劇作家・文筆家│佐野語郎(さのごろう)

演劇・オペラ・文学活動に取り組む佐野語郎(さのごろう)の活動紹介

TDPの活動拠点①~只今工事中~

2010年01月07日 | 創作活動
 「演劇ユニット 東京ドラマポケット」は、第二期の本格的活動開始に備えて、自前の事務所を構えることになった。所在地は、都営浅草線「馬込」駅から徒歩1分のところにあり、交通至便である。佐野を含めてTDPのスタッフが「演劇教育」に携わっている日本橋女学館高校(浅草橋)からは、直通電車で26分、JR五反田駅から乗り換えで3駅、京浜急行泉岳寺から乗り換えて5駅、他に東急大井町線や池上線からもアクセスできる。
 代表・佐野の仕事場兼書斎の構想が「オフィス・ライブラリー・サロン」に発展した形だが、そのリノベーションプランを発案してくれたのは、仲間の青木拓也氏(舞台美術家)だった。限られたスペースを有効に生かし目的に適う機能的な設計は、大幅なリフォームを必要とした。設計者自らが先頭に立ち、演出部・制作部のスタッフが協働しながら、只今工事の真っ最中である。
 昨年、年の瀬も迫ったある日、横浜の佐野宅からダンボール40箱の書籍が搬入された。いずれ内装が完了すれば、「演劇ライブラリー」がお目見えすることになる。また、電話・FAX、パソコン、大型コピー機など、制作活動に欠かせない事務機器をはじめ、スタッフミーティング用の什器類も備えられる。
 私には、半世紀付き合い続けている高校の友人たちがいる。「語朗会(かたろうかい)」のメンバーだ。なぜこの「親友」が育まれたか、それは、集まる拠点があったからだ。9人の若者たちが、学校からの帰り、卒業してからは、週末ごとに泊りがけで押しかけた六畳間(親友河崎君の家)があったからである(ブログメニュー「随想」/2007.10.10.『語朗会』と『ファミリー』)。
 今回誕生する「オフィス・ライブラリー・サロン」が、‘50年後’の若者たちの創造活動の拠点になってくれることを願っている。書籍搬入の同じ日、<只今工事中>のオフィスの近くにある「喫茶店」にて、制作会議が開かれた。制作統括・広報・営業・デザイン・ウェブ・文芸事務・稽古場管理のスタッフが数時間にわたる討議を重ねていた。私の「願い」は、すでに実現しているのかもしれない。


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