Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「夜の街」は、また午後10時までになるらしい

2020-07-30 | Weblog
日本経済新聞によると、東京都は、7月に急速に感染者が増加している新型コロナウイルスの感染防止策として、都内の飲食店とカラオケ店に、4月5月同様に、営業時間の短縮を要請する方向で調整しているという。
都内全域が対象で、営業時間は午後10時まで。
対象期間を8月3~31日として、要請に応じた店舗には20万円の協力金を出す方向で検討しているそうだ。
ほとんどの店がその額では損失を埋めることは出来ないだろう。

この措置は、映画館や劇場に波及するのだろうか。

「夜の街」短縮は、たぶん全国の他府県も追随するだろう。
昨日、全国で、初めて一日に千人以上の感染者が出たばかり。
こんな状態で、都内は外しているとはいえ、「Go To トラベル」キャンペーンは継続していることが、異常である。
そちらも早晩ブレーキがかかる。

共同通信によれば、政府が、介護施設などに30日から配布するとしていた「アベノマスク」約8千万枚の配布時期延期を検討していることが29日、厚生労働省への取材で分かったという。失策と認めたのだろう。

コロナ感染拡大に関連した解雇や雇い止めの人数が4万人を超えた。(もっと多いんじゃないの、と思うが)
大企業の損失も半端な額ではない。

そして、これだけの金のばらまきをしていて、近い将来に大型のインフレが来ないと、なぜ断言できるのか。

それでも安倍政権が安泰なのだとしたら、この国民はこの総理大臣と心中してもいいと思っているということだ。

⋯⋯と、言ってるそばから、本日7月30日の東京都コロナ感染者数は、過去最多の367人だと。
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生きる権利の大切さを訴える者に対して、「残念だ」と言うのか

2020-07-30 | Weblog
時事通信によれば、

日本維新の会の馬場伸幸幹事長は29日の記者会見で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件を受け、政務調査会に尊厳死を考えるプロジェクトチーム(PT)を設置すると発表した。また、ALSを患うれいわ新選組の舩後靖彦参院議員が「生きる権利」の大切さを訴えるコメントを公表したことに関し、「議論の旗振り役になるべき方が議論を封じるようなコメントを出している。非常に残念だ」と語った。

という。

維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
維新・馬場伸幸幹事長は辞任すべきだ。
維新という党じたいが存在を問われている。

生きる権利の大切さを訴える者に対して、「残念だ」と言うのである。

ALS患者が「自死「について「旗振り役」になるべきだと言っている。
維新のひどさは今日に始まったことではないけれど、これは看過できない。
優生思想を肯定し、人間の尊厳を踏みにじる差別発言であり、基本的人権を真っ向から否定している。

舩後発言で懸念されていた「当事者を生きづらくさせる社会的圧力」そのものである。

これは明らかに石原慎太郎の27日のツイッター投稿、ALSを“前世の悪行の報い”を意味する「業病」と言い、「武士道」「介錯の美徳」を言い立てる錯誤の、延長上である。

26日は相模原津久井やまゆり園殺傷事件から、ちょうど4年。
多くの人達があらためて、誰もが命を脅かされない社会を目指そうと、声をあげた。
そんな今、あまりにも理不尽な攻撃をする差別主義者たちの暴言が、蔓延している。

民主主義の最低限の常識が共有されていない。
これが現在の日本社会である。



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