A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1007 『遅い光と魔法の透明マント』

2015-02-28 23:47:05 | 書物
タイトル:遅い光と魔法の透明マント: クローキング、テレポーテーション、メタマテリアルを実現した光の科学の最先端
著者:シドニー・パーコウィッツ
訳者:阪本芳久
装幀:Malpu Design(渡邉雄哉)
イラストレーション:加納徳博
発行:東京 : 草思社
発行日:2014.5
形態:238p ; 19cm
注記:参考文献: p224-238
内容:
「透明人間」が物理学の重要研究テーマに!自転車並みの速さの光が実現!いま、光の科学がビックリするほど進んでいる!物理学者が、光の科学の革命的進展を、古今のSFで描かれる夢の科学技術と比較しつつ紹介する。

光を遅くしたり止めたりする技術や、「光速」を超える速さの光の実現。光子の量子テレポーテーション。従来のコンピューターでは事実上不可能だった計算を一瞬でなしとげる、光を使った量子コンピューターの研究。光を曲げて人や物を見えなくする「クローキング」の研究。光の波長以下の微小なものまで見ることができる「スーパーレンズ」の開発…。

いま、光をめぐる科学技術は驚くべき進歩の時代を迎えている。なかには、かつてSFで描かれた性能を超越するまでに、高度に進化してしまった技術もある。光の科学技術は、どこまでSF世界の夢を実現するのか?何が可能で、何が不可能なのか?光を専門とする物理学者が、古今のSFに描かれた科学技術と比較しつつ、最新の光の科学を紹介する。

はじめに
第1章 光とは何か――謎に包まれた不思議な性質
第2章 なぜ光はあんなにも速いのか
第3章 超光速を探究する物理学
第4章 遅い光、停止した光、速い光、逆進する光
第5章 超強力な光と光子一個の光の科学
第6章 不可視化を実現する技術
第7章 夢の技術はどこまで実現できるか
おわりに
謝辞
訳者あとがき
参考文献

購入日:2015年2月27日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 本書を知ったのは昨年夏ごろ、写真家・藤安淳さんから紹介して頂いた。その時は、長いタイトルの光の本という記憶しかなかった。だが先日、写真家・先間康博さんのstudy meeting vol.1「光の真実を写す画」に参加して「光」について考えているうちに、そういえばと本書を思い出した。こちらの気づきが「遅い」のだが、誰かの何気ない一言がのちに線としてつながるのがおもしろい。

未読日記1006 『都市のイメージ』

2015-02-27 23:38:27 | 書物
タイトル:都市のイメージ 新装版
別書名:The image of the city
著者:ケヴィン・リンチ
訳者:丹下健三、富田玲子
発行:東京 : 岩波書店
発行日:2007.5
形態:v, 286p : 挿図 ; 22cm
注記:書目: p237-241
    新装版へのあとがき(p276)あり
内容:
イメージアビリティ.この独自の概念を提唱する本書は、かつて、都市デザインの世界に新風を吹き込んだ。以来およそ半世紀。著者ケヴィン・リンチの卓抜な視点は、今もなお清冽な光を放つ。美しく、楽しい、喜びある都市の姿とは。都市に暮らす人びとの視覚・心理・行動様式に着目し、豊かな生活拠点を築くためのデザイン原理を考究する。読み継がれる名著の新装版。

目次
序文
1 環境のイメージ
2 3つの都市
3 都市のイメージとそのエレメント
4 都市の形態
5 新しいスケール
付録
 A オリエンテーションに関して
 B 調査と分析の方法
 C 2つの分析例
書目
解説
訳者あとがき
いま『都市のイメージ』を読む(西村幸夫)

購入日:2015年2月27日
購入店:紀伊國屋書店 梅田本店
購入理由:
 つくるビルゼミ「Kyoto Art Mapの使い方」のコラムレポートの参考文献として購入。原稿はほぼ書き終えたものの、最後にケヴィン・リンチが本書で提唱している都市の5つのエレメント(パス、エッジ、ディストリクト、ノード、ランドマーク)がギャラリー巡りにおいていかに作用しているのか、確認しておきたかったのである。もちろん前から読んでおきたかった1冊であったので、この機会なら読めると思ったのも一因ではある。

【ご案内】8人の高校生によるスライドショー

2015-02-23 23:07:48 | お知らせ
今週末、大阪・あべのまにて開催中の「大阪17才+in youth photograph」展関連イベントに参加させて頂きます。
この年になると高校生とお話する機会はほとんどないので、若者たちから刺激を受けたいと思います。

<大阪17才+in youth- 関連イベント>
「8人の高校生によるスライドショー」
開催日:2015年3月1日 [日]
時間:14:00~16:00ぐらい
場所:あべのま (〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋4-23-17)
参加費:無料
ゲスト:天野憲一 (写真家), 平田剛志 (京都国立近代美術館研究補佐員), 宮本博史 (アーティスト)
定員:5名ぐらい (*要予約)
予約・お問い合わせ:あべのま

未読日記1005 『ヒカリ展』

2015-02-19 23:58:14 | 書物
タイトル:ヒカリ展 : 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!
企画・監修:若林文高
編集:日本経済新聞社イベント事業部、日経サイエンス社
制作:ハロー&ハイプ 米田英輝、佐々木裕子、村口夏子
写真撮影:山中哲
デザイン:dn design 野澤和紀、大久保伸治、角久美子
発行:日本経済新聞社BSジャパン
形態:128p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2014年10月28日-2015年2月22日:国立科学博物館
    主催: 国立科学博物館、日本経済新聞社、BSジャパン
発行日:c2014
内容:
ごあいさつ
ヒカリ展に際して
目次
プロローグ 地球に満ちあふれる光
第1章 光の科学
 光の科学|光の科学|若林文高
 光の研究史|視覚から量子へ、光学研究略史|竺覚暁
第2章 宇宙と光
 宇宙の誕生と光|宇宙の誕生と光|生田ちさと
 宇宙からの光|さまざまな波長で見る宇宙|生田ちさと
 太陽の光|太陽とは?太陽のメカニズム|常田佐久
       SOLAR-B 「ひので」によってわかった太陽の姿|常田佐久
       惑星と太陽|山敦
 磁気圏|磁気圏と大気圏(宇宙と地球圏の区別)|門倉昭・小川泰信
 オーロラの最新研究|片岡龍峰・田中良昌
 宇宙天気予報について|石井守
第3章 地球と光
 鉱物の光|蛍光鉱物の発見と代表的な蛍光鉱物|門馬鋼一
       鉱物の発光メカニズムと特徴的な蛍光鉱物|宮島宏
 生命と光|光合成と進化|田中法生
       美しい生物|野村周平
       光合成と植物工場|安田剛規
       蛍光タンパク質(GFP)発見から応用まで|並河洋
       蛍光タンパク質の応用① 花に「ヒカリ」という新しい価値観を与える|佐々木克友
       蛍光タンパク質の応用② 光るカイコの研究|瀬筒秀樹
第4章 人と光
 光の技術|人と光とこれからの技術|若林文高
 照らす|明かりとしての光|前島正裕
      新しい照明光源|野田高季
 はかる|電磁波を使って時を計る|花土ゆう子
      光による環境計測|清水厚
エピローグ 新しい視点を目指して
謝辞

購入日:2015年2月19日
購入店:国立科学博物館
購入理由:
  数日前、写真家・先間康博氏のstudy meeting vol.1「光の真実を写す画」(2015年2月14日、front)に参加した。なんとなくアーティストトークのようなものかと想像していたら、想像を超えた「光」をめぐる映像人類史とも言える壮大なレクチャーであった。もともと宇宙物理学を専攻していたという先間さんだからこその領域横断的な視点や切り口が鮮やかである。膨大な点数の画像を見ていくうちに、いままで気にもしていなかった作品や現象・出来事が結ばれていき、発見の連続であった。
 トークの内容は浅学の私には要約ができないが、帰り道に「光」といえば、「ヒカリ展」という展覧会が東京でやっていたなと思いだす。時間的に見に行けないが、図録だけでも見たいと思い博物館に問い合わせたら通信販売してもらえた。中身はカタログとはいえ、雑誌やムック本のようだが、ヴィジュアルが豊富で初心者には参考になる。
 ちなみに、博物館系の展覧会図録は、デザインやヴィジュアルでは美術館図録に劣るが、文献や解説、資料などは充実していることが多いので、展覧会を見るのをあきらめても図録は要確認である。

未読日記1004 『Réceptacle du Passage』

2015-02-17 23:23:34 | 書物
タイトル:Réceptacle du Passage, ou la vie transitoire des formes et ses empreintes
並列タイトル:「うつわ(器)」と「うつし(写)」 : うつろいゆく形の生命 : モノのかたちの霊的伝播をめぐる新たなパラダイムにむけて
発行:[出版地不明] : [出版社不明]
発行年:[2015]
形態:[18]p ; 21cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2015年1月20日-1月24日:パリ日本文化会館地上階スペース
    出品作家:大西宏志大舩真言岡本光博近藤弘
内容:
[テキスト]稲賀繁美
大西宏志
 「霊媒(メディウム)としてのメディアアート」
大舩真言
岡本光博
近藤弘
 「Reduction」―死と再生―

頂いた日:2015年2月15日
 多治見のギャラリー・ヴォイスに「Object Matters : 概念と素材をめぐる日本の現代表現」を見に行った際、偶然に出品作家の大舩真言さんにお会いし頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 どうにも日本語タイトルがうつうつとしているが、フランスで1週間のみの展示とはもったい出品作家ではある。

未読日記1003 『雪のひま』

2015-02-16 23:33:48 | 書物
タイトル:小清水漸個展 : 雪のひま
並列タイトル:Susumu Koshimizu solo exhibition : Snow departs from snow
Director: Hozu Yamamoto, Yukihito Tabata
Staff: Miho Doi, Yoshimi Shimizu, Masumi Sasaki, Hiroyuki Sasaki
Translated and annotated by: Olivier Krischer
Photography: Kei Okano
Design: Kou Utashiro
発行:東京 : 東京画廊+BTAP
形態:[10]p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2010年1月23日-2月20日:東京画廊+BTAP
内容:
「作業台に座る石たちは、なにを語るか。」稲賀繁美
図版
作家略歴

頂いた日:2015年2月15日
 多治見のギャラリー・ヴォイスに「Object Matters : 概念と素材をめぐる日本の現代表現」を見に行った際、ギャラリーよりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 まだ寒さが厳しい時だったが、本書のまっ白い表紙は冷たさより紙の暖かさを伝える秀逸なデザインである。作品は小清水の代表作である作業台シリーズの新作が中心。

未読日記1002 『Object Matters』

2015-02-15 23:14:46 | 書物
タイトル:Object Matters : 概念と素材をめぐる日本の現代表現
発行:[多治見] : [ギャラリーヴォイス]
発行日:[2015]
形態:9p ; 30cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2014年12月20日-2015年2月15日:多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
    出品作家: 大舩真言、国松希根太、小清水漸、後藤晃太、SHIMURAbros、中島晴美、森綾
    監修: 金島隆弘
内容:
「Object Matters―「概念と素材」をめぐる日本の現代表現」金島隆弘
作家紹介
 大舩真言、国松希根太、小清水漸、後藤晃太、SHIMURAbros、中島晴美、森綾

頂いた日:2015年2月15日
 展覧会場にてギャラリーより頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 小規模な会場ながらバラエティに富んだ出品作家で多様な表現を楽しめるが、会場のキャパシティを考慮すると混み合った展示であった。本展はもともと台湾の大学美術館で開催したというから、やはり大きな会場での実現を望みたい。
 小清水漸のモノをやすりがけした作品はモノのメタモルフォーズとしておもしろい。これぞ錬金術か。
 タイトルは「Object Matters」だが、サブタイトルには「概念と素材」とある。ともすれば、「Subject Matters」ではないのかと思うのだが、詳しくは本書テキストをご覧あれ。

未読日記1001 『時間のデザイン―16のキーワードで読み解く時間と空間の可視化』

2015-02-11 23:47:39 | 書物
タイトル:時間のデザイン―16のキーワードで読み解く時間と空間の可視化
著者:早稲田大学渡辺仁史研究室 時間―空間研究会
デザイン:石田秀樹
発行:東京 : 鹿島出版会
発行日:2014.1第2刷(2013.4第1刷)
形態:239p ; 21cm
内容:
建築や都市における、表象としての「時間」
ロゼッタストーンや錦絵から、杉浦康平、コールハースのダイアグラムまで、可視化された[時間]のイメージを16のキーワードに沿って採集。また、第一線で活躍するデザイナーらの、[時間]に向き合うデザインを紹介。[時間]を探求する、濃密な一冊。

時間のデザイン/渡辺仁史
この本の読み方/白井宏昌

瞬間 Moment
 インタビュー:ホンマタカシ 写真における時間と空間
履歴 Log
 インタビュー:藤村龍至 超線形設計プロセスと履歴の関係
同時性 Simultaneous
 インタビュー:長坂常 1/1で考えるということ
速度 Speed
 インタビュー:廣村正彰 「意識の発火」をうながすデザイン
一時的 Temporary
 インタビュー:猪熊純 シェアと「時間」を巡って
 インタビュー:山本陽一 テンポラリーな空間の可能性
持続 Sustainability
 インタビュー:秋田道夫 時間と向き合うデザイン
遷移 Transition
 インタビュー:内藤廣 空間の価値としての時間軸をつくる
 インタビュー:宮城俊作 変化する時間をデザインする
進化 Evolution
 インタビュー:平田晃久 時間の「からまりしろ」から生まれるデザイン
シークエンス Sequence
 インタビュー:中原慎一郎 理想的な風景をつくる
 インタビュー:石川初 空間と時間のストーリー
軌跡 Trace
 インタビュー:中村拓志 行動をデザインする
転換 Conversion
 インタビュー:リッキー・バーデット オリンピック都市における「都市の転換」
リズム Rhythm
 インタビュー:南後由和 都市の奏でるリズム
 インタビュー:白井宏昌 都市のリズムを再編する
蓄積 Accumulation
 インタビュー:柳本浩市 データベースか、もののアーカイブか
密度 Density
 インタビュー:石上純也 空間を構成するあたらしい要素を考える
予測 Prediction
 インタビュー:金田充弘 予測と変化
歪める Distortion
 インタビュー:杉浦康平 伸び縮みする「時間の襞」

「アジアで感じる時間」横木真理子
「「時間」の対義語」山本陽一
「未来は良くなる」林田和人
「リーマン・ショックという「転換」が都市にもたらしたもの」白井宏昌
「蓄積される生活の痕跡」小池太輔
「デザイナーにおける時間と時間軸の考察」加藤孝司

あとがき
執筆者紹介

購入日:2015年2月10日
購入店:ジュンク堂書店 京都朝日会館店
購入理由:
 timelake展テキストの参考文献として購入。「時間」について調べていたら偶然見つけた1冊。主に建築をテーマとしているが、16のキーワードが参考になる。「時間」の切り口はたくさんあり、分類してみると見えてくるものがある。

未読日記1000 『時間のヒダ、空間のシワ…』

2015-02-10 23:29:27 | 書物
タイトル:時間のヒダ、空間のシワ…[時間地図]の試み: 杉浦康平のダイアグラム・コレクション
タイトル別名:Experiments in "Time Distance Map " : diagram collections by Kohei Sugiura
著者:杉浦康平
監修+AD:杉浦康平
デザイン:新保韻香
フォーマット作成:白井敬尚形成事務所
制作協力:杉山久仁彦、平岡佐知子
編集:久保田昭子(鹿島出版会)
編集協力:横木真理子、加賀谷祥子
印刷・製本:大日本印刷株式会社
PD:渡辺謹二(エクター)
制作進行:多賀谷春生
箔押加工:丸栄有限会社
発行:東京 : 鹿島出版会
発行日:2014.10
形態:100p ; 30cm
内容:
地図の歴史を塗り変えた伝説のダイアグラム「時間地図」「時間軸変形地球儀」――。
東京が、日本列島が、そして地球が容赦なく歪み、引っ張られ、凹んでいく。
移動速度の変化が引き起こし、文化の振る舞いが映し出された「時間のヒダ、空間のシワ」を可視化する…。

◎時間を軸にして、これまでに見慣れた空間地図や地球儀を変形する試み。多視点から解析して生みだされたデータ群を再構成し、新しい視点を加え図像化する。
◎数々の伝説的なヴィジュアルデザインを生みだした杉浦康平が、1960年代から挑戦しつづけた「ダイアグラムデザイン」、「時間地図」群の全貌…。
◎初期ダイアグラムを共作した松岡正剛との対談をはじめ、多木浩二によるエッセイ、かつて時間地図の編集・制作にかかわった、村山恒夫・赤崎正一らによる寄稿・インタビュー、
◎後半では、建築家・白井宏昌やhclab.の若手クリエーターが、時間地図のデジタイズによって、〈スギウラ時間地図〉の試みを解読する…。

目次
「記号と記号のかなた : 杉浦康平についての覚え書き」多木浩二
「時間地図とは何か : 「多にして一」という発想法」インタビュー杉浦康平×赤崎正一
ダイアグラム・コレクション
「足跡としての、時間地図」対談 松岡正剛×杉浦康平
「紙の「マルチメディア」実験 : 『百科年鑑』生誕クロニクル」村山恒夫
「新しい時間地図を生みだす : 〈スギウラ時間地図〉の試み」杉浦康平
ダイアグラム・コレクション
「時間地図のモデル化に挑む : 時間のヒダ,空間のシワを可視化する」杉浦康平
「建築家にとっての時間地図」白井宏昌
「デジタイズされた時間地図の再解釈と展開」hclab.+白井宏昌
「時間地図のかなたへ…」杉浦康平
収録作品データ
執筆者紹介

購入日:2015年2月10日
購入店:ジュンク堂書店 京都朝日会館店
購入理由:
 timelake展テキストの参考文献として購入。たまたまネットで見つけて、役に立つかもと思い買いに走る。杉浦康平の「時間地図」を初めて見たのがいつだったか憶えていないが、衝撃的にカッコよかった。時間と空間は対義語だが、両者が合わさった視覚化がすばらしい。


 2007年4月15日から始まった未読日記もようやく1000冊となりました。何気なく初めてまさか8年間も継続するとは思いませんでした。ちなみに、未読日記と言いつつ、後日UPが多く、日記の態をなしておらず申し訳ありません。また、購入・ご恵贈頂いたすべての本・雑誌をご紹介しているわけではないこともご了承ください。松岡正剛のように千夜千冊とはいきませんが、これからものんびり続けていければと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

未読日記999 『油断』

2015-02-07 23:27:27 | 書物
タイトル:油断 : 柳恵里[記録集]
編集:坂本暁美(上野の森美術館)
撮影:木奥恵三、柳恵里(図6)
デザイン:重実生哉
発行:東京 : 上野の森美術館
発行日:c2015
形態:[6]p ; 20×22cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2014年3月15日-3月30日:上野の森美術館ギャラリー
内容:
「展覧会によせて」柳恵里
「柳恵里「油断」」坂本暁美
図版

頂いた日:2015年2月7日
 大阪・SAI GALLERYにて開催された「柳恵里 どこから近づくか 何が起きているか」展(2015年1月27日―2月14日)の会場にて頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 本書は昨年に上野の森美術館ギャラリーにて開催された個展の記録集。見に行かれなかったが、写真を見るだけでも私好みである、ものがきちんと存在している。関西ではこのような緊張感がありながら、軽やかな作品・展示はほとんど見受けないので、高松次郎やもの派の流れがあるということなのだろうか。