2013年も年の瀬。新聞雑誌メディア等で年間ベストなどが行われていますが、
個人的に印象に残った展覧会を挙げて、本年を締めくくります(順位はなく、鑑賞順)。
どうもありがとうございました。
美術館編
・フランシス・ベーコン展(2013年3月8日~5月26日)東京国立近代美術館
・六田知弘写真展「3.11 時のイコン 東日本大震災の記憶」(2013年3月5日~3月31日)相田みつを美術館第2ホール
・とら・虎・トラ 甲子園の歴史と日本画における虎の表現(2013年4月6日~5月19日)西宮市大谷記念美術館
・ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか―彫刻と呼ばれる、隠された場所(2013年5月20日~8月10日)武蔵野美術大学美術館展示室1+2+アトリウム
・生誕130年 彫刻家 高村光太郎展(2013年6月29日~8月18日)千葉市美術館
・映画より映画的!日本映画 スチル写真の美学(2013年4月16日~8月7日)東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
・プレイバック・アーティスト・トーク展(2013年6月14日~8月4日)東京国立近代美術館
・マンハッタンの太陽(2013年7月13日~9月23日)栃木県立美術館
・種差 よみがえれ浜の記憶(2013年7月6日~9月1日)青森県立美術館
・米田知子「暗なきところで逢えれば」(2013年7月20日~9月23日)東京都写真美術館
ギャラリー、アートプロジェクト編
・Y. Ernest Satow: Light and Shadow(2013年1月25日~2月28日)Gallery 916
・迫 鉄平 個展「9.サブミッション」(2013年4月2日~4月7日)KUNST ARZT
・花田恵理展「Open Spaces」(2013年5月7日~5月12日)KUNST ARZT
・山添潤 彫刻展(2013年5月7日~5月19日)Gallery PARC
・中谷宇吉郎の森羅万象帖展(2013年3月7日~5月30日)LIXIL ギャラリー
・竹沢佑真展「写真と絵画とその間で起こること」(2013年8月27日~9月1日)ギャラリーモーニング
・荒野ノヒカリ : 愛岐トンネル群アートプロジェクト2013(2013年9月7日~10月27日)愛知県春日井市玉野町 愛岐トンネル群廃墟とトンネル郡1.7キロ
・尹熙倉展「一抹: a touch of powder」(2013年11月2日~12月7日)GALLERY CAPTION
・山田麻美個展「by night」(2013年11月12日~11月17日)KUNST ARZT
・石橋志郎展「空中の光、地上へ積もる雪」(2013年11月16日~11月24日)KAHO GALLERY
選出にあたっては、私がイベント参加、テキスト執筆等で関わった展覧会は除外し、なるべくマイナーなものを選ぶよう心がけました。
全体としては、美術館よりギャラリー、オルタナティブスペースなどで良質な展示を見れた一年でした。ギャラリーというのは、ゆっくりと作品を見たり、アーティストやギャラリストの方とお話をするなど、交流の場でもある利点があり、その点では美術館は叶わないかもしれません。
そのかわり、ギャラリーでのグループ展がほとんどリストに入っていないのは、質の問題もあるかもしれませんが、作品数(量)の問題かもしれません。キュレーションには、ある程度の量・空間が必要となると、美術館の方が相応しいのかもしれません。「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか―彫刻と呼ばれる、隠された場所」、「マンハッタンの太陽」、「種差 よみがえれ浜の記憶」はその好例でした。
ところで、美術館編リストを見ますと、関西在住ながら、関西圏の美術館は1館だけのリストアップという寂しい結果となりました。ギャラリー編は、あまり考えずにセレクトすると、KUNST ARZT、Gallery PARCでの展覧会ばかりになってしまうという質の高さでした。この2つのギャラリーが京都のアートシーンを変えてくれることを期待します。
2013年は数々の国際展、アートプロジェクトが話題を呼んだ一年でもありましたが、私にとっては、「荒野ノヒカリ : 愛岐トンネル群アートプロジェクト2013」(企画:高橋綾子)での藤本由起夫作品が圧倒的でした。アートと鉄道と廃墟のいづれも好きな私にとっては、何よりのアートイベントでした。
昨年末は、もう時間もお金もないから展覧会を見るのは減らそうと思ったのですが、結局800超も見てしまったのでした。来年もよい作品との出会いを楽しみにしています。
個人的に印象に残った展覧会を挙げて、本年を締めくくります(順位はなく、鑑賞順)。
どうもありがとうございました。
美術館編
・フランシス・ベーコン展(2013年3月8日~5月26日)東京国立近代美術館
・六田知弘写真展「3.11 時のイコン 東日本大震災の記憶」(2013年3月5日~3月31日)相田みつを美術館第2ホール
・とら・虎・トラ 甲子園の歴史と日本画における虎の表現(2013年4月6日~5月19日)西宮市大谷記念美術館
・ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか―彫刻と呼ばれる、隠された場所(2013年5月20日~8月10日)武蔵野美術大学美術館展示室1+2+アトリウム
・生誕130年 彫刻家 高村光太郎展(2013年6月29日~8月18日)千葉市美術館
・映画より映画的!日本映画 スチル写真の美学(2013年4月16日~8月7日)東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
・プレイバック・アーティスト・トーク展(2013年6月14日~8月4日)東京国立近代美術館
・マンハッタンの太陽(2013年7月13日~9月23日)栃木県立美術館
・種差 よみがえれ浜の記憶(2013年7月6日~9月1日)青森県立美術館
・米田知子「暗なきところで逢えれば」(2013年7月20日~9月23日)東京都写真美術館
ギャラリー、アートプロジェクト編
・Y. Ernest Satow: Light and Shadow(2013年1月25日~2月28日)Gallery 916
・迫 鉄平 個展「9.サブミッション」(2013年4月2日~4月7日)KUNST ARZT
・花田恵理展「Open Spaces」(2013年5月7日~5月12日)KUNST ARZT
・山添潤 彫刻展(2013年5月7日~5月19日)Gallery PARC
・中谷宇吉郎の森羅万象帖展(2013年3月7日~5月30日)LIXIL ギャラリー
・竹沢佑真展「写真と絵画とその間で起こること」(2013年8月27日~9月1日)ギャラリーモーニング
・荒野ノヒカリ : 愛岐トンネル群アートプロジェクト2013(2013年9月7日~10月27日)愛知県春日井市玉野町 愛岐トンネル群廃墟とトンネル郡1.7キロ
・尹熙倉展「一抹: a touch of powder」(2013年11月2日~12月7日)GALLERY CAPTION
・山田麻美個展「by night」(2013年11月12日~11月17日)KUNST ARZT
・石橋志郎展「空中の光、地上へ積もる雪」(2013年11月16日~11月24日)KAHO GALLERY
選出にあたっては、私がイベント参加、テキスト執筆等で関わった展覧会は除外し、なるべくマイナーなものを選ぶよう心がけました。
全体としては、美術館よりギャラリー、オルタナティブスペースなどで良質な展示を見れた一年でした。ギャラリーというのは、ゆっくりと作品を見たり、アーティストやギャラリストの方とお話をするなど、交流の場でもある利点があり、その点では美術館は叶わないかもしれません。
そのかわり、ギャラリーでのグループ展がほとんどリストに入っていないのは、質の問題もあるかもしれませんが、作品数(量)の問題かもしれません。キュレーションには、ある程度の量・空間が必要となると、美術館の方が相応しいのかもしれません。「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか―彫刻と呼ばれる、隠された場所」、「マンハッタンの太陽」、「種差 よみがえれ浜の記憶」はその好例でした。
ところで、美術館編リストを見ますと、関西在住ながら、関西圏の美術館は1館だけのリストアップという寂しい結果となりました。ギャラリー編は、あまり考えずにセレクトすると、KUNST ARZT、Gallery PARCでの展覧会ばかりになってしまうという質の高さでした。この2つのギャラリーが京都のアートシーンを変えてくれることを期待します。
2013年は数々の国際展、アートプロジェクトが話題を呼んだ一年でもありましたが、私にとっては、「荒野ノヒカリ : 愛岐トンネル群アートプロジェクト2013」(企画:高橋綾子)での藤本由起夫作品が圧倒的でした。アートと鉄道と廃墟のいづれも好きな私にとっては、何よりのアートイベントでした。
昨年末は、もう時間もお金もないから展覧会を見るのは減らそうと思ったのですが、結局800超も見てしまったのでした。来年もよい作品との出会いを楽しみにしています。