時事通信によれば、
日本維新の会の馬場伸幸幹事長は29日の記者会見で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件を受け、政務調査会に尊厳死を考えるプロジェクトチーム(PT)を設置すると発表した。また、ALSを患うれいわ新選組の舩後靖彦参院議員が「生きる権利」の大切さを訴えるコメントを公表したことに関し、「議論の旗振り役になるべき方が議論を封じるようなコメントを出している。非常に残念だ」と語った。
という。
維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
維新・馬場伸幸幹事長は辞任すべきだ。
維新という党じたいが存在を問われている。
生きる権利の大切さを訴える者に対して、「残念だ」と言うのである。
ALS患者が「自死「について「旗振り役」になるべきだと言っている。
維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
優生思想を肯定し、人間の尊厳を踏みにじる差別発言であり、基本的人権を真っ向から否定している。
優生思想を肯定し、人間の尊厳を踏みにじる差別発言であり、基本的人権を真っ向から否定している。
舩後発言で懸念されていた「当事者を生きづらくさせる社会的圧力」そのものである。
これは明らかに石原慎太郎の27日のツイッター投稿、ALSを“前世の悪行の報い”を意味する「業病」と言い、「武士道」「介錯の美徳」を言い立てる錯誤の、延長上である。
26日は相模原津久井やまゆり園殺傷事件から、ちょうど4年。
多くの人達があらためて、誰もが命を脅かされない社会を目指そうと、声をあげた。
そんな今、あまりにも理不尽な攻撃をする差別主義者たちの暴言が、蔓延している。
民主主義の最低限の常識が共有されていない。
これが現在の日本社会である。
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