自分では常識人だと思っているのですが、ときどきエキセントリックだと人から言われます。
このブログも穏健な内容なのに、何年か前に総務の偉い人から呼び出されて、人事かな?
と思って出頭したら、ブログがけしからん。君が全裸でサカタだよ!と飛び出したい気持ちは
わかるが今回の記事は削除せよと命じられて、全裸で飛び出した覚えはないんですけどね
と一応つぶやいてその記事を削除せず、下書き状態で非公開にしました。穏健な対処です。
呼び出した人が退職しても再び公開しないところなど、やはり常識人ですね。
ちなみに非公開にしたのは、社員食堂のメニューが前より減ったことを面白おかしく書いた
どちらかというと愛社精神あふれる記事です。この機会に自分で下書きを再読しましたが、
いま読んでも笑えます。たわいないネタでした。どうして全裸で飛び出したことになるのかは
なぞですが、もしかして服を着ているつもりなのは自分だけで、みなさんの目にはサカタが
あられもない姿をさらしているエキセントリックなやつに見えるのでしょうか?
エキセントリック疑惑のあるサカタにぴったりの企画を、3月7日発売のターザン760号で
担当しました。「エキセントリック・トレーニング」のページです。ぴったりのコンテンツですね。
レジスタンス・トレーニング、いわゆる筋トレの動きにはコンセントリックとエキセントリックが
あり、普通はコンセントリックを重視します。力こぶを作る動きの場合、ひじを曲げて力こぶ
を作る(その部分の筋肉を縮める)のがコンセントリック、ひじを伸ばして筋肉を伸ばすのが
エキセントリックです。たとえばダンベルで鍛える場合、コンセントリックを重視しますよね。
それが常識なので、みんなそうします。
ところが筋肉というのは縮めるときより、伸ばすときのほうが1.5倍の負荷に抵抗できる
性質を持っています。コンセントリックよりエキセントリックのほうが、いわばパワフルです。
そこに注目したのがオーストラリア EDITH COWAN UNIVERSITY の Professor KEN こと
野坂和則教授。これまで信じられてきたコンセントリックな筋トレの超回復理論は間違いで、
エキセントリックな動作時に最大負荷をかけるトレーニングが効果的であることを実証した
というからえらいことです。筋トレのやり方が今後ガラッと変わるかもしれない。
スポーツ&サイエンスの坂詰真二さんの紹介で野坂教授にエキセントリック・トレーニング
の取材をして、後日、坂詰さんの指導でトレーニング法を具体的に撮影して解説したのが
今回のページです。普段トレーニングしている方なら他人事ではない、画期的な内容です。
ぼくは担当しただけで研究したわけでもなく、トレーニングを組み立てたわけでもないので、
これほど誇らしげにブログで紹介するのは本来おかしいんですけどね。
詳しいことはターザンの誌面にて~