サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

秘密

2021年07月11日 | サカタだよ

わたしはいま、25年ぶりのフロアでデスクトップPCを立ち上げ、原稿を待ちぼうけながらGmailをひらいて何ごとか入力する態勢を装いつつプライベートなBlogの下書きをしている。25年前、この3階から6階の部署に異動し、4階、6階、5階、4階、6階、5階を転々として3階に戻ってきた。不在の時を封印する玉手箱が開いた。

 
25年前もそうだったが、外出することが基本的にない部署なので1日8時間ほぼ座っている。25年前は若さゆえ平気だった座り仕事が、25年後のいまや体にこたえる。つとめて職場を抜け出して歩く時間を作るようにしても、体力の低下は食い止められないし、気温と湿度が上がるにつれて徘徊が苦痛になる。
 
 
ここまで書いたところで、待ちかねた原稿がサーバーにアップロードされたのでダウンロードして作業を行い、別のサーバーにアップロードした。そんなことを繰り返し、無事校了したので帰宅して、いまは自宅のノートPCでつづきを入力している。Gmailは下書きが自動保存される上、どこにいても手軽に打ち込めるので少しずつBlogを書き継ぐのに便利だ
 
 
しかし、ノートPCは熱を持つので梅雨から夏にかけて扱いづらい。そこでタブレットを起動して、やはりGmailでつづきを書く。このほうがノートPCより、いくらか涼しい気がする。それにしても1日8時間ほぼ座り通しだと、足腰及び脊柱と肩と首にダメージが蓄積する。こんなの、3階の人たちベテランになるほど耐え難いのでは? と想像するが、人の心身はわからない。もっとも、座り通しの業務の人は全体の中で少数派にすぎない。
 
 
半年近く、体力の損耗と引き替えに仕事の要領を飲み込んだので、そろそろ無理のない範囲で運動の習慣を取り戻し、体調を整えつつルーティンワークを着実に処理できる生活サイクルを構築していくのが得策だろう。ではジム通いか? 15年以上も通った大手のジムが昨年、緊急事態宣言の前から過剰な自粛の要請を受けて臨時休業になったとき、退会して早1年あまり。
 
 
座り仕事の部署に異動して半年たらずで、歩行の際に大腿骨の付け根が軋む。ひかがみがかっくんとなる。胸椎が回旋しにくい。こうした症状を緩和するには、プールに入って地球の重力から解放され、ダイナミック・ストレッチを兼ねたウォーキングやスイミングを行うにかぎる。経験上、そのように感じるのでプールのあるジムを見学した。15年以上通った大手のジムに比べると家にずっと近い。
 
 
今年も緊急事態宣言が出て、GWから臨時休業していたという。6月に時短営業を始めて、夜20時まで利用できるというが、20時では仕事帰りに立ち寄れない。諦めようかと思ったけど、家に近いから朝飯前にジムに行き、ちゃぷんと水に入って体を動かし、ジムの後で朝食をとって出勤すればよいかも? 時間配分を何日かシミュレーションし、7月から通うことにした。
 
 
朝活は30分がせいぜいだ。着替えたりシャワーを浴びたり、ヒゲを剃ったりしているとジムに小一時間いることになる。時間の許すかぎり1kmでも2kmでも泳いでいた時期があるので、30分では物足りない気がするけど、泳いでみると肩は回らないし胸椎は軋むし股関節は開かない。これを以前の状態に戻すのに、無理は禁物だから運動強度は低め、頻度は高めで、まめに朝活する。体力強化というよりリハビリのようなもの。
 
 
ジムで朝活した後、カフェで朝食をとって、スマホのGmailアプリでBlogの下書きをものしている。出勤前にちょっとだけプールに入ってることは秘密だ。もちろん毎日ではない。土日も含めて週4回ぐらい。これなら続くのではないだろうか、と思った矢先にまた7月から8月にかけて緊急事態宣言が発出されると聞いた。ジムが臨時休業にでもなったら、オリンピックを横目に真夏の運動不足に突入するのだろうか?
 
 
折しも半年ほど前に自分が『ターザン』に書いたプールのすすめが、7月14日発売のムック「肩こり腰痛撃退BOOK」に再録されて見本誌が上がってきた。あらためて読むと、いいことが書いてある。ジムの営業がつづくなら、これでも読んでせいぜい水遊びするとしよう。
 
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コメント
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