タイトル:ギャラリーαM ANNUAL 2000
編集:武蔵野美術大学/企画広報課+出版編集室
写真撮影:小松信夫、川崎栄治
デザイン:田中功起
印刷:
山浦印刷株式会社
発行:
ギャラリーαM、
武蔵野美術大学
発行日:2001年8月31日
内容:
「企画にあたって」高島直之+林貞行+松本透
山本昌展
鈴木隆展
前沢知子展
フェリックス・シュラム展
二木直己展
関口国雄展
川島亮子展
寺内曜子展
ギャラリーαM○トークショウ「1980-90年代美術再考」川俣正+南雄介+高島直之+松本透/林貞行
企画展100回開催記念シンポジウム「20世紀美術と現在」東浩紀+林道郎+松浦寿夫/高島直之
略歴
(本書目次より)
入手日:2009年10月8日
入手場所:gallery αM
「ご自由にお持ちください」と書かれていたので、好意に甘えて頂いた1冊。いったい人はなぜかくも本を持ち帰ってしまうのか。増えていく蔵書に途方にくれる今日この頃である。
さて、本書はギャラリーαMの2000年の活動をまとめた記録集。9年後の今、本書を見て感じるのは現在まで制作を継続している作家たちが多くいることだろうか。すでに村上隆や奈良美智らのポップなペインティングが流行り出していた頃だと思うが、本書収録の作家たちからはそういった時代の傾向とは無縁に制作をしている姿勢が見える。もちろん世代が違うのだから当たり前だろう。しかし、キュレーションにおいても時代の空気に囚われず、美術を真摯に追求しているところはさすが武蔵美だ。
果たして9年後の2018年にはどのような美術が現れているのだろうか。
余談だが、本書のデザインを担当している田中功起氏とは、現在、映像やインスタレーションで活躍しているあの田中功起氏なのだろうか。