Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

梅ヶ丘BOX・ウークエンド ワークショップ、やります

2013-06-03 | Weblog
「第6回 ゆんたく高江」無事終了。午前から稽古、向かいの劇場でやっている自分の『帰還』本番も観たりして、慌ただしい。一人何役か数えきれない石原岳大車輪の日。大熊さんとも久しぶりに話。高江からは清水君が来た。いろいろな人の輪。……報道によれば、松井一郎大阪府知事(日本維新の会幹事長)は、沖縄県に集中する米軍の新型輸送機オスプレイの訓練の一部を大阪で受け入れる意向を固めたという。沖縄の負担軽減の一環としてオスプレイ訓練受け入れを沖縄県外の自治体に要請するよう求める際に表明するらしい。八尾空港(同府八尾市)を候補地としている。維新はもともと米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設推進を進めているが、もともと本州でも予定されていた訓練をちょっと目立つように「受け入れ」で拡大しようということにすぎない。大阪府民の了解は取ったのか。在沖米軍司令官に「風俗業の活用」を勧めた橋下氏の発言に沖縄県内で反発が強いこともあり、沖縄の負担軽減に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるとみられる、ということだが、騙されはしない。

梅ヶ丘BOXでの「ウークエンド ワークショップ」、申込み受け付け開始しました。今夏も豪華講師陣で行います。円城寺あやさんと早船聡さんはワークショップを手掛けるのは初めてのはず。興味津々。

○円城寺あや「言うこと、聞くこと」
6/15(土)13:00~17:00 6/16(日)13:00~17:00
対象■どなたでも 募集人数■15名程度 参加費用■8,000円
内容■セリフを言う時とセリフを聞く時に何が起きるかをテキストを使いながら、確かめていきます。
二日目には私も一緒に参加して、短い芝居を作りたいです。
講師略歴■劇団「夢の遊眠社」(野田秀樹主宰)退団後、舞台のみならず映画・ドラマにと幅広く活躍。近年では、 愛の劇場40周年記念ドラマ『ラブレター』(TBS)、『三毛猫ホームズの推理』(NTV)や、映画『年々歳々』(安達正軌監督)、『アキレスと亀』(北野武監督)、『眉山』(犬童一心監督)、『代行のススメ』(山口智監督)などに出演。ドラマ「かすてぃら」(さだまさし原作、NHK-BSプレミアム)が7月7日からスタート。

○西山水木「西山水木のワンポイントレッスン」
6/22(土) 18:00~22:00 6/23(日) 13:00~17:00
対象■どなたでも 募集人数■15名程度 参加費用■8,000円
内容■声と言葉と演技の基礎知識。レッスンの基本の基本。個性にあった日常訓練の紹介。演劇よもやま話。
声はすぐ出ます。心は自分で動かせます。楽しく過ごしましょう。
講師略歴■俳優・演出家・桜美林大学非常勤講師・プリエール所属。前衛劇から古典とのコラボレーションまで、日本のあらゆる演劇シーンで活躍する女優であるとともに、ワークショップや芸能プロなどで演技指導など、トレーナーとして次代の才能の育成にも努めている。第5回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。

○中津留章仁「台詞を吐く身体」
6/30(日)13:00~21:00
対象■どなたでも 募集人数■15~25名程度 参加費用■10,000円
内容■台詞を吐く動機を何処に求めていくのか?リアリティのある演技はどのようにして生まれるのか?
ストレートプレイの最新型を、ほんの一部ですが、皆様に御紹介出来ればと思っております。
講師略歴■1973年3月生まれ、大分県出身。2000年に旗揚げした「TRASHMASTERS」を主宰し、全ての作品で作・演出を手掛ける。近年では若手の育成を目的とした「中津留章仁LOVERS」というユニットも主宰している。現代社会の抱える問題点を取り扱い、そこで生きる人々の人間ドラマを描く作風が持ち味。主な受賞歴:第46回紀伊國屋演劇賞個人賞。第14回千田是也賞。第19回読売演劇大賞選考委員特別賞(作品「背水の孤島」 において)。第19回・20回読売演劇大賞優秀演出家賞など。

○関美能留「2日間で作品を作ってみる」
7/6(土) 14:00~17:00 7/7(日)13:00~17:00
内容■昨年のこのワークショップでは、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」から村人たちのシーンをとりあげた。自己紹介から始まり、戯曲通り、村人がへっぽこ演劇を作るというシーンを作った。上手な演技を考える上で下手な演技を考えることも大事だと思ったからだ。今年は、極限状況の演技について考えてみたい。私の演出作品の代表的なものに武田泰淳の「ひかりごけ」がある。洞窟の中に閉じこめられた4人の船員が、食べるものがないままに人肉食に至ってしまう。最初からその状況を想像して演技をすると、ある嘘臭さに気がつく。だって、お腹が減って、動けない人にしては、よくしゃべりすぎるのだもの。極限状況を考えるために、極限でない状況も考えつつ、演劇作品を二日間で作ってみたい。それこそ、極限状況かもね。
講師略歴■1972年、埼玉県上尾市生まれ。千葉大学園芸学部中退。千葉大学在学中に演劇活動を開始し、1997年に三条会を結成、以後すべての作品の構成・演出をおこなう。 演出作にチェーホフ『三人姉妹』、三島由紀夫『近代能楽集』、シェイクスピア『冬物語』、平田オリザ『S高原から』(以上三条会)、ザ・スズナリ 開場30周年記念公演『うお傳説』などがある。 2001年、第2回利賀演出家コンクール最優秀演出家賞、2005年、第3回千葉市芸術文化新人賞受賞。

○早船聡「会話劇の表現」
7/12(金) 13:00~17:00 7/13(土)13:00~17:00
対象■どなたでも 募集人数■15名程度 参加費用■8,000円
内容■それは言い方でしょ?とか言い方かよ!と言われる“言い方”。演劇ではあまり良い印象で使われることはありません。いやいや言い方ではなく!とかですね。でも、私たちの日常会話では言い方ってやっぱり重要ですよね?このワークショップではそのへんのことを考えてみたいと思います。
講師略歴■円演劇研究所終了。
2005年劇団サスペンデッズ旗揚げ、全作品の作・演出の他に新国立劇場、兵庫県立ピッコロシアターなどに脚本提供。

○古川貴議「日常とディスコミュニケーションを再認識する」
7/13(土)18:00~21:30 7/14(日) 13:00~17:00
対象■高校生以上 募集人数■15名程度 参加費用■8,000円
内容■人は、身体・思考・発話がズレたままに、生きている。これは演劇や演技においてはまさに「ズレ」と見られがちですが、日常生活においては、身体・思考・発話は一致しなくて当然のもの。ズレているのが当たり前のこと。例えば道を歩きながら友人と談笑しつつ、今日の晩御飯のことを考えていたりしますよね。そうやって僕たちは生きている。演技者に求められるのは、この身体・思考・発話のバランスを必要に応じて調整する能力です。どれとどれを一致させるか、あるいはさせないか。今回のWSでは、身体・思考・発話を意識的にズラしていくことで、「日常どおり」の言動が、いかに複雑なものであるかを認識します。様々なシアターゲーム、「日常」についてのディスカッション、短いテキストリーディングなどを通して、この複雑な営み「人が普通に生きている状態」を意識的に作れるようになることを目標としています。同時に、自分の日常生活や周囲とのコミュニケーションが、 今までとは少し違う(興味深い)ものに見えてくることでしょう。
講師略歴■1980年、福島県会津出身。日本大学芸術学部在学中の2000年、箱庭円舞曲旗上げ。以降、全作品の脚本・演出を担当。極めて日常的な人間関係を細微に描くリアリズムと、そこに漂うズレたコミュニケーションの可笑しみ、そして脳内を抉られるような感覚が人気を博している。代表作は『珍しい凡人』(Corich舞台芸術まつり2011グランプリ)、『いつも誰かのせいにする』、『否定されたくてする質問』の他、青年座『父が燃える日』脚本、avex『誇らしげだが、空。』脚本など、外部にも積極的に作品を提供している。

http://rinkogun.com/WWS.html
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