑している様子を語り合いながら教室を終え、会員さんと連れ立って街に繰り出して。

幸いなことに、まだ陽が降り注ぐ午後の街は、人もクルマもスムーズに流れています。

街で「美味しい」と評判のお蕎麦屋さんの前を通ると、なんと

連休中はひたすら「お休みいたします」とのことでした。40代のご夫婦が営むお店のなんとも小気味よい営業スタイルに、思わず「超いいね!」…。

鎌倉観光の方々の歩みに合わせながら、ウチの二人がお気に入りのお店にたどり着き
軽~く 欧州料理とワインの時を…。

お勧めの前菜盛り合わせから、とってもワタシ好みです。

数々あるアラカルトとワインは、もちろん絶品の嵐…。ゆえに、写真を撮る暇もありません。ただただ、供されるお料理とワインを楽しみながら時が過ぎて行きます。

壁に設えられた額には作品が収められて無く、お店のシェフの意向なのか、あえて額のみ⁉。

この潔さは、連休中はお休みしている かのお蕎麦屋さんと共通するものがあるようにも感じられます。

まだ薄っすらと陽が残る頃に帰宅し、土曜の夜のルーティンとなっているBS-テレ東「男はつらいよ」にスイッチを合わせると、本日のマドンナはつい数か月前に逝去された いしだあゆみさん。映画の舞台は京都府の日本海に面した舟屋の集落が残る伊根町、そしてなんと紫陽花の花が咲き誇る鎌倉も…

背景の紫陽花が見事なまでに咲き誇る地は、鎌倉の海を見下ろす成就院。かつて、鎌倉の紫陽花の名所のひとつとしてこの現在は認識されていました。しかしながら、今から14年前のかの東日本大震災後にこの成就院の紫陽花は東北の地に移植され、現在、同寺には紫陽花がほとんどありません。「男はつらいよ」という映画は渥美清さんが演ずる寅さんの成就しない恋とあれこれ巻き起こすトラブルで構成された喜劇映画とみられがちですが、今流行りの「昭和」の光景をしっかりと記録にとどめる「アーカイブ」の観点からも、とても貴重なシリーズにほかならない、と思う次第です。

ともあれ、本日4日からの連休残り3日間、それぞれに、そして とりどりに思い出の時を紡いで…。





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アートなテイストとお洒落な気分に浸れる -Melodia- 旋律 に触れるひと時はいかがですか…  

2025-04-26 14:36:38 | 日記
本日から、「ゴールデンウイーク」ということで、鎌倉市内も朝から観光に訪れる人で大にぎわい、かと思いきや、午前9時過ぎに鎌倉駅東口から小町通りを通りかかった際、いつもの週末よりも明らかに人出はパラパラ。小町通りの奥まで、まばらな人の姿がはっきり見えます。遮断機が下りた小町踏切で横須賀線の通貨を見守りましたが、車内は立っている人がほとんどいない快適な状況です。この連休の人の流れは5月3日から6日に集中するとの予想がでています。その見込みどおり、ゴールデンウイーク初日の本日の鎌倉はまずは静かな幕開けです。

そして、この連休に際してウチの工房ではいつもどおり陶芸教室を開講しています。さらに昨日から明日までの3日間、ジュエリー・アーティストとして着実に一歩一歩階段を昇り続けているManami嬢の展観「melodia-旋律」が開催中です。




8回目を示す8th Exhibition と表記されていますが、ウチの工房での開催は今回が7回目…


会場であるウチの工房の設えは少しも変っていませんが、Manami嬢のディスプレイには彼女がアクセサリーやジュエリーを細工するテクニックを学んできたイタリアのテイストがそこかしこにうかがえます。














地形図を敷いたケースにディスプレイした作品は、地図好きのワタシのココロに響きました…


作品を制作する時に使用する工具と治具


そして、思い浮かんだイメージを描きとめたデザインノート?


「melodia」は明日27日まで。お時間ありましたら、新緑萌える街をそぞろ歩きながらアートとオシャレな気分が奏でる「Melodia」はいかがですか…









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桜満開、ウチの黒猫ノワールの体調もまもなく全開! 春がいっぱい…

2025-04-09 14:33:47 | 日記
いやはやなんとも、かねてから世の中の秩序をガラガラと崩しまくってき続けている風雲爺 トランプ氏の理解不能な関税政策によって、世界の経済状況が振り回されています。一昨日の新聞紙上においても、トランプ氏の関税政策の影響を受けて日本の株式市場が急落した様子を伝えていました。

蛇足ながら、この4月から朝日新聞夕刊第1面の新聞名のロゴと見出しが横書きとなり、すっきりライトに見易くなったように思います…。

日本経済新聞ウェブサイトも一時、アクセスが集中したのか閲覧出来ない状態となってしまいました。


その後、一日を経て、昨日の8日には様相一転して東京株式市場は大幅に上昇。本日9日はまたまた下落して、この先もしばらくは海の向こうの何をしでかすか訳のわからない風雲爺によって、世界中が振り回されることになりそうです…。

このようになにかと心ざわめく日々を送る中、昨日の4月8日はウチの黒猫ノワールの14回目の誕生日。

厳冬の頃、ひととき気だるそうな表情を見せる時もありましたが、暖かくなってきた今はすっかり元気を取り戻し、昼寝タイムは熟睡、熟睡、また熟睡。お客様が「ノワちゃ~ん」と呼んでも眠りっぱなし、ということもしばしばで、「カフェ  チー坊ノワール」の看板猫としてはちと困りもの…⁉

そしてこの4月8日はお釈迦様の誕生日、さらにはこのお釈迦様の生誕を祝う「花まつり」としてもて広く認識されています。この時期の花といえば、やはり桜。当地の桜の中でまずはじめに思い浮かぶのはやはり若宮大路段葛のソメイヨシノの桜並木。少し前に満開を迎えていたのですが、ここ数日の低温の状況で花びらの成長が若干遅れて今まさに満開!




若宮大路や鎌倉駅から徒歩数分の地に位置する妙本寺境内の桜は、満開をほんの少し過ぎたとこでしょうか。




境内のしだれ桜は、きっちりと枝垂れていました…。


境内から街に戻る際、山門の向こうには新緑の若葉が青々と萌えていました。

この先、初夏、盛夏を過ぎて秋ともなると、境内は鮮やかな紅葉に彩られます。

駅周辺のいわゆる旧市街を北に進み、巨福呂坂切通を越えたところに位置する建長寺も、今まさに満開。

散策の人が多すぎて、皆さん一様に「お寺と桜の写真が撮りにくい…」と、ささやき合っていました。

おりしも昨日は寺に隣接する鎌倉学園の入学式。真新しい制服に身を包んだ新入生が親と一緒に境内で記念写真する姿がそこかしこに…。




このお寺に寄った時のお決まり、法堂の天井に描かれた小泉淳作氏の手になる「雲龍図」を仰ぎ観て

鎌倉 de お花見 は The End。

これから新緑萌える初夏を経て紫陽花が咲き誇る6月末まで、この街が最も美しく輝く時季となります。来週の月曜日から、かのテレビドラマの第3弾がスタートするとかで、さらにこの街が賑わうこと必至の情況です。
こんな時こそワタシ的には、地道に地道に馬券買い…⁉ 
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本日から新年度。そしてふと振り返ると ♪そこは横須賀~

2025-04-01 11:54:45 | 日記
本日4月1日、世の中的には、新年度の始まりの日ということになります。子供や児童、生徒、学生さん、ならびに新社会人が新たなる第一歩を歩み始める記念の日でもあります。そして多くの人にとって、この4月1日は年明けの元旦とともに新たなる心構えを打ち立て、そしてかねがねお世話になってきた人への感謝の念を興す日でもあります。

その新年度を迎えるにあたり…。

今から約20年ほど前、ワタシが横須賀市で陶芸展を開催した際に知り合いになり、以来、茶道裏千家横須賀支部にお招きいただき、さらには茶道のみならずさまざまな面でお世話になってきた自民党元神奈川県会議員・牧島功さんが2月末に逝去されました。そして年度末の3月30日、牧島さんをお見送りする「お別れの会」が地元・横須賀市で執り行われました。

式典開始のはるか前から、会場には参列の方々がお集りに。

ワタシが横須賀に向かって乗車していたJR横須賀線の車内は黒い服に身を包んだ方々でいっぱい…。あきらかに、牧島さんの「お別れの会」向かうに人であることが分かるほどでした。

同会には約1000人ほどと思われるくらい、多くの方が参集されていました。式は午後2時に牧島さんのご長女で衆議院議員の牧島かれんさんの挨拶から始まりました。続いて、小泉純一郎さんはじめ小泉家に秘書、世話役として仕えてきた牧島さんを偲ぶべく小泉進次郎さんが、牧島さんにお礼の言葉を多くの感慨とともに伝え述べていました。

そして会場にて、参列の方々が祭壇の向こうにしつらえられた牧島さんの写真向かって厳かに献花に。牧島さんの奥様、ご長女かれんさん、そして小泉進次郎さんに挨拶という流れで式典が進んでいきました。

その折、牧島さんの奥様とは同氏の思い出を語りながら「あらためてご挨拶に伺います」と、お伝えし…。さらに小泉進次郎さんの前に立った時、小泉さんは「おっ…」と言って、ワタシの手を握ってくれました⁉。以前から横須賀市での裏千家の集まり等で小泉元総理にお会いすることがたびたびありましたが、小泉元総理もワタシの顔を見ると「おぅ…」と言って、手を握ってくれました。

たぶん、元総理と進次郎さんの共通の知り合いの顔がワタシと瓜二つで、お二人ともにワタシをその知人と間違えているのだと思います。日本の誰もが知っているとても有名な親子から手を握られているのですが、人違いであることは明らかなので、「なんとも微妙な握手だなぁ…」という気がします。

牧島さんの在りし日の笑顔を思い浮かべつつ「お別れの会」会場を後にし、どぶ板通りをそぞろ歩いて

JR横須賀駅へ。

界隈には横須賀名物「スカジャン」のお店が何軒もあります。




米国海軍の兵隊さん相手のパブやカフェとともに、このようなお店もまだまだ健在。


通りから細い路地を西側に曲がると、その先は急峻な坂道

街のいたるところに坂があるこの「囲まれ感」こそが、横須賀に生まれた人たち独特の熱き「横須賀愛」の所以でしょうか…。

どぶ板通りの東側には海沿いの平地が広がり、その一角には広大な規模の米国海軍横須賀基地があります。

今から20年ほど前、ウチの二人は同じ神奈川県央の米国海軍厚木基地の近くに住んでいました。厚木基地は米国の戦闘機や自衛隊の航空機が日々飛びまくって爆音が一日中響きわたり、今でも周辺に住む人々は基地を疎ましく思っています。

対して米国横須賀基地は米国海軍の艦船が寄港する基地なので、戦闘機の爆音とは無縁です。ゆえに、市民と米軍基地との関係も友好的です…。

基地からJR横須賀駅に向かう道すがら、海辺の風景はのんびりした海岸の光景とは少々異なります。港 横須賀を代表するショッピング・スポットも海の傍ら


そこからほんの2分も歩くと、米国海軍の潜水艦の迫力満点の真っ黒い姿がうかがえます。


そしてJR横須賀駅から数10m離れたところまで海が迫っています。


牧島さんとの思い出をたどりつつ、海沿いに歩を進めてJR横須賀駅へ

かつての日本海軍横須賀基地への旗艦駅として設けられたこの駅は、海軍の戦闘武器や車両をはじめ多くの機材をスムーズに運ぶことを考慮して階段を排して道路からプラットホームまでスムーズに進行出来る設計になっています。言ってみれば、現在の暮らしの中でとても重要な案件のひとつとなっている「バリアフリー」をはるか昔から先取りしていたことになります。このあたりにも江戸時代から明治の頃の開港当時の横須賀や横浜に見る先取性が見てとれます。

ともあれ、牧島さんの「会」に詣でてほどなく、本日は新年度の始まり。年度末の昨日の段葛
のソメイヨシノは五分咲き…。

本日の花冷えの中、桜の開花はしばし、小休止。

各地の桜開花の便りとともに、満開の時を待つこの時もまた心躍る今日この頃…


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サクラ咲く まであと一歩、いよいよ春がやってくる ルンルン…

2025-03-22 13:29:53 | 日記
弥生3月も後半となり、春のお彼岸を迎えました。古くから「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、今まさに震えるような寒い日と柔らかな陽ざしに恵まれた穏やかな日々が繰り返されながら、春本番はすぐそこまで来ています。先の週末、おそらくこの季節最後の厳しい寒さとも思われる日曜のお昼過ぎ、市内で最もにぎわっている小町通りから一筋横に入った裏小町の一角にお店を構える「バルカ」さんでは、口コミでそっと人を集めて

が開催されました。この写真は今回の試食会が開催された「バルカ」さんのインスタ。

「時間があったら、行ってみてね。きっと、いろいろ素敵な時間になるのでは…」と、このイベントを紹介してくれた友人の言葉どおり、数年前に東京から転居してきたラサール石井さんの手になるカレーとともに石井さんとの語らいを楽しむひと時は、雨に濡れた身体の冷え冷え感もスゥ~っとどこかへ吹き飛んでしまうほど。そしてラサール石井さんのカレーは、まさに高齢者の仲間入りしてしまったワタシにとっては子供時代から慣れ親しんできた「おウチカレー」感満載のほっこりした味。

「トマトをたっぷり使って、あとはいろいろな具材やスパイス、調味料を勘で加えて出来上がり。だから、作るたびに味が少しづつ変わって、そのあたりがカレー作りの醍醐味のひとつ…」と楽しそうに話すラサールさんの言葉を聴きながら、あっという間にカレーはオナカの中へ。何人もの顔なじみの人達もやって来て、ラサールさんは「え~、鎌倉の密度、ホント濃いですね」と、鎌倉の街の面白さ、摩訶不思議さを再認識していたようでした。

今回のカレー試食会を機に、これからも「バルカ」さんで折に触れてカレーをメインとしたイベントを開催することを考えているとか。次回も熱烈参加、必至です…。

こんな感じで春を心待ちしながら18日の火曜日には、アメリカ野球メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスが東京ドームでメジャー開幕戦を迎えました。日本人メジャー選手の中で大谷翔平選手の動向に注目が集まる中、ワタシ的には大学の同窓の関係にあるカブスの今永投手のピッチングや、

今季からドジャースに入団した佐々木朗希投手の動向に目が向きました。結果的にカブスの今永、ドジャースの佐々木両投手ともにまずまずの出だしに。それにつけても日本時間19日夜、東京ドームでカブスを相手に投球する佐々木投手の3イニング無失点の投球は、輝かしい明日を予感させる素晴らしいスタートでした。

ふり返れば今から40年近く前に野球誌の編集記者をしていた当時、日本人選手がメジャーで活躍することなどなかなか考えられない状況でした。今、大谷選手をはじめ多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍する姿を見ながら、「日本のプレーヤーがメジャーリーグで活躍できるなんて、まさに隔世の感あり…」と感ぜずにはいられません。

そして…。ドジャースとカブスの開幕戦前、雅楽をはじめ日本の文化を披露するいろいろな企画によって開幕イベントが繰り広げられていました。それはそれとして、この東京ドームでのメジャーリーグ開幕戦に天皇皇后両陛下をお招きしての「天展覧試」として歴史に新たなる印を残したら良かったのではと思ったりもします。ドジャース、カブスの各選手も天皇皇后両陛下とグラウンドで一緒に写真に納まれば、さぞや喜んだにでは、と…。来年、ぜひとも実現してほしい…。

おりしも甲子園球場では大好きな高校野球・春の選抜大会が開幕。そして一昨日の春分の日には、サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めてくれました。

日本代表のゲームを観ながら、極悪コンビの動向を伝える報道番組にも目を凝らしてしまうという状況は複雑ではありますが…。

そして本日土曜日のつい先ほど、地元神奈川選出の参議院議員で現政権の環境大臣を務めている浅尾慶一郎さんの国政報告会にお呼ばれしてきました。環境大臣として、再生可能エネルギーの未来をはじめ、国会の予算委員会ではなかなか聞けない話を交えての時間は収穫がいっぱい。

かつて浅尾さんはウチに立ち寄ってくれる時にはふらりと一人で来ていたのですが、閣僚となった今日ではSPの人がまわりを囲んでいてちょっぴり窮屈そうでもありました…。

今回の国政報告会の会場はわが家から徒歩数分に位置する佐助サロン。

鎌倉市の景観重要文化財にも指定されているとても趣きのある邸宅で、超人気のウエディングスポットとしても知られています。ウチの陶芸教室の会員さんも数年前にこの笹野邸で挙式しました。

「鎌倉の父と母」と呼ばれて幾年月、娘の旅立ちは嬉しく、そして少し寂しく… - 鎌倉 佐助の風街便り

ワタシにとってこの3連休は、1週間後に迫った個展に向けて諸々の準備でまさにラストスパート!のハズなのです。が、ウチの陶芸教室にかよって来てくれているお嬢さんの結婚...

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ともあれこれから先、競馬、サッカー、プロ野球…、いよいよ心から楽しめる時を迎えます。ワタシの生業たる陶芸も、寒さとの対決とは決別して心地良い作陶の時期を迎えます。

さらには、桜!。昨日、我が家から見える佐助の里山では早咲きのヤマザクラが開花しました。

例年、このヤマザクラの開花を経て約一週間後には市内の若宮大路・段葛のソメイヨシノが花開いています。

ひるがえって現在の世状に目を向けると、裏金や商品券、そのほかにも選挙にまつわる疑惑をはじめ、ブラックなことが目白押し。広く世界に目を向けると、ウクライナやイスラエルの戦禍を止めようにも関係各国の最高責任者の間の言語と思惑がまったくかみ合わず、「第3次世界大戦へ向けて秒読み…」ともささやかれています。

鬱々とした気持ちを抱えつつも、ともあれ、桜の開花を心待ちしながらの今日この頃。この週末もまた、陶芸教室にお越しの方々に「鎌倉時間」を存分にお楽しみいただければ…と思う次第です。

先ほどのテレビの天気予報では、東京地方ではこの週末にもソメイヨシノが開花!?…とか。ワタシの元にも、友人知人から、早くもお花見の誘いが届いています。

いよいよ、春がやって来た!





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寒気が戻る中、お雛様の思い出をふり返りながらほのぼのと「桃の節句」…

2025-03-03 19:08:58 | 日記
弥生3月の始まりは、春本番を思わせるぽかぽか陽気から。そして、「桃の節句」の本日は、うって変わって朝から真冬に逆戻りしたような冷気とそぼ降る雨が、あたかも春を心待ちする気分をそっと押し戻すかのようにも…。そして日本各地で発生している山林火災や、海の向こうのワシントンでの米ウ首脳の前代未聞の公開口論はじめ、さまざまな出来事を前に「本当の春 まだ遠し…」と感ぜずにはいられませ。

そのような中にあって、お内裏様とお雛様とともに過ごす「桃の節句」は、なんとなく心がふわっと温かくなってきます。

このお二方は、ウチの女房どののお雛様。あの人が今から60年以上も前に横浜で生まれた時に、両親が買い揃えてくれた七段飾りの中のお内裏様とお雛様を、今年も飾りつけてみました。

このお内裏様とお雛様はこのおめでたい記事が掲載された1993(平成5)年1月7日付け朝日新聞朝刊に包まれて、今もそっと桐箱の中に収めてあります。

当時のことを振り返ってウチの女房どのは「あの頃、30歳を過ぎても結婚しないワタシを案じて母が縁起をかついで、お雛様をこの新聞紙で包んだ、らしい」と懐述しますが、ことほど左様に親心とはありがたい。その後ほどなく何の因果か、ウチの二人が結婚してふと気がつくとまさにあっという間に30年ほどの時が経っていました…。

お互いそこそこに歳を重ね、このところワタシは聴力が少しづつ弱まってきているようで、会話が聴き取りにくくなってきているように思います。特に女房どのの声が良く聴こえません。ふと気がつくと、本日3月3日は「耳の日」でもあるのだとか。かつて、何軒かの耳鼻科さんで「聴力が弱まっていて、特に妻の声が聴き取りにくくて…」と診察を受けたことがあります。耳鼻科医さんは異口同音に「男性の方は皆、『妻の声が聴こえない…』と、おっしゃいます。無意識のうちに、聴くことを拒否してしまうのですね。奥様に大きな声でお話してくれるよう、お願いしてみてください」と、優しく諭されてしまいます、トホホ。堂々としたお内裏様と優しそうなお雛様のような関係には、いつまでたってもなれそうにありません。

わが家には、ウチの女房どのの雛人形とともにもう一組のひな人形一式があります。今から10年以上前の2012年の「桃の節句」のブログから、ワタシのお雛様のお話を。大好きなお寿司屋さんのお話しも出てきます…。
雛人形、飾る折々つと思う、「わが家の歴史、この雛とともに」・・。 - 鎌倉 佐助の風街便り

雛人形、飾る折々つと思う、「わが家の歴史、この雛とともに」・・。 - 鎌倉 佐助の風街便り

暖かな日差しに包まれて本日は春満開、まさに文字どおり「桃の節句」の良き一日でした。ここ佐助界隈も鎌倉散策に訪れる人の波が一日中、絶えることがありませんでした。私...

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あらためてブログを読み返してても、我が家の雛人形の歴史や、あの3月3日の記憶がよみがえってきます。いまのところは、まだまだボケていません…。

お雛様にまつわる話をもうひとつ。鎌倉のいわゆる旧市街のひとつ・浄明寺の街に今から約4年前にカノンハウス鎌倉という施設がオープンしました。1階がギャラリー、2階がコンサートを中心に、さまざまなイベントが出来るスペースとして、いろいろなジャンルのミュージシャンやアーティストをはじめとして多くの方々の発表の場となっています。

カノンハウス鎌倉

鎌倉駅東口よりバス10分。「浄明寺」バス停下車徒歩1分。金沢街道沿い。朝比奈インターから6km。車2台(小型3台)他バイクや自転車が数台駐車できるパーキングスペース有...

カノンハウス鎌倉

 


カノンハウス鎌倉がオープンする時から、ワタシは縁あって同館の管理運営に微力ながら携わってきています。毎年、「桃の節句」の頃、館内には同館オーナー家とともに時を過ごしてきたお雛様を飾ってきています。今ではお雛様の展観が、毎年恒例の習わしのようになり、来館する方々にもすっかり親しまれています。

そして今年の「桃の節句」からは、これまでの平面に飾り付けていた展示方法から段飾りへと装いを新たに。

柔らかい朝陽が降り注ぐ中、スタッフ一同総出での飾り付け作業する間にも、みんなの家のお雛様の思い出話がいつまでも続きます…。

リニューアルを遂げたカノンハウス鎌倉のお雛様。


お雛様にまつわる思い出話に華を咲かせつつ、今宵はどのような雛祭りのひと時が…








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「ネコの日」から始まった如月の三連休もそれなりに過ぎて、いざ、弥生 三月はすぐそこまで

2025-02-25 19:39:36 | 日記

ふと気がつけば、二月・如月の日々も残りわずか。まさに、あっという間に一年のうちの六分の一が過ぎようとしています。 目の前には、桃の節句がまじかに控えているではありませんか。今から半世紀ほど前の昭和のワタシが高校時代当時、新年を迎えて松が明けると、テレビでは「人形は久月」とか、「人形は顔が命です」といったコピーとともに、お雛様のCMが怒涛のようにオンエアされていました。その後、平成を経て令和の時代を迎え、雛人形のテレビCMは観た記憶がありません。こんな時こそ、あえて今年も「お雛様、飾ろう!」…。

というわけでもないのですが、桃の節句を一週間後に控えたこの週末は、天皇誕生日とその振替休日を合わせて3連休になっていました。「天皇誕生日にも振替休日があるの? それって、天皇陛下に申し訳ないのでは?」と素朴な疑問を感じてしまうのはワタシだけでしょうか。などと思いつつ、とにもかくにも晴天とともに3連休のスタートとあい成りました。

連休初日の土曜日、2月22日ということで「2」が三つ並んで「ニャンニャンニャン」の語呂に合わせて「ネコの日」として、テレビ、ラジオ、新聞はじめネットの世界でも、「ネコまみれ」の様相を呈していました。

我が家に届いた新聞のテレビ欄でも、BSテレ東が「猫の日」をとっても頑張っています。


番組欄もまさに、猫、ねこ、ネコ、…


ウチの黒猫ノワールはといえば、当然のことながら「ネコの日」にはまったく興味を示さず、いつもどおりに「ニャン」と鳴いて、ご飯を食べて、自分のお気に入りのポジションでうたた寝し、お客さんが来たら「接客モード」でゴロにゃんしていました。


この「ネコの日」は朝から晴天で、真っ青な空に飛行機雲が幾筋も白い軌道を残していました。「飛行機雲があるから、上空は湿度が高く、間もなく雲が沸いて雨が降るかな…」と思っていました。そして予想どおり昼前から空が一転にわかに黒い雲に覆われて、雪が天からひらひらと…。


ひとしきり、雪が地面に舞い降りてあっという間に溶けゆく様子を見守るうちに、空を覆っていた雪雲は去れ行き、にわかにまばゆいばかりの春の陽光が降り注いできました。


早朝の青空から昼前の時ならぬ雪模様、そして昼過ぎからの春本番を思わせる陽差しへの移り変りは、クルクル様変わりする「猫の目」の如く。まさに「ネコの日」を象徴する一日のようでした。

そしてこの「ネコの日」、ウチの裏庭の拙作の大甕に貯まった水を求めて近隣に生息する鳥が怒涛のように集まってきました。

瞬間的には10羽ほども集まっていました。ウチの女房どのは「ヒッチコック監督の映画『カラス』みたいに鳥に囲まれてしまうの…?」と訳の分からぬことを呟いていましたが、それよりも、ヒッチコック監督の映画は「鳥」だったような気がします、汗…。


翌日、三連休中日の天皇誕生日の23日、今年のJRA・GⅠスタートとなる「フェブラリーステークス」が東京競馬場で開催されました。30年ほど前に結婚した時以来、それまでの馬券購入熱が徐々に冷めて、ここ20年ほどは馬券を買うことがほとんどありませんでした。ところが今年からなぜか「馬券買おう…」と思い立ち、「健全な娯楽」としての競馬を楽しみ始めてみました。そして戦績はと言えば、そこそこプラスになっています。今回も「健全な娯楽」を忠実に守り、堅め堅めの馬券を購入し、ズバリ的中。

コスタノヴァが勝利し、鞍上のキング騎手が女性騎手として始めてJRA平地GⅠで勝利しました。データという面では、女性騎手のGⅠ勝利が無かったことはマイナス要素が大きいのですが、コスタノヴァの能力に賭けて結果良し。

海外のサウジカップでも、サイバーエージェント・藤田氏のフォーエバーヤングが勝利し、優勝賞金約15億円を手中に。

24日の朝、文化放送「くにまる食堂」の中でも、月曜ゲストのカンニング竹山さんがフォーエバーヤングの快挙や日本の競馬界のハイレベルぶりを熱く語ってくれて、思わず「やっぱ、競馬って素晴らしい…」

23日の競馬の話になってしまいましたが、この日は天皇誕生日。皇居での一般参賀のテレビ映像を陶芸教室の皆さんと観ながら

「日本はいい国だなぁ」と、ひとしきり歓談。

報道ではその後の祝宴での石破総理の姿も映されていました。

が、ふと気がつくと天皇陛下、そして総理大臣のお二方ともにワタシよりも年下です。いつしか、そのようなことになっていて、昼日中からしばし「う~ん」と腕組みしてしまいました。

おりしも石破総理といえば、ここ数日来、第二次石破内閣において就任間もない鈴木法務大臣が省内の全職員に配った月餅が公職選挙法に触れるのではとの疑いがもたれ、各方面でざわつくことになっています。今から数週間ほど前のこと、この騒ぎの元となった月餅が、まわりまわってウチにやって来ました…。

中身は、直径5㎝ほどの小豆餡、宇治抹茶餡、黒ごま餡の3種類で構成された月餅です。

パッケージのサイドには、鈴木法務大臣の地元・神奈川の「崎陽軒」の文字がくっきりと。

この月餅が我が家にやってきた時、政治に疎いウチの女房殿も反射的に「これって法律的に大丈夫なの?」と思ったそうです。ワタシも同様の思いをいだいたのですが、「法務全般をつかさどる法務省がチェックしているだろうから、問題はないのだろう!?」と考えていたのですが、どうもそうは問屋は卸さない気配がそこかしこにも。

時あたかもロシアがウクライナに進行して以来、昨日の2月24日で丸3年を迎えました。ウクライナの頭越しにトランプとプーチンがいろいろと交渉、画策しそうな状況に対してヨーロッパ各国の首脳は懸念の意向を示しています。されど、わが日本は…。そのようなことも含め、来年度予算案通過に向けて汲々とし、さらには法務大臣のなんともポンつくな「月餅」の一件…。ホントに、この国はこの先、大丈夫なのでしょうか…。

そのような漠然とした気持ちも、連休明けの本日25日のお昼にお客様とお昼ご飯したお店の窓越しに見える江ノ電の深緑の車両を観ているうちに、

少しずつ解きほぐされて

さらに帰路に着く折、キラキラ輝く稲村ケ崎の海と餐々と降り注ぐ春の陽差しを前に

幾ばくか、心が晴れることをかんじつつ、

さらに花咲揃う弥生 三月に心躍らせ…







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梅も花開いて少しずつ春を感じつつ、「楽しさ」の行方を思う如月の一日…

2025-02-04 16:17:27 | 日記

ふと気がつくと年明けの1月があっという間に過ぎゆき、二月 如月を迎えていました。一昨日の節分の折、ご近所の方にいただいた大船観音寺の節分御豆を有り難いまなざしで見つめながら、

そっと心の中で「福は内…」。かつては猛々しい「鬼は外~!との掛け声のとともに豆を撒くことが一般的だったのですが、いつの頃からか「福は内…」だけをソフトに唱えることがトレンドになりつつあるのだとか。さしずめ、渡る世間に鬼ツラし…というところでしょうか。

とにもかくにも、節分、そして昨日の立春、そして本日は 旧暦の七草にあたります。ここ数日間はまさにこの冬の寒さの底のようですが、確実に春が近づいてきています。旧暦の七草にあたり、鶴岡八幡宮から授けられた「お祓いさん」を赤い御幣の冬バージョンに衣替えして、あともう少しばかりの寒さ厳しき時候を乗り切る心構えを新たに。


春へ向けて、我が家のお隣りの瀟洒なお宅の門の前に立っている梅の木も、可憐な白い花が咲き始めています。


それにつけても、かつて「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズで一世を風靡していたフジテレビの悪しき業態の発覚とその後に2回開かれた記者会見での同社経営陣のポンつく過ぎる対応の果て、今もって会う人会う人とともに「あれはいったい何なのだろう?」と首をひねるばかり。かつてスポーツマスコミの端っこに身を寄せて、フジテレビのスタジオにも取材の機会があった我が身としては「いかにもフジテレビ…」という感もあるのですが、マスコミ界全体として、このなんともうやむや感いっぱいの状況をいかに乗り切るのでしょうか。なんとも「楽あれば苦あり…」という言葉が重みをもって思い出されます。

「楽」に関してはもう一つ、石破総理が今国会の施政方針演説で「楽しい日本」を目指すと表明したことが、話題になりました。

「楽しくなければ…」表明をしていたフジテレビの問題がかまびすしく語られる中、あえて「楽しい日本…」と標榜する石破総理の胆力、鈍感力、そして霞が関のとても優秀な官僚さん達への忖度の度合いを見るにつけ、逆説的に「石破さん、結構、やるかも…」思ったりもします。かつて小泉総理はいっさいの忖度なしに「自民党をぶっ壊す」と声を張り上げて国民の喝采を浴びました。現状、石破総理は政権を支える各勢力に気を使いながら政権運営をしていますが、いっそのこと、これまで長く続いて弊害多き政治手法を見直して「楽しくガラガラポン」してくれることを密かに願っています。

そして目を海外に向けてみると、ロシアがウクライナに侵攻して以来やがて3年の時を迎えます。このロシアのウクライナ侵攻の際、「国際政治のパンドラの箱が開いた」と分析されていましたが、あれから3年ほど経ち、世界は「パンドラの箱が開いた」ということ以上に「パンドラの箱が壊れた」状況になりつつあるように思います。ウクライナや中東の状況はカオスの状況のまま、そしてアメリカのトランプ大統領の関税制裁一辺倒の政治運営は

まさにひとつ間違えれば世界的な亀裂や戦火を招きかねない瀬戸際のようにも思われます。

う~ん、なんやかんや言っても、しょせん人間というヤツは「楽しくなければ生きられない」愚かなる存在なのかもしれません。そんな観点からすると「楽しくなけれなテレビじゃない」というフジテレビのキャッチに眉をひそめて続けていまいたが、こんな時こそ敢えて「楽しくなければ自分じゃない」…?

かつてのバブル時代以来、とかくチャラい印象に終始してきたフジテレビの「楽しくなければ…」なポリシー、結構侮れないかも…。

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「成人の日」にあらためて想う、今は遙か遠き? 昭和の薫りの懐かしさ…

2025-01-13 09:54:00 | 日記
今から10余日ほど前に年が明け、七草、そして鏡開きを経て、葉山大明神から相模湾越しに望む江ノ島、そして富士は限りなく光輝いていました。


そして本日は「成人の日」。朝から暖かな陽射しが降り注ぐ中、街には鶴岡八幡宮に詣でるフレッシュな新成人の姿が数多く見受けられました。朝方、所用で鎌倉駅に立ち寄った際、ワタシが住む佐助の街のヒーロー・人力車の清水さんが晴れ着姿の新成人のお嬢さんをエスコートしていました。

清水さん、そして新成人のお嬢さんと思わずほほ笑み合って、その場を後に…。

そのような楽しい場面とともに、ふと我が身の成人式をふり返ってみると、それはなんと今から約半世紀前! のことになります、いやはや、あらためてビックリ。当時も、生まれ育った東京の各区役所が主催する「成人式」がありました。しかしながら、高校時代から親しくつき合っていた男友達や女友達は、区役所が主催する「成人式」には臨まず、卒業した高校の近くの通い慣れたお店に集まって「まずは、成人の乾杯!」と、ビールを酌み交わしたのでした。高校時代、野球部の練習後や、時には愛しの彼女とコーヒーを飲み、そしてみんなと「成人式」の乾杯を挙げたお店は今はもうありません。それでも、高校時代からこっそりというか堂々と煙草を吸ってその灰を落としていたあのお店の灰皿が我が家に残っています。


東京の下町、向島の料亭街に位置し、平成の世になってからは東京スカイツリーがそびえったった街にほど近い曳舟の地にあった、その名も「パーラーいいの」。今から50年以上も前からの高校時代の友人たちがウチに来るたびに思い出話に必ず出てくる「我が心の名店」のひとつです。

不思議なことにここ数日来、普段から読み親しんでいる朝日新聞紙上でも、昭和にまつわる記事がたびたび掲載されています。
まずは、東京神田で生まれたワタシがそのあとから暮らし続けた葛飾を舞台にした映画史上の名作「男はつらいよ」

若い頃、柴又はあまりに地元過ぎて「男はつらいよ」は観ることはなかったのですが、70歳の古希近くになると妙に関心が向き、毎週土曜日夜のBSテレ東から放映の「男はつらいよ」に見入ってしまっています。発表以来50年、並びに全編50作に及ぶこの映画のさまざまなシーンの折々はまさに記録的に貴重な「アーカイブ」満載。聞くところによると今の世は「昭和レトロ」が若い人の間でトレンドなのだとか…。

そして、昭和から令和の時代のマスコミ界を牛耳っていたナベツネさんを回顧する記事


さらには、先ごろの朝刊の折り込み広告の中の一枚

当地の「鎌倉 逗子 葉山の昭和100年」を編纂した写真集も発刊されます。

おりしも昨日、ワタシの女房どのがかれこれ40年近く、そしてワタシも30年ほど、人生にさまざまな面で教えを説いていただいている日蓮宗 山田恵大上人が管主を務める秋田県妙倉寺東京布教所の新年礼拝祭典に詣でました。秋田県に本拠を置く同布教所は東京都葛飾区のJR新小岩駅にほど近い江戸川区松島の地にあります。

この入口の風情もまさに「昭和」そのものです。

華美に溺れず、端正な祭壇に手を合わせ

頭を垂れてから、新年礼拝祭典が厳かに始まります。

この新年礼拝祭典は毎年、1月の成人式前日の3連休の真ん中の日曜日に執り行われます。日蓮宗の檀家、信徒さんはもとより、ウチの二人のような「いろいろお教えください」という不届き者たちもお招きいただいて、日蓮宗のお経をあげていただき、新年のご挨拶と祈祷をあげていただきます。

この秋田県妙倉寺東京布教所が位置するJR新小岩駅近くの商店街は、まさに庶民の台所。しっかりべったりとお醤油とお砂糖の甘さが沁みたお稲荷さんがとても美味しい和菓子屋の伊勢屋さんはじめ、懐かし感いっぱいのお店が軒を連ねています。


この商店街にほど近い所にある関東一高は昨年の夏の高校野球・甲子園大会で准優勝し、今もお店の窓には、その時の栄誉を示すポスターが誇らしげに掲示されていました。


昨日の新年式典を経て、午後からは千葉県船橋市の日蓮宗 中山法華経寺に向かい、大荒行堂にて11月1日から年をまたいで2月10日までの100日間荒修行中の日蓮宗の若き僧侶さん達からのお経の渦を浴びて新たなる年に向けての心構えを身に着ける時となります。


この中山法華経寺での荒行修行とは
◇11月1日から翌年2月10日までの100日間にわたりこの大本山中山法華経寺大荒行堂にて
◇全国から日蓮宗の僧侶が多数集まって修行
◇毎朝午前2時起床、寒水に身を清める水行を1日7回(3時、6時、9時、12時、15時、18時、23時)行う
◇他の時間は、お堂の中でひたすらお経を読み、写経を続ける
◇食事は修行の合間に朝夕2回、わずかな白粥と梅干し一個だけ

この100日間の修行を経て、「修法師」の辞令が与えられ、全行程が終了となるようです。こうして記述するだけでも、荒行の厳しさがヒシヒシと伝わって来ます。

この中山法華経寺での荒行堂参詣を済ませ、参詣の一同は山田恵大人のお礼の言葉を心に留めながら

何度も何度も境内を振り返りながら、帰りの途に…。

ちなみに、この中山法華経寺での100日間の荒行修行は2月10日まで続き、その翌日11日の朝には、修行を終えた僧侶さんの多くが鎌倉市大町にある長勝寺で仕上げの水浴びを行ないます…。

新たなる成人の晴れ着の様を見つめつつ 我が身思い返して如何に問う…




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明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします

2025-01-01 18:15:23 | 日記
明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします

例年、大晦日の夜遅くからはBS-TBS「年またぎ酒場放浪記」を観ながら年明けを迎えることを常としていました。されど、昨日のブログに記載したとおり、年をまたいだ「酒場放浪記」は放映無し…。されば…ということで、本当に何年かぶりでNHK「ゆく年くる年」を観たのですが、これがこれが落ち着くことこの上ありません。

ワタシが生まれ育った昭和の雰囲気そのまま厳かな気持ちで年明けを迎えることが出来ました。「ゆく年くる年」を観ながら「今年は昭和100年になるのだなぁ…」と思いつつ、気がつくと元旦の朝7時半まで熟睡!、です。常日頃、真夜中に一度や二度くらいは理由もなく目覚めていただけに「こいつは春から縁起が良い…」かも。

元日の朝、女房どのの手になるお煮しめとともに市内・稲村ケ崎の和食処「つきやま」さんのおせち二段重で年明けを祝う時間となります。

自家製のお煮しめとともに味わう「つきやま」さんの二段重は、お店で供されるお料理と同様に丁寧に作られたことが感じられるとても素晴らしい味で、お酒が進んで困ってしまいます…。

蛇足ながら、昨年の秋あたりからラジオ各局ショッピングで各ショッピング社の商品紹介者さんが威勢の良い声で「豪華散弾銃!」と連呼していました。その声を聴いた時、「豪華散弾銃って何? そんなの、買う人 いるの?」とびっくりしたのですが、よくよく聴いてみると「豪華おせち三段重」のことでした。ことほど左様に、言語に文章、その他 諸々の面においてスピード感とエッジの効いたセンテンスと即応性が求められる令和の時代に対応していくのはなかなか大変です、トホホ…。

お正月早々 閑話休題…

お祝いの膳を饗しているうちに、家の外では郵便屋さんが年賀状を郵便受けに配達する「カシン」という音が。朝刊とともに年賀状を部屋に持ち帰り、一枚一枚めくりながら知り合いの顔を思い巡らす中、「宛先不明」と思われる2通の賀状が混じっていました。

反射的に「誰かが引っ越して、戻ってきちゃった…」と思ったのですが、さにあらず。なんと、ワタシが宛先を記載せずに切手を貼って投函していたようです、しかも2枚も。

貼られたラベルをよく見てみると、発送元は鎌倉郵便局と県央の綾瀬郵便局となっています。なんとなく、年賀状発送に向けて郵便局各局が山のように集まった年賀状を手分けして、なんとか一日も早く各家庭に届けたいという想いもうかがい知れました。

おせちと年賀状に続いては、初詣で。毎年、元日は自宅のある佐助から鎌倉駅に向かって東方面のトンネルを抜けた扇ヶ谷の八坂大神に詣でています。

佐助の氏神様といえば、佐助稲荷神社や銭洗弁財天を思い浮かべますが、神社本庁に問い合わせたところ、トンネルを抜けたお屋敷街の扇ヶ谷のこの八坂大神が氏神様とか。鶴岡八幡宮や高徳院大仏、長谷寺、円覚寺、建長寺をはじめ、市内の名刹とは趣きを異にして静かに佇む八坂大神の本殿でお参りする際の二度の柏手は境内の隅々に響いていました。

初春のうららかな陽射しに誘われて、街の裏通りをそぞろ歩き、気がつけば鶴岡八幡宮の前に。昨日の大晦日の夕刻には人影まばらだった境内は、初詣での人々で溢れかえっています。

はるか遠くに見える本殿に向かって軽く手を合わせ、いざ帰宅の途へ。

お正月三が日は車両通行止めとなっている若宮大路の車道をそぞろ歩き、鎌倉駅東口から小町通りを望むと

ただただ、鎌倉詣での人の頭、頭が見えるばかり。今年も喧騒の鎌倉…を予感させる、初春の午後…。

帰宅して、工房には新春の陽が眩しく差し込んで


千両と松に添い寄る新作に 実り多き年たりと願いつつ 静かに過ぎる初春の刻


あらためまして、今年もよろしくお願いいたします




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