A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

memorandum 549 ぜんぜん恥じることない

2017-08-27 06:36:54 | ことば
当時からいっしょにやってて、いまでも食えないやつ、いっぱいいます。でも、それもヒップホップやと俺思うんですよね。売れてるやつだけがヒップホップじゃなくて、別に土方やってラップやってるやつでも、カッコええやつなんかなんぼでもいるし、それを俺は恥じたらあかんと思てるんです。その、いまの現状を。俺、若いやつとかにもみんな言うけど……ラップで売れることは夢じゃないですか。それに向かってることがヒップホップやから、土方やってようがぜんぜん恥じることないって。それがいつか土方やめれるときが来るって信じてやるのが俺はヒップホップやと思うんですよね。

ANARCHY、都築響一『ヒップホップの詩人たち』新潮社、2013年、472頁。

「ヒップホップ」を他の言葉に置き換えても同じだろう。
売れることは実は重要ではなく、現状や自分を信じること、恥じないことの方が重要である。