Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

鴨川てんしの「老婆」を見逃すな

2020-07-18 | Weblog
『天神さまのほそみち』。

鴨川てんしの「老婆」を見逃すな。です。

演劇の豊かさは、ここにあります。

写真は、楽屋です。盗撮したのは、姫田蘭氏です。


<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


この『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、東京都「アートにエールを!」で、公開されています。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。
タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふである、『あなたの家の前を、虎が通りましたか』。
上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
ぜひご覧ください。

https://cheerforart.jp/detail/1232

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。


タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html
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むかし酒の配達をしていた、旧文部省に、久しぶりに入る

2020-07-18 | Weblog
旧文部省の時代、八十年代の半ば、毎日のように行っていた、現在は「文部科学省 旧庁舎」に、久しぶりに入る。
半円形の階数表示盤に表示する針が動く、当時から見てもオールドファッションだったエレベーターは、健在だった。
私は、何年か、霞ヶ関周辺で、酒の配達の仕事をしていたのである。当時全国二位の卸し量を誇った、N商店のアルバイトだった。最高裁や警視庁にも配達したが、まあ、旧文部省のお酒の消費量は、そうした官公庁・商社の中でも、ずばぬけて多かったという気がする。このエレベーターには、ビールケース4箱を縦に載せた台車で、数限りなく乗ったのである。

昨日は、「文化芸術収益力強化事業に係る公募説明会」に参加。6階講堂で開催。
一ヶ月前なら、ぜんぜん話が違うじゃないか、と思うだろうが、既にこういう立て付けになるだろうとは知らされていた。ある意味、大筋で話はついているのだろう。それにしても、未定や、わからないことだらけ。現場の私たちにどう関わってくるのかは、未知数ではある。さらに様子を見守るしかない。

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姉弟のいる風景。『天神さまのほそみち』。

2020-07-18 | Weblog
『天神さまのほそみち』。
姉弟のいる風景。
「女1」役は、鬼頭典子、「男2」役は、杉山英之である。姉弟という設定。

別役実作品には、しばしば姉弟が出てくる。
たいてい、姉が、弟に厳しくあたる。
姉はたいてい、世の中に対して屈折し、しかし、「正しい」。
弟は、世の中に対応しづらい部分を持ちながら、けれど、なんとか、生きている。
それが宿命であるかのように、姉は弟を責める。
そのパターンは踏襲されている。
私が新国立劇場で演出した『マッチ売りの少女』では、姉(寺島しのぶ)は弟(手塚とおる)に、厳しい折檻までする。
とはいえ、『天神さまのほそみち』では、姉の主張は極めて正当であるし、言葉で言って聞かせるだけである。
世間との板挟みになっている『天神さまのほそみち』の姉は、自分自身の自意識ともたたかっている。自意識の中には、無意識もある。鬼頭典子ははまり役であるし、その関係性としての「立ち位置」の選び方は、別役戯曲に親しんでこられた方にこそ、観ていただきたいと思う。
弟を演ずる杉山英之の、真摯なあり方は、この劇の展開の中心を担うものである。この「男2」は、決して自分から行動し始めたわけではない。誰かに言われた、託されたことに、応じていっただけである。関係性の中にしか存在しないことを選んだつもりが、しかし、一つの人格としてそこにあると、認定されてしまう。結果として、別役戯曲の本質を体現することになる。

スズナリ公演は、あと3ステージ。
ぜひとも御覧いただきたい。

写真、鬼頭典子・杉山英之。(撮影・姫田蘭)


<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


この『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、東京都「アートにエールを!」で、公開されています。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。
タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふである、『あなたの家の前を、虎が通りましたか』。
上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
ぜひご覧ください。

https://cheerforart.jp/detail/1232

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。


タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html
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