A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記745 『昭和天皇とその時代』

2013-06-30 23:56:47 | 書物
タイトル:昭和天皇とその時代 (文春文庫)
著者:河原敏明
デザイン:斎藤深雪
発行:東京 : 文藝春秋/文春文庫、[か-9-5]
発行年:2003.7
形態:493p ; 16cm
注記:「天皇裕仁の昭和史」(昭和61年刊)の改題改訂
   昭和天皇の肖像あり
   参考文献: p492-493
内容:
日本現代史最大の主役・昭和天皇の八十七年にわたる日々を、知られざるエピソードをまじえながら語り、「昭和」という大激動の時代の流れを皇室の動きを通して描いた大河歴史ノンフィクション。かつて『天皇裕仁の昭和史』として上梓された著書に、今回、天皇崩御の章を増補し、最新の皇室情報を加筆して完全決定版とした。

まえがき
膝下を離れて
乃木大将の薫陶
帝王学修業の中で
第一次訪欧
摂政官として
妃を迎えて
昭和の幕開き
皇室の憂患
天皇と満州国皇帝
二・二六事件
刻々泥沼へ
天皇の側面
日米開戦
晴のち嵐
終戦への足跡
天皇、マ元帥を訪問
混迷の中で
雲上から下界へ
天皇の憂愁(一)
天皇の憂愁(二)
皇太子と姉弟たち
殿邸落成
天皇の訪欧、訪米
天皇の時代感覚
天皇の一日
哀しみと歓びと
昭和天皇崩御
残照と東紅
参考文献

購入日:2013年6月30日
購入店:YUY BOOKS
購入理由:
 たまたま行ったYUY BOOKSさんで見つけ、天皇関係の参考文献として購入。





未読日記744 『可視化された帝国』

2013-06-24 23:13:28 | 書物
タイトル:可視化された帝国[増補版]―― 近代日本の行幸啓 (始まりの本)
著者:原武史
発行:東京 : みすず書房
発行年:2011.11
形態:509, vp ; 20cm
注記:みすず書房 2001年刊を底本とし、増補、新編集したもの
内容:
1 序論
 1-1 「想像の共同体」論への疑問
 1-2 時期区分の設定 
2 明治初期の巡幸
 2-1 八回にわたる巡幸
 2-2 身体をさらす天皇
 2-3 並立するカリスマ
 2-4 鉄道に乗る天皇
3 明治後期の行幸と巡啓
 3-1 巡幸から行幸へ――1890年の行幸
 3-2 嘉仁皇太子の少年時代――1900年巡啓前史
 3-3 皇太子、初めて九州へ――1900年巡啓
 3-4 人民との接近――1902, 03年の巡啓
 3-5 天皇の名代として――1907年の巡啓と行啓(上)
 3-6 韓国訪問――1907年の巡啓と行啓(下)
 3-7 全国巡啓の達成――1908-12年の巡啓と行啓
4 大正期の行幸と巡啓
 4-1 二つの〈視覚的支配〉の再整理
 4-2 大正天皇の悲劇――大正期の行幸
 4-3 裕仁皇太子の東宮御学問所時代――1915-20年の巡啓と行啓
 4-4 新しい政治空間の成立――1921, 22年の巡啓と行啓
 4-5 台湾訪問――1923年行啓
 4-6 二度目の全国巡啓の達成――1923-26年の巡啓と行啓
5 昭和初期の巡幸と行幸
 5-1 〈視覚的支配〉の収斂――満州事変勃発まで
 5-2 「可視化された帝国」の完成――十五年戦争期
6 結論

補遺1 「国体」の視覚化――大正・昭和初期における天皇制の再編
補遺2 戦中期の〈時間支配〉

地図
あとがき
増補版あとがき
索引

購入日:2013年6月24日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 発表原稿のための参考資料として購入。本書は、明治から昭和初期までの天皇や皇太子の行幸啓を政治思想史の立場から調査・研究した原武史の代表作。天皇が戦中期に行った行幸啓の行き先を調べていたが、資料が豊富で大変参考になった。その詳細かつ緻密な資料は、資料作りの参考にもなるが、読み物としても極めておもしろい。いろいろ刺激を受ける。鉄道ファンにもおすすめしたい。

未読日記743 『FLAT ⇆ BAROQUE 絵画があらわすもの』

2013-06-19 23:23:23 | 書物
タイトル:FLAT ⇆ BAROQUE 絵画があらわすもの : GALLERY SAZA EXHIBITION
compilation & text : 大森潤也
design : Ryotaro Sasame (Sprout)
発行:ひたちなか : Gallery Saza
発行年:c2013
形態:1枚 : 挿図 ; 26×72cm (折りたたみ26×19cm)
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 坪井康宏: 2013年6月18日-6月27日:Gallery Saza, 橋本トモコ: 2013年6月29日-7月8日:Gallery Saza
   タイトルは見出しによる
   形態は四つ折り
内容:
「絵画があらわすもの―“Flat”と“Baroque”のはざまで―」大森潤也
坪井康宏 図版/テキスト/略歴
橋本トモコ 図版/テキスト/略歴

頂いた日:2013年6月19日
 出品作家の方よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。橋本トモコ氏の絵画は、会場でこそ見たい(見るべき)作品なので今展も期待したい。
 ちなみに、不勉強で会場のギャラリーサザも企画者と思わしき大森潤也氏も今回初めて知った。水戸の先にギャラリーがあるとは知らなかった。調べたら20年以上もやっているよう。運営は併設のカフェ・サザコーヒー。