サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

タプタプマン

2011年05月18日 | サカタだよ
5月12日の夜8時すぎ、編集部に電話がかかってきました。新人ヤノが受話器を取るや、
すぐにガチャンと戻して一言。

「(笑)・・・ひさびさにタプタプきました!」

震災から2か月、すっかり鳴りを静めていたイタズラ電話の主“タプタプマン”が、とうとう
活動を再開したようなのです。

どこの誰かはわかりませんが、夜8時すぎになると電話をかけてきて、受話器を取ると

「タプタプタプタプ! タプタプタプタプ!」

って叫んで切れます。それが毎日のように続いたので、いつしか編集部で“タプタプマン”
と呼ばれるようなったわけなんですが、3月11日の震災からピタッと電話が途絶え、

「どうしたんだろうね? タプタプマン・・・」
「被災したのかな? タプタプマン・・・」
「東北の人だったの? タプタプマン・・・」
「きっと無事だよね? タプタプマン・・・」
「自粛してるのかもよ? タプタプマン・・・」


ときどき編集部のみんなで、タプタプマンの安否を気遣っていたのです。

そんなとき話題になるのが、「タプタプマンは自動なのか手動なのか?」という問題です。
夜8時すぎにコールして、

「タプタプタプタプ! タプタプタプタプ!」

と叫んで切れるように、自動的に設定してあるのではないだろうか。これが自動説です。
対する手動説は、わざわざ誰かが受話器を握ってターザン編集部に電話をかけ

「タプタプタプタプ! タプタプタプタプ!」

と叫んで受話器を置くというものです。いまのところ、自動説より手動説がやや優勢です。
というのも、自動にしては夜かかってくる時間が一定ではなく、10時を回ることもあるし、
編集長が電話を取って「お待たせしました! ターザン編集部です」と応対したら

「待ってねえよ! タプタプタプタプ!」

と叫んで切れたことがあったそうです。いつも副編集長がいないときに電話があるので、
「もしかしてタプタプマンは副編集長なのでは?」とも噂されています。

5月12日、東日本大震災から2か月たってライフラインが復旧したのか、それとも自粛を
そろそろ解いたのか、タプタプマンが(おそらく手動で)タプタプいいました。調子づいて
もう一回、夜9時すぎに

「タプタプタプタプ! タプタプタプタプ!」

と余震ならぬ余タプまでありました。復興の兆しと喜んでいいか、みんな戸惑っています。
ふと見回すと、やっぱり副編集長はすでに帰った後です。声が似ているという話もあり、
携帯電話だと履歴が残るので、どこか遠くの電話ボックスに佇んで

「タプタプタプタプ! タプタプタプタプ!」

って叫んでストレスを解消しているのではないかと、たわいない会話をして仕事に戻る
ぼくたちなのでした。


おまけ:ストレッチマン
コメント
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