サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

クロワッサン坂

2016年08月25日 | サカタだよ
ある日のことです。1か月ぶりにスタジオにいくと、ちょっと前に届いていたというハガキ
を渡されました。いつかスタジオあてに撮影用の商品を送ってもらった(購入した)ところ
から、おかげで百貨店などのイベントにいくつか出展することになったとのお知らせです。
よかったなあ、お知らせしてくれてありがたいなあ、と隅々まで読んでから……ふと宛名
を見直すと、なんかちょっとふしぎ。

坂田の田を書き忘れたのか、横書きの宛名に 「 田 」 の字だけ、縦書きで足してある??
べつに忘れたままでもいいのに、思い出したら 「 坂 」 と 「 様 」 のあいだに 「 田 」ぐらい
入りそうなのに、なぜ


と縦書き? こういう面白いことがあるから、生きているって素晴らしい。


フェティシズム全書

ある日のことです。編集長がとことこと副編集長のところに歩み寄って、相談しています。
「こんな本が届いたんですよ」
「えらく分厚い本ですねえ」
「本のページで紹介してほしいんでしょうか」
「うーん、クロワッサンでは難しいかもしれませんねえ」
「どうしましょうか」
「こういう本はサカタさんがいいんじゃないですか?」
えっ、おれ?

目が合いました。

本を受け取りました。ずっしり重い……物理的にも、テーマ的にも。

「なんでヤマダさん(あっ、名前書いちゃった)にフェティシズムの本が届くんですか?」
「ときどきこの出版社から本が送られてくるんですよ」
「アマゾンで発注したんじゃないですか?」
「いえいえ、封筒も残ってますから……この本は見せられますけど、見せられない本が
届いたこともあるんですよ」

これ以上の詮索をして、編集長の性癖が万が一にも露呈すると対処に困りそうなので、
黙して本を読みはじめました。「私はあらゆることのフェティシストである」と、著者である
ジャン・ストレフとかいう戦後生まれのフランス人(もうすぐ70歳)が記しています。って、
なんにでもハァハァしちゃう人生それなりに大変そうですね。


別の本を乗せよう

『フェティッシュ大全』は家に持ち帰るわけにもいかないし、かといって会社の席にあると
事情を知らない人が見かけて、「なるほどサカタはこういう嗜好の人なのか」と誤解する
かもしれないので、いちおう関係ない本を上に乗せて隠しました。

この『お金の流れで読む日本の歴史』っていう本は、元国税調査官が日本史にガサ入れ
した本で、面白かったので歴史小説を書いている門井慶喜さんに書評をお願いしました。
ひとつ前のクロワッサン(8月10日発売の931号)に載っています。


やがてもういっちょ

葉室麟さんの『辛夷の花』を読んで、九州から上京されるときにインタビューをしました。
友達に葉室さんのファンがいて、何か質問してほしいことがないか聞いたら「貧しい農民
の暮らしを楽にさせることに心をくだく主人公を少なからず描いていますが、当の農民を
主人公にした小説はやっぱり難しいんでしょうか」……なるほど、聞いてみよう。ここまで
読んできて賢明な方はお気づきと思いますが、葉室麟さんのインタビューが本日発売の
クロワッサン(8月25日発売の932号)に載っています。

はたして友達の質問は誌面に反映されているのでしょうか? それとも友達にだけ答え
がオフレコで伝えられるのでしょうか? まだ原稿を書いてない(っていうか取材もまだ)
なのでわかりません。なぜなら、いま6月3日なんだもん。このようにいつも2か月ほど先
のことを考えてるので、発売のころにはキレイさっぱり忘れがちだから、ブログも前もって
書いたほうが楽なんですよ。

予定通りに出るかなー
コメント
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