ホテル

深夜に入稿して築地の市場で飲んで帰ったり、深夜に入稿して銀東（ぎんとう＝銀座東急ホテル）
で飲んで帰ったり、そんな昔の話をしながら飲んでいて思い出した。総務の人に怒られたことが、
この２０年あまりで２回（だから１０年に１回ほど）あって、ひとつは２０１１年１０月５日のブログに
社員食堂のことを書いたら消せといわれ、ブログをやめろといわれて、ブログはやめないけれど
食堂のネタは削除する約束をしたとき、どうして削除するに至ったか事細かにブログに書いたら
とても怒られた。そのころは毎週水曜にきっちり更新してたブログが、だから２０１１年１０月５日
だけポッカリ空いてる。 （もちろん下書き保存してある）



たわいもない話だけど、もうひとつはホテルがらみ。出張などでホテルに泊まる際、総務に届けを
出せば、とある電鉄系ホテルチェーンの宿泊料が安くなる説明を受けたとき、それならこういうの
どうだろうと考えてまじめに相談したら、ふざけてると思われたらしくて怒られた。いつのことかは
もう忘れたけど、いまにして思うと怒られる理由はないかも。



独身だったし、どうせ家には寝に帰るだけなので、とある電鉄系ホテルチェーンの近場の部屋に
１年３６５日、年間契約で泊まったらどこまで割引になるでしょうか。仮に１泊５０００円ぐらいまで
ディスカウントしてもらえるなら、月１５万円ほど（年１８０万円ほど）だから、家賃として安くはない
けど払えないこともない。掃除は毎日してもらえるし、シーツは毎日パリパリだし、余計なものを
買わずに生活したいので見積もりを取っていただくことはできますか？



と相談したら、そういうことを考えるなと一蹴されてしまいました。年１８０万円に収まらなくても、
期間を１年と決めればもっと払えるかもしれないから、いちど見積もりだけでも……ダメですか。
そうですか。いい考えだと思ったんだけどなぁ。それから２０年ほど経って、総務に相談せずに
自分であちこちのホテルに相談すればよかったと今は思うけど、当時は知恵が回らなかった。
１年ぐらいどこかリーズナブルなホテルで暮らすのも悪くなかった。地震や津波や火災や事故
で家財を失う心配も、ホテル暮らしならしなくて済んだのに。



いまならきっとウイークリーマンションなどで簡単に、もっと安く希望が叶うだろうけど、掃除は
してもらえないだろうな……してもらえたりして。してもらえないか。一家離散でもしないかぎり
自分には関係ないので想像するのやーめた。